博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

女子青年のアイデンティティ探求

関係性の観点から見た2年間の縦断研究

定価:本体 6,500 円+税

女子青年のアイデンティティ形成を「関係性」という新しい観点から検討。工夫された面接法と詳細な事例研究によってアイデンティティ形成のメカニズムに迫る。

【著者略歴】
杉村和美(すぎむら かずみ)
1966年に東京で生まれ、名古屋で育つ。1992年に名古屋大学大学院教育学研究科・博士後期課程中退。愛知学泉女子短期大学、追手門学院大学を経て、現在、名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター・学生相談総合センター助教授。専門は、発達心理学と臨床心理学で、とくにアイデンティティの発達に関心を持っている。
博士(教育心理学)。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
はじめに
第1章 青年期におけるアイデンティティ形成:
    関係性の観点からのとらえ直し
第1節 問題
第2節 関係性を重視する背景
 1. アイデンティティ形成における性差の研究
 2. 社会的文脈の中でのアイデンティティ形成の研究
第3節 関係性の観点からのアイデンティティのとらえ直し
 1. パラダイムの転換:本研究の立場
 2. アイデンティティ形成のプロセス:
    本研究における関係件の定義
 3. プロセスの根底にある要因
第4節 とらえ直されたアイデンティティ形成に関する研究課題
 1. 関係性をとらえる方法論の検討
 2. アイデンティティ形成のプロセスの検討
 3. 個人の変化プロセスの検討
 4. 女子青年への注目

第5節 本研究の目的と意義
 1. 本研究の目的
 2. 本研究の意義
第2章 関係性をとらえる方法論の検討:
   アイデンティティ探求における関係性のレベル
第1節 方法論の検討
 1. 問題と目的
 2. 面接法の開発
 3. 予備面接
第2節 関係性のレベルの提起
 1. 問題と目的
 2. 方法
 3. 結果
 4. 考察
第3章 2年間にわたる関係性のレベルの変化とその要因
第1節 問題と目的
第2節 方法
 1. 対象者
 2. 測度
 3. 手続き
第3節 結果
 1. 関係性のレベルの変化
 2. 関係性のレベルの変化に関わる要因
第4節 考察
 1. 関係性のレベルの変化
 2. 関係性のレベルの変化に関わる要因
 3. 要因との関連から見た各領域における変化の特徴
第4章 個人の変化プロセスの検討(1):
    安定した軌跡を示す個人について
第1節 問題と目的
第2節 方法
 1. 対象者
 2. 分析の手続き
第3節 結果
 1. 自己の視点の出現
 2. 自己の視点の深化と拡張
 3. プロセスの進展を規定する要因:親子関係の質に弟目して
第4節 考察
 1. 自己の視点の出現
 2. 己の視点の深化と拡張
 3. プロセスの進展を規定するする要因
第5章 個人の変化プロセスの検討(2):
    重要な変化を示す個人について
第1節 問題と目的
第2節 方法
 1. 対象者
 2. 分析の手続き
第3節 結果
 1. 高いレベルへの移行の基盤:親子関係の質に着目して
 2. レベル4への移行:関係の表象の構築
 3. レベル5への移行:異なるシステムの認識
 4. レベル6への移行:2つのシステムの協応
第4節 考察
 1. 重要な変化を示す個人における親子関係の質
 2. 関係性のレベルの移行のメカニズム
 3. 移行における感情の役割
第6章 結論と今後の課題
 第l節 本研究で得られた知見の概観
 第2節 アイデンティティ研究の新たな視点と方法論
 第3節 大学生のアイデンティティ形成において重要な時期と領域
 第4節 個人的文脈的要因との関連から見た個人の変化プロセス
 第5節 今後の課題
引用文献
おわりに
付録




著者杉村和美 著
発行年月日2005年12月25日
頁数202頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1536-5