俊頼述懐百首全釈のイメージ

著者
木下華子・君嶋亜紀・五月女肇志・平野多恵・吉野朋美 共著
発行年月日
2003/10/15
頁数
266頁
判型
A5
ISBNコード
978-4-7599-1392-7

歌合・定数歌全釈叢書3

俊頼述懐百首全釈

定価8,800(本体 8,000円+税)

歌合や百首歌は独特の形態・意味を持ち、平安時代から中世にかけて盛んに行なわれた。本叢書ではこれらの作品群に光をあてる。全釈は本文異同の検討をふまえ〔通釈〕〔語釈〕〔参考〕などの各項目を備え、解説、歌句索引と系図・年表などの資料を付す。
【第3巻について】
『散木寄歌集』巻第九の巻末に置かれた百首歌で、目新しく奇異な歌材や措辞に彩られる。歌人俊頼の面目躍如たる作品に果敢に取り組む。

【著者略歴】
木下華子(きのした はなこ) 
昭和50年福岡県生。東京大学大学院博士課程在学中。
君嶋亜紀(きみしま あき) 
昭和49年東京都生。東京大学大学院博士課程在学中。
五月女肇志(そうとめ ただし)
昭和44年長崎県生。東京大学大学院研究生。
平野多恵(ひらの たえ)
昭和48年富山県生。日本学術振興会特別研究員。
吉野朋美(よしの ともみ)
昭和45年東京都生。白百合女子大学、聖心女子大学非常勤講師。

目次を表示

凡例 
全釈 
解説
 総説
 一 地名詠
 二 動植物詠
 三 万葉摂取
 四 述懐歌詠出の方法―摂取・類句をめぐって―
 五 後世への影響―俊恵・歌林苑をめぐって―
    冷泉家本解題
    参考文献
索引
あとがき