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異文化間コミュニケーションにおける相互作用管理方略

文化スキーマ分析的アプローチ

定価:本体 14,000 円+税
文化スキーマ理論に基づき、各文化で獲得した方略スキーマにより、特定の相互作用の方略を選択することについて、実証的検証を試みた研究である。

【著者略歴】
佐々木由美(ささき ゆみ)
静岡県生まれ。慶應義塾大学経済学部助教授。1991年、米国ハワイ大学大学院コミュニケーション学修士号(MA)取得。2003年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人文科学博士号(Communication Studies)取得。1997~1999年、立教大学嘱託講師、2000年~慶應義塾大学経済学部専任講師、現在に至る。
目次を表示します。
 序章 研究の出発点と目的
 序論
  1.研究の出発点(1):異文化間コミュニケーション研究としての相互作用研究の必要性
  2.研究の出発点(2):異文化間コミュニケーション研究としての相互作用研究の外国語教育への応用の必要性
  3.各章の概要
第1部 異文化間コミュニケーション研究における問題の所在
 第1章 コミュニケーション学における異文化間コミュニケーション先行研究と問題点
  1.1 コミュニケーションスタイルの比較文化研究
  1.2 コミュニケーション学における異文化間コミュニケーションの相互作用過程研究
 第2章 社会心理学における異文化間コミュニケーションの談話分析研究
  2.1 異文化間コミュニケーションにおける言語要素の特徴と対人印象形成への影響
  2.2 異文化間コミュニケーションにおける会話開始部と話題転換の研究
  2.3 日本語文化圏成員同士の相互作用過程研究
 第3章 言語学における異文化間コミュニケーションの談話分析研究
  3.1 インターアクションの社会言語学における異文化間コミュニケーションの談話分析研究と問題点
   3.1.1 Gumperz,Tannenによる相互作用過程の研究
   3.1.2 インターアクションの社会言語学における談話分析研究
  3.2 第二言語習得研究における異文化間コミュニケーションの談話分析研究
   3.2.1 多様な言語接触場面における異文化間コミュニケーション:日本語母語話者の相互作用方略の研究
   3.2.2 日本語母語話者同士の相互作用方略の研究
   3.2.3 日本語による異文化間コミュニケーションにおける話者の相互作用方略の研究
   3.2.4 日本語母語話者と非母語話者の接触場面における母語話者の相互作用方略研究-フオリナートーク研究-
 第4章 エスノメソドロジスト(社会学)における異文化間コミュニケーションの会話分析研究
  4.1 会話分析(CA)の定義
  4.2 会話分析(CA)の手法による異文化間コミュニケーションの相互作用過程の研究
第2部 異文化間コミュニケーションの相互作用研究と文化スキーマ理論
 第5章 理論的枠組
  5.1 異文化間コミュニケーション能力としての相互作用管理方略の解明
  5.2 スキーマ理論と文化スキーマ理論
   5.2.1 スキーマ理論
   5.2.2 スキーマの種類
   5.2.3 文化スキーマ理論
  5.3 異文化間コミュニケーションの定義
   5.3.1 従来の異文化間コミュニケーションの定義
   5.3.2 スキーマ理論に基づく「文化」,「異文化間コミュニケーション」の定義
  5.4 プロダクションシステム
  5.5 スキーマ理論とプロダクションシステム
  5.6 相互作用管理の方略
   5.6.1 コミュニケーション能力の概要
   5.6.2 異文化間コミュニケーション能力の概要
   5.6.3 相互作用管理の方略
 第6章 研究の概要
  6.1 相互作用過程研究の方法論
   6.1.1 相互作用と相互作用管理の方略の定義
   6.1.2 融合的方法論の提案
  6.2 研究目的
  6.3 研究方法
   6.3.1 分析視点
   6.3.2 研究参加者
   6.3.3 データ収集法
   6.3.4 分析単位の定義
   6.3.5 分析方法
第3部 日本語文化圏成員の相互作用管理の方略
 第7章 日本語の同文化内・異文化間コミュニケーションにおける相互作用管理の方略の分析結果と考察
  7.1 文化スキーマ理論に基づく相互作用管理の方略の選ばれ方
  7.2 日本語文化圏の成員により選択される相互作用管理の方略の傾向
  7.3 発話機能の相互作用管理の方略
   7.3.1 同文化状況における発話機能の相互作用管理の方略
   7.3.2 異文化状況における発話機能の相互作用管理の方略
   7.3.3 文化状況間で異なる発話機能の相互作用管理の方略
   7.3.4 会話データにおける発話機能の相互作用管理の方略
  7.4 割込みの相互作用管理の方略
   7.4.1 同文化状況における割込みの相互作用管理の方略
   7.4.2 異文化状況における割込みの相互作用管理の方略
   7.4.3 会話データにおける割込みの相互作用管理の方略
  7.5 割込まれた際の相互作用管理の方略
   7.5.1 同文化状況における割込まれ発話継続の相互作用管理の方略
   7.5.2 異文化状況における割込まれ発話継続の相互作用管理の方略
   7.5.3 会話データにおける割込まれ発話継続の相互作用管理の方略
   7.5.4 同文化状況における割込まれ発話中断の相互作用管理の方略
   7.5.5 異文化状況における割込まれ発話中断の相互作用管理の方略
   7.5.6 会話データにおける割込まれ発話中断の相互作用管理の方略
  7.6 発話重なりの際の相互作用管理の方略
   7.6.1 同文化状況における重なり発話継続の相互作用管理の方略
   7.6.2 異文化状況における重なり発話継続の相互作用管理の方略
   7.6.3 会話データにおける重なり発話継続の相互作用管理の方略
   7.6.4 同文化状況における重なり発話中断の相互作用管理の方略
   7.6.5 異文化状況における重なり発話中断の相互作用管理の方略
   7.6.6 会話データにおける重なり発話中断の相互作用管理の方略
  7.7 ターン獲得・保持の相互作用管理の方略
   7.7.1 同文化状況におけるターン獲得の相互作用管理の方略
   7.7.2 異文化状況におけるターン獲得の相互作用管理の方略
   7.7.3 会話データにおけるターン獲得の相互作用管理の方略
   7.7.4 同文化状況におけるターン保持の相互作用管理の方略
   7.7.5 異文化状況におけるターン保持の相互作用管理の方略
   7.7.6 会話データにおけるターン保持の相互作用管理の方略
  7.8 言語レベルの相互作用管理の方略
   7.8.1 同文化状況における常体使用の相互作用管理の方略
   7.8.2 異文化状況における常体使用の相互作用管理の方略
   7.8.3 会話データにおける常体使用の相互作用管理の方略
   7.8.4 同文化状況における敬体使用の相互作用管理の方略
   7.8.5 異文化状況における敬体使用の相互作用管理の方略
   7.8.6 会話データにおける敬体使用の相互作用管理の方略
   7.8.7 同文化状況における言語レベル移行の相互作用管理の方略
   7.8.8 異文化状況における言語レベル移行の相互作用管理の方略
   7.8.9 会話データにおける言語レベル移行の相互作用管理の方略
  7.9 笑いの相互作用管理の方略
   7.9.1 同文化状況における実質発話中の笑いの相互作用管理の方略
   7.9.2 異文化状況における実質発話中の笑いの相互作用管理の方略
   7.9.3 会話データにおける実質発話中の笑いの相互作用管理の方略
   7.9.4 同文化状況におけるあいづち笑いの相互作用管理の方略
   7.9.5 異文化状況におけるあいづち笑いの相互作用管理の方略
   7.9.6 会話データにおけるあいづち笑いの相互作用管理の方略
  7.10 話題転換の相互作用管理の方略
   7.10.1 同文化状況における話題転換の相互作用管理の方略
   7.10.2 異文化状況における話題転換の相互作用管理の方略
   7.10.3 会話データにおける話題転換の相互作用管理の方略
   7.10.4 話題選択の相互作用管理の方略
 第8章 文化スキーマ理論に基づくコミュニケーションモデル
  8.1 文化スキーマ理論に基づく同文化内コミュニケーションモデル
  8.2 文化スキーマ理論に基づく異文化間コミュニケーションモデル
 第9章 相互作用管理の方略研究の外国語教育への応用の可能性
  9.1 外国語教育における問題の所在
  9.2 文化スキーマ理論の外国語教育への応用の可能性
 終章 今後の課題

重要用語解説
謝辞 
邦文参考文献
英文参考文献
ABSTRACT
著者佐々木由美 著
発行年月日2006年03月31日
頁数462頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1563-1