博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

学生相談活動の発展に寄与する要因についての研究

学生相談機関の発展と活動の充実のための処方箋

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)

日本における学生相談機関の「発展」に焦点を当て、米国との比較から歴史的経緯を考察。利用促進ならびに組織としての相談体制の発展に寄与する要因について実証的に検討し、今後の課題を明らかにする。

【著者略歴】
伊藤直樹(いとう なおき)
1967年 東京都に生まれる
1990年 東京大学教育学部卒業
1992年 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了
1996年 東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学
札幌市こぶし館精神科ソーシャルワーカー、学習院大学学生相談室相談員、埼玉工業大学工学部専任講師、明治大学文学部専任講師、同准教授を経て、現在、明治大学文学部教授
臨床心理士、精神保健福祉士、博士(人間学)

主要著作
『教師をめざす人のための青年心理学』(齋藤憲司監修、伊藤直樹編著、学陽書房、2006年)
『教育臨床論―教師をめざす人のために』(伊藤直樹編著、批評社、2009年)ほか
目次を表示します。
はじめに
第1章 日本およびアメリカにおける学生相談の発展経緯の比較検討(研究Ⅰ)
 1-1 日本における学生相談の現状
 1-2 アメリカにおける学生相談の発展経緯
  1-2-1 アメリカにおける学生相談の歴史
  1-2-2 アメリカにおける学生相談の発展の特徴
 1-3 日本における学生相談の発展経緯
  1-3-1 日本における学生相談の歴史
  1-3-2 日本における学生相談の発展の特徴
 1-4 日米の学生相談の発展経緯の比較
 1-5 本書における問題設定および目的と構成
  1-5-1 本書における問題設定
  1-5-2 本書の目的
  1-5-3 本書の構成
  1-5-4 本書における用語の定義
第2章 学生相談機関の利用促進に寄与する要因に関する研究(研究Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ)
 2-1 はじめに
 2-2 学生相談機関の再開室過程における実践の分析(研究Ⅱ)
  2-2-1 問題と目的
  2-2-2 方法
  2-2-3 結果
  2-2-4 考察
 2-3 学生相談機関に対するイメージおよび周知度と来談意思の関係(研究Ⅲ)
  2-3-1 問題と目的
  2-3-2 方法
  2-3-3 結果
  2-3-4 考察
 2-4 学生相談機関のガイダンスが利用促進に与える効果(研究Ⅳ)
  2-4-1 問題と目的
  2-4-2 研究Ⅳ-1
   2-4-2-1 目的
   2-4-2-2 方法
   2-4-2-3 結果
   2-4-2-4 考察
  2-4-3 研究Ⅳ-2
   2-4-3-1 目的
   2-4-3-2 方法
   2-4-3-3 結果
   2-4-3-4 考察
  2-4-4 研究Ⅳ-3
   2-4-4-1 目的
   2-4-4-2 方法
   2-4-4-3 結果
   2-4-4-4 考察
  2-4-5 研究Ⅳのまとめ
 2-5 第2章のまとめ
第3章 学生相談機関の類型化と組織としての発展に寄与する要因に関する研究(研究Ⅴ)
 3-1 はじめに
 3-2 問題と目的
 3-3 方法
  3-3-1 質問紙の作成
  3-3-2 調査の実施
 3-4 結果
  3-4-1 学生相談機関規定尺度の作成
  3-4-2 学生相談のクラスタリング
  3-4-3 各クラスタの特徴の明確化
  3-4-4 学生相談機関の発展に寄与する要因の分析
  3-4-5 クラスタ別に見たウェイトが大きい活動の分析
 3-5 考察(第3章のまとめ)
  3-5-1 学生相談機関の類型の特徴について
  3-5-2 学生相談機関の発展に寄与する要因について
  3-5-3 学生相談機関を類型化してとらえる意義
  3-5-4 アメリカの学生相談機関の分類
  3-5-5 本研究の限界と今後の課題
第4章 ウェブサイトを活用した学生相談機関の利用促進のための情報発信に関する研究(研究Ⅵ・Ⅶ・Ⅷ)
 4-1 はじめに
 4-2 日本の大学の学生相談機関におけるウェブサイトを活用した情報発信(研究Ⅵ)
  4-2-1 目的
  4-2-2 方法
  4-2-3 結果
  4-2-4 考察
 4-3 アメリカの大学の学生相談機関におけるウェブサイトを活用した情報発信(研究Ⅶ)
  4-3-1 目的
  4-3-2 方法
  4-3-3 結果
  4-3-4 考察
 4-4 日本およびアメリカの大学の学生相談機関におけるウェブサイトを活用した情報発信の比較研究(研究Ⅷ)
  4-4-1 目的
  4-4-2 方法
  4-4-3 結果
  4-4-4 考察
 4-5 第4章のまとめ
第5章 総合考察
 5-1 はじめに
 5-2 日本およびアメリカにおける学生相談の発展経緯の比較検討(研究Ⅰ)の成果から
 5-3 学生相談機関の利用促進に寄与する要因に関する研究(研究Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ)の成果から
 5-4 学生相談機関の類型化と組織としての発展に寄与する要因に関する研究(研究Ⅴ)の成果から
 5-5 ウェブサイトを活用した学生相談機関の利用促進のための情報発信に関する研究(研究Ⅵ・Ⅶ・Ⅷ)の成果から
 5-6 学生相談活動の実践への示唆~あなたが学生相談機関のカウンセラーになったときに、学生相談活動および学生相談機関の発展のためにすべきこと~
 5-7 本書の限界と今後の課題

文献一覧
初出一覧
あとがき
資料 本書における研究で使用した質問紙
著者伊藤直樹 著
発行年月日2018年01月10日
頁数256頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2199-1