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理科教育的視点からみたドイツの総合的学習

定価:本体 11,500 円+税
理科教育的視点からドイツの総合的学習を考察し、郷土科が持つ理科教育的意義や中等理科との関連、並びに教育的機能を事象教授の導入に伴う改革を中心に解明。

【著者略歴】
宮野純次(みやの じゅんじ)
昭和33年 鹿児島県に生まれる
平成2年 広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学、京都女子大学・同短期大学部講師、助教授を経て現職。
平成6年 博士(教育学)
現 在 京都女子大学・同短期大学部 教授
理科教育、環境教育
目次を表示します。
まえがき
序章 研究の意図と方法
 第1節 本論文の意図
 第2節 先行研究の概要
 第3節 研究の視点と方法
第1章 郷土科成立期における社会的背景
 第1節 19世紀におけるドイツの科学教育
  1 19世紀のドイツ社会と科学教育
  2 初等普通教育制度の普及と初等理科教育
  3 体系的分科的理科教授思想と総合教育思想
 第2節 郷土科の理念的萌芽と郷土科論 
  1 教授原理としての郷土科
  2 教科論としての郷土科
  3 総合理科的郷土科論
 第3節 国民学校における実科の新設
第2章 郷土科の成立と理科教育的意義
 第1節 合科教授思想と郷土科教育
  1 諸教科統合の理念と合科教授運動
  2 ライプチッヒの合科教授
 第2節 郷土科の成立
  1 基礎学校における郷土科の特設
  2 ミュンヘンの場合
 第3節 郷土科の体系と理科教育的意義
  1 郷土科における原理
  2 郷土科における内容構成
  3 郷土科の理科教育的意義
第3章 東ドイツにおける郷土科
 第1節 郷土科における初等理科教育
  1 教育目的と教育制度
  2 郷土科の位置づけ
  3 郷土科における理科的領域
 第2節 戦後における郷土科の変遷
  1 戦後数年間の初等理科教育
  2 1951年の郷土科の廃止
  3 1955年の郷土科の再導入
  4 1959年の科目「郷土科的直観」の導入
  5 1967年の科目「郷土科」の導入
 第3節 新旧学習指導要領における理科的領域の取り扱い
  1 学習指導要領改訂の経緯
  2 改訂の理由と課題
  3 改訂の内容
 第4節 郷土科と就学前教育との関連
  1 幼稚園に関する法的規定
  2 幼稚園教育要領
  3 幼稚園における理科的領域
 第5節 郷土科と学校園科との関連
  1 学校園科導入の経緯
  2 学校園科の学習目標
  3 学校園科の学習内容
第4章 西ドイツにおける郷土科とそれへの事象教授の導入 
 第1節 西ドイツにおける郷土科
  1 教育目的と教育制度
  2 基礎学校における郷土科
第2節 郷土科から事象教授へ
  1 基礎学校改革の必要性
  2 合科教授及び郷土科に対する批判
  3 事象教授の成立
  4 事象教授における理科的領域
 第3節 事象教授における初等理科教育―州の事例
  1 ノルトライン・ヴェストファーレン州の場合
  2 ヘッセン州の場合
  3 バーデン・ビュルテンベルク州の場合
 第4節 東ドイツの郷土科と西ドイツの事象教授
  1 東・西ドイツにおける教育制度の対比
  2 郷土科と事象教授
  3 郷土科と事象教授における初等理科教育
第5章 事象教授の限界と「郷土及び事象教授」などの新たな事象教授への
展開
 第1節 事象教授への批判
  1 「学問志向」の解釈とカリキュラム構想の展開
  2 基礎学校改革批判と事象教授
  3 1980年代における事象教授の改革
 第2節 事象教授の新展開―州の事例
  1 ノルトライン・ヴェストファーレン州の場合
  2 バイエルン州の場合
  3 バーデン・ビュルテンベルク州の場合
 第3節 統一ドイツにおける初等理科教育の変革の動向
  1 教育改革の動向
  2 初等理科教育
第6章 事象教授における環境教育
 第1節 学校における環境教育
  1 環境教育の構想
  2 文部大臣会議の決議「環境と授業」
  3 文部大臣会議の報告書『学校における環境教育』
  4 基礎学校研究グループ『基礎学校の環境教育に関する勧告』
  5 連邦教育科学省『環境教育活動計画』
 第2節 環境教育の実践状況
  1 キール大学自然科学教育研究所(IPN)の調査報告
  2 基礎学校の環境教育に関する調査
 第3節 環境教育の展開
  1 環境教育の方向性
  2 環境教育のさまざまな取り組み
  3 環境教育の類型化
 第4節 環境教育の中核的役割としての事象教授
  1 環境教育の原則と環境テーマ領域
  2 単元の具体的な取り組み
 第5節 事象教授における教員養成
終章 まとめと環境を考慮した新たな事象教授の課題と展望
  1 研究のまとめ
  2 環境を考慮した新たな事象教授の課題と展望
あとがき 
著者宮野純次 著
発行年月日2005年02月28日
頁数266頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1489-4

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宮野純次・藤井浩樹 共著

定価:本体 2,600 円+税