子どもの言語学習能力
言語獲得の基盤
定価:
3,850
円(本体
3,500
円+税)
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謝辞
訳者まえがき
第1章 展望
第2章 早期の関係性とシンボル状況
関係の文脈における言語発達
言語以前の意味の共有
共同注意の発達:言語学習にとっての特別な文脈
言語発達を支える相互交渉の多様な形態
象徴的手段と指示物との関係の形成
知覚的・表象的意味の共有
力動的シェマ化
シンボル状況―関係性からの結果
第3章 言語の世界へ:初期の段階
初期言語発達の研究方法
いつの語が語なのか
対象と出来事の表象のパターンの構成
語学習の例
1語発話の全体性
文脈依存的語
指示的な語の性質
語彙発達の速度:ボキャブラリー・スパート(Vaocabulary Spurt)
1語発話期の語:ヴィマンとマッキューンのデータの分析
まとめ
第4章 言語の認知的基盤
認知主義者のメタファーとそれを超えて
意識の状態としての心的表象
言語への移行期の子どもの認知発達
空間・時間の認識に関する実験結果
認識,概念,言語
カテゴリ化の研究
「概念」を定義すること
感覚運動的発達の指標と言語獲得に関する仮説
まとめ
第5章 移動-出来事,力動-出来事語と動詞への移行
経験における身体と心,そして意味の表出
タルミーによる移動-出来事
言語を伴わないイメージシェマ
力動-出来事の意味のカテゴリ
力動-出来事語と認知
力動-出来事語と初期の動詞
まとめ
第6章 表象的遊びと言語
表象的遊びの発達
遊びと言語における結合能力の比較
表象的遊びと母親と子どもとの間主観性
まとめ
第7章 音声発達:音声から語へ
話しことばへの過渡期の音声的スキル
音声運動的シェマ
音声運動的シェマの子音レパートリーと語の産出
音声運動的シェマのレパートリー:言語に関係する特定の子音スキルの尺度
指示的段階への過渡期にみられる音声運動的シェマの使用
指示的言語のレパートリーの予測
安定した語の子音的な基礎
音声運動的シェマと指示的語の発達との関連
初期の安定した語彙の際立った特徴:両唇と声門による産出
早期の指示的語の時期における「表象」と語の産出
子どもの個々の産出パターン
型の使用:マッキューンとヴィマンの実証的な結果の要約
まとめ
第8章 前言語的コミュニケーション:言語につながる母音的音声
なぜ母音的音声か
人間の乳幼児の母音的音声の使用に関する研究計画
コミュニケーションの起源についての分析
母音的音声の発達的シークエンス
母音的音声と指示的な語への移行
身振りの役割
伝達的母音的音声の始まりに伴う全般的な伝達の頻度の増加
発達的シークエンスの解釈
画期的な主張:言語的指示の基盤としての生理学と心的表象<
母音的音声に進化的役割があるのか
意図と産出
まとめ
第9章 言語発達と言語産出におけるダイナミックシステム
ダイナミックシステムと発達:その背景
言語発達におけるダイナミックシステム
統制パラメーターと指示的言語への変化
心的表象と他のダイナミック変数
文脈依存的語と指示的な言語のリアルタイムでの産出
語の知識の神経学的側面について考える
形態/意味の相乗作用
まとめ
訳者あとがき
引用文献
索引