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ミルトンの芸術の理論的研究(下)

定価:本体 16,000 円+税

ミルトンの芸術作品における霊感(芸術的・宗教的)を探りつつ、彼の世界を支配する芸術的法則性を、理論的に作品に即して把えんとする論著。

【著者略歴】
森谷峰雄(もりたに みねお)
1944年香川県生まれ。
1968年東京教育大学文学部文学科英文学専攻卒業。
1972年四国学院大学講師を経て、1978年佛教大学に奉職。
現在佛教大学文学部教授。
人文学博士
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
ジョージ・ウエスレイ・ホワイティングの激励
緒言
まえがき

序論
 (一)ミルトン研究の目的
 (二)理論的研究の必然性
 (三)二単位リズムと三単位リズム
 (四)感情適合的形成
 (五)実在・非実在の原理
 (六)主題
第一部 サタンの側から
 小序論
 Ⅰ 地獄の中のサタン
  一 サタンの矛盾
  二 サタンの虚栄の修羅場―地獄の評議会―
  (A)ピグミー変化
  (B)サタンの異性体的輝き
  (C)堕落天使達の論争
  (D)論争の意義
 Ⅱ 旅するサタン
  一 サタンの「罪」と「死」との遭遇
  (A)[罪」と「死」の描写の意義
  (B)遭遇の意義
  二 混沌界を越えるサタンの苦労
   (A)混沌界
   (B)サタンの厳しい労力
  三 混沌界を過ぎて
   (A)煉獄
   (B)サタンのユリエル騙し
 Ⅲ 地上のサタン
  一 堕落前
   (A)偶然の契機
   (B)サタンの心象の現象
   (C)サタンのイブ疑似誘惑
  二 サタンのイブ誘惑
   (A)サタンのエデンへの戻り
   (B)サタンの下降と上昇
   (C)サタンの三つの躊躇
   (D)サタンの人間捜索
   (E)現実のサタンのイブ誘惑
   (F)サタンはイブの堕落に成功する
 Ⅳ イブを誘惑した後のサタン
  一 御子のサタンの裁き
  二 地獄途上のサタン
  三 地獄におけるサタン
第二部 神の側から
 小序論 
 Ⅰ 天地創造
  一 天地創造の神の目的
  二 神の創造の計画
  三 御子の世界創造
 Ⅱ 救済史
  一 人間の堕落の預言
  二 人間の救済の預言
  三 御子の贖罪の預言
  四 沈黙
  五 御子の受肉の預言
  六 帰負説
   (A)似像(Image)と性質(Nature)
   (B)帰負された義
   (C)天の愛は地獄の憎しみを凌駕する
   (D)ミルトンの預言者的意識
  七 御子の栄光化
   (A)御子の栄光化
   (B)リズム運動
  八 御子の再臨の預言
   (A)最後の審判
   (B)第二の死
   (C)永遠の救済
  九 賛歌
 Ⅲ 神は天使を送る
  一 ラファエルを送る神の動機
  二 ラファエルの講義
   (A)不従順と切迫する危機への警告
   (B)不遜な知識への警告
   (C)イブへの屈服に対する警告
 Ⅳ 回復された楽園の胚芽
第三部 人間の側から
 序論
 Ⅰ 堕落前
  一 ミルトンの秘儀的描写
   (A)イブについて
   (B)楽園について
  二 アダムとイブとの理想の関係
  三 イブの夢
   (A)サタンによるイブの疑似誘惑の一二の段階
   (B)二単位リズムと突然性
   (C)イブの飛翔の意味
  四 アダムによるイブの夢の説明
   (A)さまよいの概念
   (B)「神」(“God”)(Ⅴ,117)は天使達
   (C)イブはまだ無垢である
  五 ラファエルのエデン訪問
   (A)アダムとイブの庭仕事が神の憐れみを誘因する
   (B)ラファエルの食物論講義
   (C)ラファエルの自由意志の諫め
   (D)イブの誘惑におけるラファエルの役割
  六 アダムとイブの別れの朝
   (A)イブの主導権
   (B)アダムとイブとの間の会話の分析
   (C)対照的形式
   (D)イブの徳とアダムの弱点
   (E)アダムの理性不足
   (F)イブの無意識的誇り
 Ⅱ 堕落
  一 イブの堕落
   (A)誘惑の雰囲気
   (B)イブのグノーシスへの潜在意識的願望
   (C)イブの天国の事情に対する願望の増大
   (D)イブのサタンへの降伏
  二 アダムの堕落
   (A)イブの罪に対するアダムの衝撃
   (B)アダムの悲しみの独白
   (C)アダムの愛に対するイブの賞賛
   (D)原罪の完成
Appendix
Notes
Bibliograph
著者森谷峰雄 著
発行年月日2012年03月31日
頁数718頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1927-1
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