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通常学級在籍の病気の子どもと特別な教育的配慮の研究

定価:本体 8,500 円+税

慢性疾患の子どもの9割が在籍する通常学級の問題点を特別ニーズ教育の視点から明らかにし、通常学級での理解と支援のあり方を考える。

【著者略歴】
猪狩恵美子(いかり えみこ)
1950年 大分県別府市生まれ
1973年 京都大学文学部史学科卒業
1973年 東京都立養護学校教諭として勤務(~2005)
2001年 東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程障害児教育専攻修了
2003年 全国訪問教育研究会会長(~2012)
2005年 福岡教育大学特別支援教育講座教授(~2014)
2006年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程発達支援講座修了 博士(教育学)
2013年 全国病弱教育研究会会長
2014年 福岡女学院大学人間関係学部子ども発達学科教授
現在に至る
専攻:障害児教育,病弱児教育,肢体不自由教育,訪問教育。
※データは刊行当時のものです※ 
目次を表示します。
刊行によせて:病気の子どものインクルーシブ教育を拓く(髙橋 智)
序章 研究の課題と方法
 Ⅰ.問題の所在
  はじめに 特別支援教育開始と通常学級における病気療養児の教育保障
  1.通常学級在籍の病気の子どもの実態と特別な教育的配慮に関する問題
    (80年代から特別支援教育の開始まで)
  2.通常学級における病気による長期欠席の問題(90年代以降)
 Ⅱ.研究の目的と視点
 Ⅲ.論文の構成と内容
  引用・参考文献
第1部 通常学級における病気の子どもの教育実態と特別な教育的配慮の課題
第1章 通常学級在籍の病気の子どもの問題に関する研究動向
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.通常学級在籍の病気の子どもの学校生活上の問題
  2.1 小児医療における問題把握
  2.2 病弱教育における問題把握
  2.3 学校保健における問題把握
  2.4 通常学級在籍の病気の子どもの特別ニーズ教育の課題
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに
第2章 養護教諭からみた今日の学校保健問題
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 通常学校における学校保健の動向
   2.1.1 養護教諭の職務をめぐる現状
   2.1.2 学校保健委員会と学校医
   2.1.3 子どもの保健室利用と健康問題
  2.2 保健室登校からみた子どもの健康と発達の問題
   2.2.1 保健室登校をする子どもの状況
   2.2.2 保健室登校の子どもへの対応
   2.2.3 保健室登校への対応の課題
  2.3 長期欠席からみた子どもの健康と発達の問題
   2.3.1 病気長欠の子どもの状況
   2.3.2 病気長欠への学校の対応
 Ⅲ.考察
  3.1 養護教諭の職務の現状
  3.2 子どもの保健室利用と健康問題
  3.3 病気長欠の子どもの実態と課題
 Ⅳ.おわりに
  〔資料1〕「通常学級在籍の病気の子どもの教育に関する実態調査」(養護教諭用)調査票
第3章 東京都内の公立小・中・高校の養護教諭調査からみた病気の子どもが有する学校生活の困難・ニーズ
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 病気の子どもの学校生活の実態と特別ニーズ
   2.1.1 通常学級における病気の子どもの在籍
   2.1.2 病気の子どもの実態把握
   2.1.3 病気の子どもの学校生活上の問題
   2.1.4 学校の対応
   2.1.5 連携・協力が必要な学校外機関
   2.1.6 病気による長期欠席児童・生徒の実態
  2.2 病気の子どもの学校生活保障に必要な改善課題
  2.3 自由記述にみる病気の子どもの学校生活の実態と課題
   2.3.1 今日の健康問題全般とその中での病気の子ども
   2.3.2 病気の子どもの実態の捉え方
   2.3.3 教育保障の課題
   2.3.4 病気の子どもの受け入れのための具体的要望
   2.3.5 校内理解と外部機関との連携
   2.3.6 教職員の研修
   2.3.7 病弱教育制度
   2.3.8 高校入試・高校教育制度
   2.3.9 自由記述のまとめ
 Ⅲ.考察
  3.1 病気の子どもの在籍と実態把握
  3.2 学校の対応
  3.3 校外機関との連携
  3.4 長期欠席の実態把握
 Ⅳ.おわりに
第4章 東京都内の保護者調査からみた病気の子どもが有する学校生活の困難・ニーズ
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 回答者の子どもの病気・療養の実態
  2.2 通常学級の選択と理由
  2.3 学校生活での保護者の不安と負担
  2.4 学校への報告や相談
  2.5 学校医・主治医との相談・連絡
  2.6 学習保障
  2.7 病気の子どもの学校生活上で必要な配慮・援助
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに
  〔資料2〕「通常学級在籍の病気の子どもの学校生活に関する実態調査」(保護者用)調査票
第5章 通常学級在籍の病気の子どもの特別な教育的配慮の課題
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.病気の子どもの学校生活の実態と特別な教育的ニーズ
  2.1 病気の子どもの実態把握の問題
  2.2 病気の子どもへの対応とその評価
  2.3 病気の子どもの学習保障の実態
 Ⅲ.通常学校における学校保健と病気の子どもの問題
  3.1 学校保健の現状
  3.2 病気の子どもと多様な教育ニーズを有する子ども
 Ⅳ.おわりに
第2部 通常学級在籍の病気長欠児の困難・ニーズの実態と特別な教育的配慮の課題
第6章 通常学級在籍の病気長欠児問題に関する研究動向
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.長期欠席問題の研究動向
  2.1 厚生省心身障害研究「長期療養児の心理的問題に関する研究」(1994年度)にみる病気長欠問題
  2.2 不登校による長期欠席と病気による長期欠席
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに
  引用・参考文献
第7章 東京都内の公立小・中学校の養護教諭からみた病気長欠児の困難・ニーズ
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 病気長欠児の有無
  2.2 欠席の状態
  2.3 病気の状態
  2.4 病気長欠の要因
  2.5 病気長欠の判断理由
  2.6 病気長欠児への学校の対応
  2.7 学校の主たる対応者
  2.8 病気長欠前後の対応・援助
  2.9 学校の対応・援助への自己評価
  2.10 医師との連携
  2.11 学校外機関との連携・協働
  2.12 病弱教育機関との連携・協働
  2.13 病気長欠の個別事例にみる対応・援助の検討
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに 
  〔資料3〕「病気による長期欠席に関する実態調査」(養護教諭用)調査票
第8章 東京都内の公立小・中学校の学級担任からみた病気長欠児の困難・ニーズ
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 欠席と病気の状態
   2.1.1 欠席状態
   2.1.2 病気の状態
   2.1.3 病気長欠と判断した根拠
  2.2 長期欠席中の治療状況
  2.3 病気以外の要因の有無
  2.4 学級担任とのコミュニケーション
  2.5 学習援助
  2.6 長期欠席後の健康状態と生活の様子
  2.7 支援の校内体制と校外機関との連携
   2.7.1 中心となるべき援助者
   2.7.2 校内組織の有無と連携
   2.7.3 校外機関との連携
   2.7.4 病弱教育機関との連携
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに
  〔資料4〕「病気による長期欠席児の学校生活に関する実態調査」(学級担任用)調査票
第9章 東京都内の本人・保護者調査からみた病気長欠の困難・ニーズ
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 回答者の概要と病気長欠の状況
  2.2 病名・病状の学校へ告知・説明
  2.3 病気長欠中の不安
  2.4 病気長欠中の学習
  2.5 学校に求める配慮・援助
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに
  〔資料5〕「病気による長期欠席の実態と支援に関する本人調査」(東京都内)調査票
第10章 全国病弱養護学校高等部在籍の病気長欠経験者調査からみた病気長欠の困難・ニーズ
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.調査の結果
  2.1 回答された事例の概要と学校生活全般の状況
   2.1.1 回答された事例の年齢構成と性別
   2.1.2 解答された事例の病名
   2.1.3 在籍した校種と病弱養護学校への入学・転学時期
  2.2 通常学級在籍中の学校生活上の問題と学校との共通理解
   2.2.1 学校への病名・病状の告知・説明
   2.2.2 学校生活で生じた問題
   2.2.3 学校生活に関する相談相手
   2.2.4 学校生活の問題に対する学校の理解
  2.3 病気長欠中の困難・ニーズと支援の実際
   2.3.1 回答された事例の病気長欠日数とその推移
   2.3.2 長期欠席となった理由
  2.4 長期欠席中の不安
  2.5 学校や友人の対応で嬉しかったこと・いやだったこと
  2.6 学校への要望,友人への要望
  2.7 長期欠席中の学習の問題
  2.8 長期欠席中の支援に関する要望
 Ⅲ.考察
 Ⅳ.おわりに
  〔資料6〕「病気による長期欠席の実態と支援に関する本人調査」(全国・病弱養護学校高等部用)調査票
終章 研究のまとめと今後の課題
 Ⅰ.本研究の総括
 Ⅱ.今後の研究課題

文献一覧
あとがき
索引
著者猪狩恵美子 著
発行年月日2016年05月31日
頁数342頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2136-6

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