博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

ブロンテ姉妹の風土

村と荒野をめぐる逸話

定価: 3,080 (本体 2,800 円+税)

本書は、『ジェイン・エア』の作者であるシャーロット、『嵐が丘』のエミリ、『ワイルドフェル・ホールの住人』のアンの三人のブロンテ姉妹が産まれ育った風土と生活の記録である。姉妹は19世紀初めにヨークシャーの片田舎で牧師の娘として生をうけ、詩や小説を残して若くして亡くなった。この本の作者は姉妹と同じ土地で暮らした人物で、作品の背景となる郷里の同胞として約80年前に書かれたものである。それだけに、地元ならではのエピソードやヨークシャー人の気質やことわざがいきいきと記録されている。また数多くのイラストは姉妹の作品に関連した通りや建物やムーアなどが描かれており、ブロンテ物語の風景をイメージとして眼前に示しており、文章とともに読者をブロンテワールドへ運んでいってくれる。

【著者・訳者】
エリザベス・サウスワート/作家
トーマス・マッケンジー/画家、銅版画家、木版画家

上野眞枝/早稲田大学文学部英文科卒業
目次を表示します。
訳者まえがき

第1章 ソーントンの東
第2章 ソーントンの南
第3章 ソーントンの中央
第4章 ソーントンの北
第5章 ソーントンの西
第6章 荒野
第7章 オクスノップ
第8章 ハワース
第9章 教会墓地と牧師館
第10章 ハワース教会
第11章 スタンベリー
第12章 ポンデン
第13章 嵐が丘
あとがき
著者エリザベス・サウスワート 著 上野眞枝 訳
発行年月日2006年09月15日
頁数268頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-1580-8