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産業教育史学研究日本女子産業教育史の研究

定価:本体 13,000 円+税
前編で、女性と産業の教育関係を歴史的に総説し、後編で女性の産業教育機関(各種学校、徒弟学校、職業学校、工・農・商の実業学校、専門学校)について細説する。

【著者略歴】
三好信浩(みよし のぶひろ)
1932年 大分県に生まれる
     広島大学大学院教育学研究科博士課程修了,教育学博士
     茨城大学助教授,大阪市立大学助教授,広島大学教授,
     甲南女子大学教授,比治山大学学長を経て
現 在 広島大学名誉教授,比治山大学名誉教授
専 攻 教育史
目次を表示します。
まえがき
前編 総説 ―女性と産業の教育関係史
 第一章 日本歴史の中の働く女性像
  第一節 中世以前の女性の姿
  第二節 『女大学』の二つの顔
  第三節 近世農書の中の女性
  第四節 近世町人社会の女性労働
   1 職人階層の女性労働
   2 商人階層の女性労働
  第五節 女性と養蚕技術
 第二章 蚕糸業の近代化と女性
  第一節 明治初年の養蚕啓蒙書
  第二節 西洋式工女伝習の開始
   1 富岡製糸場
   2 勧工寮女工場
  第三節 伝習から教育への移行
   1 京都女紅場
   2 東京蚕業講習所
  第四節 蚕業学校の女生徒
   注
 第三章 世界の中の日本の進路
  第一節 文部省の把捉した西洋情報
   1 定期刊行物
   2 単行出版物
  第二節 西洋列強の女子教育
   1 フランス
   2 イギリス
   3 ドイツ
   4 アメリカ
  第三節 手島精一に見る日本の選択
   注
 第四章 女性教育家の産業教育論
  第一節 良妻賢母論の諸相
  第二節 下田歌子の助詞技芸教育論
   1 女子教育界の才華
   2 婦人の職業と技芸
   3 実践女学校と女子工芸学校の経営
  第三節 嘉悦孝子の女子商業教育論
   1 女子商業教育の開拓者
   2 家事経済と職業問題
   3 女子商業学校の経営
   注
 第五章 女性の職業案内書
  第一節 女子職業案内書の刊行状況  
  第二節 男性の職業とのちがい
  第三節 女性の職業の種類
   1 女性の職業の分類
   2 繊維女工の位置づけ
   3 産業に関する新職業
   注
 第六章 婦人職業問題と両大戦の影響
  第一節 婦人の職業問題
   1 婦人職業問題をめぐる論調
   2 森戸辰男による問題点の整理
  第二節 繊維女工の教育問題
   1 繊維女工の労働状況
   2 イギリスと日本のちがい
   3 繊維女工の教育実態
   4 鐘渕紡績と郡是製糸の女工教育
  第三節 第一次世界大戦の影響
   1 世界の動向と日本の状況
   2 平塚らいてうの母性保護論
   3 山川菊栄の女性解放論
  第四節 第二次世界大戦の影響
   1 アメリカとドイツと日本
   2 桐原葆見の女子職業教育論
   3 大戦末期の大変動
   4 戦時産業戦略の教育史的意味
   注
後編 細説―女性の産業教育機関
 第七章 女子の各種学校
  第一節 各種学校の簇生と女子教育
  第二節 各種学校から女子商業学校への昇格
   注
 第八章 助詞の徒弟学校
  第一節 徒弟学校の法制と女子教育
  第二節 女子徒弟学校の実業学科
   注
 第九章 女子の職業学校
  第一節 職業学校の法制と女子教育
  第二節 職業学校から女子商業学校への転換
   1 神奈川県の事例
   2 岡山県の事例
  第三節 職業学校から女子農業学校への転換
   1 千葉県の事例
   2 奈良県の事例
  第四節 職業学校の拡充・発展の事例
   1 共立女子職業学校
   2 大妻技芸学校
   3 和洋女子学院
   4 十佳女子高等職業学校
   注
 第十章 女子の農業学校
  第一節 女子農業教育論の展開
   1 農業の近代化と女性の課題
   2 農村改良問題と女子教育
   3 満蒙移民問題と女子教育
   4 戦時下の食糧増産問題と女子教育
  第二節 女子農業教育機関の施設状況
   1 戦時期女子農業教育機関一覧
   2 学校数の推移
   3 地域間の格差
  第三節 男女併設校の実態事例
   1 男女併設の利点と弱点
   2 青森県立柏木農学校
   3 岐阜県揖斐実業学校
   4 広島県立油木農学校
  第四節 女子独立校の実態事例
   1 多様な学校名称
   2 千葉県農会立家政女学校
   3 長野県南佐久家政女学校
   4 三重県立田丸実業女学校
   5 徳島県立板西高等実業女学校
  第五節 大戦末期の改編状況
   1 戦時非常措置方策と府県の対応
   2 秋田県増田女子農業学校
   3 山口県立小郡農業学校女子部
   4 鹿児島県立鹿屋農学校女子部農業科
   注
 第十一章 女子の商業学校
  第一節 女子商業教育論の展開
   1 商業の近代化と女性の課題
   2 良妻賢母論の新展開
   3 婦人の職業問題
   4 女子事務員の急需問題
  第二節 女子商業教育機関の施設状況
   1 戦前期女子商業教育機関一覧
   2 学校数の推移
   3 地域間の格差
  第三節 先駆的女子商業学校の実態事例
   1 明治・大正期創設の女子商業学校
   2 名古屋女子商業学校
   3 神戸市立女子商業学校
   4 横浜女子商業学校
  第四節 特色ある女子商業学校の実態事例
   1 日本女子商業学校
   2 岡山女子商業学校
   3 福岡女子商業学校
   4 桜丘女子商業学校
  第五節 大戦末期の改編状況
   1 戦時非常措置方策と府県の対応
   2 転換の諸形態とその事例校
   3 私立下関商業学校
   4 函館市立女子商業学校
   5 川内市立女子商業学校
 第十二章 女子の工業学校
  第一節 男子占有の工業教育と例外的事例
  第二節 大戦末期の改編状況
   1 戦時非常措置方策
   2 女子工業学校
   3 女子商工学校
   注
 第十三章 女子の専門学校
  第一節 農業系の女子専門学校
   1 蚕糸専門学校教婦養成科
   2 恵泉女子農芸専門学校
   3 大和女子農芸専門学校
  第二節 商業系の女子専門学校
   1 日本女子高等商業学校
   2 明治大学専門部女子部商科
   3 女子経済専門学校
   4 大阪女子経済専門学校
   注
あとがき
人名・事項索引
著者三好信浩 著
発行年月日2012年06月30日
頁数468頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1933-2
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