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ストレス反応の自己統制機序に関する心理学的研究

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)
本書は、人間がストレス反応を自己制御するメカニズムについて、ダイナミックシステムズアプローチの観点から力動的に捉えモデル化する過程を述べたものである。

【著者略歴】
佐藤安子(さとう やすこ)
京都文教大学教授。1958年福岡県生まれ。82年九州大学文学部哲学科心理学専攻課程卒業、84年筑波大学大学院教育研究科修了。福岡市児童相談所非常勤心理判定員、九州大学医学部付属病院心療内科客員研究生などを経て、医療法人三世会河内総合病院常勤心理士、松下電器健康保険組合松下健康管理センター常勤臨床心理士として勤務。松下電器での仕事をしながら武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科博士後期課程で研究活動をする。04年京都文教大学助教授。11年より現職。博士(臨床教育学)。
目次を表示します。

第1章 ストレス反応を自己制御する仕組みの解明についての問題と本書の目的
 第1節 ストレスという概念の変遷
 第2節 ストレス対処についての考え方と自己制御
 第3節 本書の意義と目的
第2章 ストレス反応を自己制御する内的機構:研究1
 第1節 ストレス反応の生起と関係する内的機構に関する諸概念
 第2節 ストレス刺激に対する内的な処理過程を考える
第3章 ストレスモデレーターとしての内的機構:研究2
 第1節 開放系のモデルとして考えるストレスモデレーター
 第2節 ストレスモデレーターの構成要素とその力動
  第1項 ストレス自己制御評定尺度の作成:研究2-1
  第2項 ストレスモデレーターの力動性の探索的検討:研究2-2
  第3項 自覚的ストレスの高低がストレスモデレーターの構造に及ぼす影響:研究2-3
 第3節 ストレスを認知する条件によるストレスモデレーターの構造の変化
第4章 ストレスの高低がストレスモデレーターに及ぼす影響:研究3
 第1節 自覚的ストレスの高低の影響を検討する必要性
 第2節 ストレスモデレーターの力動性の検討1~自覚的ストレスの高低の影響~
  第1項 横断的ストレスの高低:研究3-1
  第2項 縦断的ストレスの高低:研究3-2
 第3節 ストレスの高低とストレスモデレーター
  第1項 ストレスの高低
  第2項 ストレスを自己制御する仕組みの検討
第5章 心理的対処スタイルと身体的健康がストレスモデレーターに及ぼす影響:研究4
 第1節 ストレス認知と心理的対処スタイル
 第2節 ストレスモデレーターの力動性の検討2~心理的対処スタイル、性別、ストレスの高低および身体的健康状態の影響~
  第1項 非臨床群と臨床群における心理的対処スタイルとストレスモデレーター:研究4-1
  第2項 臨床群における心理的対処スタイルとストレスモデレーター:研究4-2
 第3節 心理的対処スタイル、身体的健康とストレスモデレーター
第6章 ストレス反応を自己制御する過程の検討:研究5
 第1節 ストレス刺激のスクリーニングからストレス反応までの過程
 第2節 ストレス刺激への注目度とストレスモデレーター構造の関係
第7章 総括的考察
 第1節 ストレス反応を自己制御する要素
 第2節 ストレス反応を自己制御する仕組み
  第1項 ストレスモデレーターの量に影響を及ぼす要因
  第2項 ストレスモデレーターの構造に影響を及ぼす要因
  第3項 ストレスモデレーターはどのようにしてストレス反応を決めるのか
 第3節 心理的支援への展開
文献
謝辞
著者佐藤安子 著
発行年月日2011年12月15日
頁数194頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1882-3