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高等学校の日本文化理解教育

定価:本体 2,800 円+税
我が国の伝統や文化の価値を理解し、継承・発展させるための教育の必要性を問う。高等学校の実践事例を詳細に検討した学校現場での日本文化理解教育の指針となる書。

【著者略歴】
永添祥多(ながそえ しょうた)
1958年(昭和33年) 山口県下関市生まれ
九州大学大学院人間環境学研究科発達・社会システム専攻教育学コース(教育社会史)博士後期課程修了、博士(教育学)九州大学
大分県及び山口県の県立高等学校教諭(日本史担当)、九州大学非常勤講師を経て、現在、西日本工業大学工学部教授(教職課程担当)
目次を表示します。
はじめに
序章
 第1節 日本文化理解教育とは
  1、日本文化理解教育の定義と本書の目的
  2、日本文化理解教育の概念整理
   (1)和文化教育について
   (2)和文化教育以外の伝統や文化に関する教育について
 第2節 日本文化理解教育の必要性
  1、必要とされるようになってきた背景
  2、法令での規定
  3、なぜ高等学校で特に必要なのか
 第3節 『高等学校学習指導要領』と日本文化理解教育
  1、『高等学校学習指導要領』における伝統や文化の取り扱い
   (1)総則での規定
   (2)各教科・科目での規定
  2、『高等学校学習指導要領』に規定された伝統や文化に関する教育の問題点
 第4節 日本文化理解教育の研究動向と本書の構成
  1、先行研究と本書の意義
  2、本書の構成
第1章 東京都教育委員会と兵庫県教育委員会による日本文化理解教育の推進
はじめに
 第1節 東京都教育委員会と兵庫県教育委員会の事業の特質
  1、事業開始の背景
  2、事業の概要
 第2節 日本文化理解教育のカリキュラム開発
  1、カリキュラム開発の過程
  2、カリキュラムの特質
   (1)教育目標
   (2)指導内容
   (3)指導の方法及び形態
   (4)評価規準の傾向
 第3節 日本文化理解教育の実践
  1、実践校の状況
   (1)東京都の場合
   (2)兵庫県の場合
  2、実践の成果―東京都の場合―
 おわりに―日本文化理解教育推進上の課題―
第2章 東京都教育委員会による「日本の伝統・文化理解教育推進事業」
 はじめに
 第1節 「日本の伝統・文化理解教育」推進会議の役割
  1、「日本の伝統・文化理解教育」推進会議の設置
  2、「日本の伝統・文化理解教育」推進会議で出された重要意見
  3、「日本の伝統・文化理解教育」推進会議の意義
 第2節 都立学校学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」のカリキュラムと開設状況
  1、学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」の目標
  2、学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」の指導内容
  3、学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」の指導の方法及び形態
  4、学校設定科目の具体例
   (1)6科目の例示
   (2)「江戸から東京、そして現代日本の文化」
  5、評価
  6、学校設定教科・科目としての特質
  7、学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」の開設状況
   (1)「学校設定教科・科目開設支援事業」の開始
   (2)平成19年度(初年度)における学校設定教科・科目「日本の伝統・文化」の開設状況
 おわりに
第3章 兵庫県教育委員会による「日本の文化理解推進事業」
 はじめに
 第1節 「日本の文化理解推進事業」の特質
  1、「日本の文化理解推進事業」開始の経緯
  2、「日本の文化理解推進事業」の概要
   (1)目標と内容
   (2)科目「日本の文化」構想委員会と科目「日本の文化」教材開発委員会の役割
 第2節 学校設定科目「日本の文化」のカリキュラムと実践の状況
  1、学校設定科目「日本の文化」のカリキュラムの特質
   (1)科目「日本の文化」の目標
   (2)科目「日本の文化」の指導内容
   (3)評価
   (4)学習単元(テーマ指導例)の具体例
  2、科目「日本の文化」の開設状況及び実践の状況
   (1)科目「日本の文化」の実践パターン
   (2)科目「日本の文化」開設校の状況
   (3)科目「日本の文化」開設以外の実践の状況
 おわりに―今後の課題―
第4章 チャレンジスクールにおける「日本の伝統・文化理解教育」
    ―東京都立大江戸高等学校を事例として―
 はじめに
 第1節 大江戸高等学校の開校と特色ある教育活動
  1、開校の経緯
  2、学校教育目標と目指す生徒像
  3、教育活動の特色
  4、入学者選抜の状況 
  5、生徒・教員の状況
 第2節 大江戸高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」の特質
  1、教育課程の特色と伝統・文化系列の存在
  2、学校設定教科「日本の伝統・文化」の特色
   (1)学校設定教科「日本の伝統・文化」の全体的特色
   (2)各科目の特色
  3、大江戸高等学校の役割
 第3節 大江戸高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」の成果
  1、生徒に関する成果
  2、学校の教育活動に関する成果
 おわりに―今後の課題―
第5章 エンカレッジスクールにおける「日本の伝統・文化理解教育」
    ―東京都立足立東高等学校と東京都立蒲田高等学校を事例として―
 はじめに
 第1節 足立東高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」
  1、エンカレッジスクール指定の経緯
  2、学校教育目標と教育活動の特色
   (1)学校教育目標
   (2)教育活動の特色
  3、足立東高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」の特質
   (1)教育課程上の位置づけ
   (2)「日本の伝統・文化理解教育」関連科目の内容
 第2節 蒲田高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」
  1、エンカレッジスクール指定の経緯
  2、学校教育目標と教育活動の特色
   (1)学校教育目標
   (2)教育活動の特色
  3、蒲田高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」の特質
   (1)教育課程上の位置づけ
   (2)「日本の伝統・文化理解教育」関連科目の内容
 第3節 エンカレッジスクールにおける「日本の伝統・文化理解教育」の成果
 おわりに―今後の課題―
第6章 国際高校における「日本の伝統・文化理解教育」
    ―東京都立国際高等学校を事例として―
 はじめに
 第1節 都立国際高等学校の開校と教育活動の特色
  1、都立初の国際高等学校の開校
  2、学校教育目標と教育活動の特質
 第2節 都立国際高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」の特質
  1、「日本の伝統・文化理解教育」導入の経緯
  2、教育課程の特色と学校設定教科「日本の伝統・文化」の内容
   (1)学校設定教科「日本の伝統・文化」の全体的特色
   (2)各科目の特色
 第3節 都立国際高等学校における「日本の伝統・文化理解教育」の意義
 おわりに―今後の課題―
第7章 兵庫県立高等学校における日本文化理解教育
 はじめに
 第1節 総合的な学習の時間での取り組み―兵庫県立西宮高等学校の事例―
  1、教育活動の特色と実践開始の経緯
  2、総合的な学習の時間「日本の文化」の特色
  3、特色ある授業の具体例
   (1)「『日本の文化』とは」の授業
   (2)「マンガ・アニメを海外に伝えるむずかしさ」の授業
  4、今後の課題
 第2節 学校設定科目「日本の文化」での取り組み―兵庫県立志知高等学校の事例―
  1、教育活動の特色と実践の背景
  2、科目「日本の文化」の特色
  3、特色ある授業の具体例―「地域の『遊びの文化』の伝承」の授業―
  4、成果と課題
 おわりに―2校の教育実践の意義―
第8章 高等学校における「武道・日本文化コース」の教育活動の特質
    ―福岡県立嘉穂高等学校を事例として―
 はじめに
 第1節 「武道・日本文化コース」開設の経緯
  1、学校の沿革と教育活動の特色
  2、コース開設の経緯
 第2節 「武道・日本文化コース」の教育活動の特質
  1、学校教育目標及びコース目標と求める生徒像
  2、コースの特色
  3、入学者選抜の状況
  4、生徒の状況とコース委員会の存在
  5、教育課程の全体的特色
  6、学校設定教科「日本文化」の特色
   (1)1年次・・・「日本文化実習」、「武道」、「日本文化購読」
   (2)2年次・・・「武道」、「日本文化購読」
   (3)3年次・・・「武道」、「日本文化探究」
  7、特色ある授業の具体例―「日本文化実習(華道)」の授業―
  8、進路の状況
 おわりに―今後の課題―
終章
  1、高等学校の日本文化理解教育の全体的特質
  2、日本文化理解教育の可能性
   (1)児童・生徒の変容
   (2)教員の資質・能力の向上
   (3)学校と地域社会との連携体制構築
   (4)国際理解教育の前進
   (5)学校経営の活性化
おわりに
著者永添祥多 著
発行年月日2009年09月30日
頁数314頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1756-7
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