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大学生の友人関係における気遣いの研究

向社会的・抑制的気遣いの規定因と影響

定価:本体 5,000 円+税

現代青年の友人関係を包括的に捉えた上で、その背景にある「気遣い」概念を定義。気遣いの向社会的及び抑制的側面からその個人差を検討し、青年期の友人関係研究の発展に貢献した。

【著者略歴】
満野史子(みつの ふみこ)
2007年 昭和女子大学人間社会学部心理学科卒業
2009年 昭和女子大学大学院生活機構研究科心理学専攻臨床心理学講座修士課程修了
2013年 昭和女子大学大学院生活機構研究科生活機構学専攻博士後期課程単位取得満期退学
2014年 博士(学術)
現在   昭和女子大学生活心理研究所特別研究員
      臨床心理士 学校心理士 精神保健福祉士
※データは刊行当時のものです※
目次を表示します。
第1章 現代青年の友人関係の特徴と諸問題
 1.1 はじめに
 1.2 心理学における友人関係研究の概観
  1.2.1 現代日本の青年期における友人関係の特徴
  1.2.2 友人関係の発達
  1.2.3 友人関係の形成と維持
  1.2.4 友人関係の個人差
  1.2.5 友人関係と文化
  1.2.6 友人関係と現代社会
 1.3 友人関係における気遣いの検討
  1.3.1 気遣いの概念と本論文における定義
  1.3.2 気遣いの測定
  1.3.3 友人関係における気遣いは問題傾向か、新しい「やさしさ」か
  1.3.4 気遣いの規定因と影響
 1.4 本論文の目的と意義、構成
  1.4.1 本論文の目的と意義
  1.4.2 本論文の構成
第2章 大学生における友人関係の特徴とその動機づけおよび友人満足度との関連
 2.1 本章の問題と目的
 2.2 方法
 2.3 結果
  2.3.1 友人関係尺度の因子分析
  2.3.2 友人関係尺度の確認的因子分析
  2.3.3 友人関係への動機づけ尺度の因子分析
  2.3.4 コミュニケーション内容尺度の因子分析
  2.3.5 友人満足度の信頼性
  2.3.6 基礎統計
  2.3.7 友人関係類型化のためのクラスター分析
  2.3.8 友人関係の動機づけ尺度による判別分析
  2.3.9 友人関係類型の3群とコミュニケーション内容および友人満足度との関連
  2.3.10 友人関係への動機づけ、友人との付き合い方とコミュニケーション内容、友人満足度の関連
 2.4 考察
  2.4.1 友人関係の全体像
   2.4.1.1 友人関係の各類型の特徴
  2.4.2 友人関係への動機づけ、友人との付き合い方とコミュニケーション内容、友人満足度の関連
  2.4.3 気遣いの概念と測定の再検討
  2.4.4 まとめと課題
第3章 友人への気遣いの規定因:気遣い尺度の作成と妥当性の検討
 3.1 本章の問題と目的
 3.2 方法
  3.2.1 予備調査
  3.2.2 本調査
 3.3 結果
  3.3.1 友人への気遣い尺度の因子分析
  3.3.2 友人への気遣い尺度の確認的因子分析
  3.3.3 友人を気遣う理由尺度の因子分析
  3.3.4 個人主義と集団主義尺度の因子分析
  3.3.5 青年期用多次元的共感性尺度の因子分析
  3.3.6 ENDCOREs尺度の因子分析
  3.3.7 他の尺度の信頼性
  3.3.8 基礎統計
  3.3.9 気遣いの規定因の検討
   3.3.9.1 文化的要因、傷つきやすさ、罪悪感と気遣いの関連
   3.3.9.2 共感性、コミュニケーション・スキルと気遣いの関連
 3.4 考察
  3.4.1 気遣い尺度の信頼性と妥当性
  3.4.2 向社会的気遣いの規定因
  3.4.3 抑制的気遣いの規定因
  3.4.4 まとめと課題
第4章 友人への気遣いが友人関係、親友満足感、ストレス反応に与える影響
 4.1 本章の問題と目的
 4.2 方法
 4.3 結果
  4.3.1 友人への気遣い尺度の確認的因子分析
  4.3.2 友人関係尺度の確認的因子分析
  4.3.3 ストレス反応尺度の因子分析
  4.3.4 他の尺度の信頼性
  4.3.5 基礎統計
  4.3.6 気遣いと友人との付き合い方、親友満足感、ストレス反応との関連
 4.4 考察
  4.4.1 気遣いが友人関係および適応状態に及ぼす効果
  4.4.2 気遣いが親友満足感に及ぼす効果
  4.4.3 気遣いがストレス反応に及ぼす効果
  4.4.4 まとめと課題
第5章 気遣いとストレッサーおよび友人満足感との関連:友人関係の新密度に注目して
 5.1 本章の問題と目的
 5.2 方法
  5.2.1 予備調査
  5.2.2 本調査
 5.3 結果
  5.3.1 友人への気遣い尺度の確認的因子分析
  5.3.2 対人ストレッサー尺度の因子分析
  5.3.3 友人関係の中間距離満足感尺度の主成分分析
  5.3.4 他の尺度の信頼性
  5.3.5 基礎統計
  5.3.6 親密度の違いによる気遣い、対人ストレッサー、満足感の差
  5.3.7 対人ストレッサーと気遣い、親友満足感、中間距離満足感の関連
 5.4 考察
  5.4.1 親密度による気遣い、対人ストレッサー、満足感の違い
  5.4.2 気遣いと親友満足感・中間距離満足感の関連
  5.4.3 対人ストレッサーと気遣いおよび満足感の関連
  5.4.4 まとめと課題
第6章 総括と展望
 6.1 本章の目的
 6.2 現代大学生の友人関係の全体像
 6.3 気遣い尺度の信頼性と妥当性
 6.4 気遣いの規定因と影響
 6.5 本研究の意義
 6.6 今後の課題

引用文献
付録
謝辞
著者満野史子 著
発行年月日2015年11月30日
頁数176頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2108-3

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