講座平安文学論究 第12輯のイメージ

著者
平安文学論究会 編
発行年月日
1997/9/15
頁数
384頁
判型
A5
ISBNコード
978-4-7599-1042-1

講座平安文学論究 第12輯

うつほ物語

定価13,200(本体 12,000円+税)


平安時代(院政期を含む)の物語・和歌・説話・漢詩文等すべてのジャンルにわたって、歴史学・美術史とも関連させ、新しい研究動向を見据えながら編纂された論文集。

目次を表示

「俊蔭」における歌物語的章段の成立―若小君登場の場面における重複文の解明(竹原崇雄) 
天の視座・地の視座―うつほ物語「沖つ白波」の巻の語り手分析(齋藤正志) 
霊異と栄誉―「楼の上」の主題―(野口元大) 
仲忠はなぜ検非違使別当をかけなかったのか―うつほ物語の〈家〉と芸能世界―(佐藤厚子) 
源正頼の結婚(西本香子) 
内侍督的世界―前半部の会話の論理(根本智治) 
そりはしのかなた(坂本信道)
宇津保物語、その離散的構造―王権をめぐって(宗雪修三) 
宇津保物語の思惟―音楽の力(三上満) 
『うつほ物語』の親族関係表現について―「親方」「親にす」「子にす」「親子の契り」「はらからの契り」―(室城秀之) 
うつほ物語と敦煌壁画・変文(網谷厚子) 
〈爛柯〉の物語史―「斧の柄朽つ」る物語の主題生成―(上原作和) 
『宇津保物語』における『多武峯少将物語』と『蜻蛉日記』の影響(安倍素子) 
『うつほ物語』主要研究文献目録(芦田優希子)