大坪併治著作集4
國語史論集 下
定価27,500円(本体 25,000円+税)
著者60年に亙る研究の中で執筆された論文のうち、50篇を内容によって6部に分類し、上下巻に収める。訓点資料の用例を豊富に引用して、平安初期の国語史を解明。
【著者略歴】
大坪併治(おおつぼ へいじ)
明治43年 島根県八束郡宍道町に生れる
昭和10年 京都大学文学部文学科国語国文学専攻卒業
松江高等学校教授・島根大学教授・岡山大学教授・大谷女子大学教授
を経て、現在島根大学・岡山大学各名誉教授 文学博士
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示
著作集序
第二部 表記法に關するもの
一 片假名・平假名
二 繰り返し符號小見
第三部 特殊な漢字の訓法に関するもの
一 「於」の訓について
二 「唯」訓義考―訓點資料を中心に―
三 「將」の字の一用法について
四 「垂」の古訓「いまいま」をめぐって
第四部 語彙に関するもの
一 下二段活用「給ふる」の用法について―特に語の接續から見た場合―
二 「給ふる」と「侍り」
三 「まりこえ」
四 訓點語における「ごとし」の用法
五 「にして」と「において」
六 「かれ」と「そゑに」―訓點語を中心に―
七 萬葉集の「うたがたも」について
八 「うつたへに」と「かならずしも」
九 「をはる」と「はつ」
一〇 漢文訓讀文における「なぜに」の成立をめぐって
一一 「しかしながら」をめぐって―訓點資料を中心に―
一二 漢文訓讀文で「見」を「る」「らる」と讀む場合の一考察
一三 「あらましこと」原義考
一四 再び「見」の特異な用法について
第五部 説話の出典に関するもの
一 『今昔物語集』巻五「國王入山狩鹿見鹿母夫人爲后語第五」出典考
第六部 書評
一 春日政治博士著『古訓點の研究』について
二 築島裕博士著『平安時代の漢文訓讀語につきての研究』について
三 築島裕博士著『平安時代語新論』について
四 中田祝夫博士著『東大寺諷誦文稿の國語学的研究』について
五 鈴木一男氏著『初期點本論攷』について
索引
跋
第二部 表記法に關するもの
一 片假名・平假名
二 繰り返し符號小見
第三部 特殊な漢字の訓法に関するもの
一 「於」の訓について
二 「唯」訓義考―訓點資料を中心に―
三 「將」の字の一用法について
四 「垂」の古訓「いまいま」をめぐって
第四部 語彙に関するもの
一 下二段活用「給ふる」の用法について―特に語の接續から見た場合―
二 「給ふる」と「侍り」
三 「まりこえ」
四 訓點語における「ごとし」の用法
五 「にして」と「において」
六 「かれ」と「そゑに」―訓點語を中心に―
七 萬葉集の「うたがたも」について
八 「うつたへに」と「かならずしも」
九 「をはる」と「はつ」
一〇 漢文訓讀文における「なぜに」の成立をめぐって
一一 「しかしながら」をめぐって―訓點資料を中心に―
一二 漢文訓讀文で「見」を「る」「らる」と讀む場合の一考察
一三 「あらましこと」原義考
一四 再び「見」の特異な用法について
第五部 説話の出典に関するもの
一 『今昔物語集』巻五「國王入山狩鹿見鹿母夫人爲后語第五」出典考
第六部 書評
一 春日政治博士著『古訓點の研究』について
二 築島裕博士著『平安時代の漢文訓讀語につきての研究』について
三 築島裕博士著『平安時代語新論』について
四 中田祝夫博士著『東大寺諷誦文稿の國語学的研究』について
五 鈴木一男氏著『初期點本論攷』について
索引
跋