柳田國男における「学問」の展開と教育観の形成のイメージ

著者
関口敏美 著
発行年月日
1995/03/15
頁数
304頁
判型
A5
ISBNコード
978-4-7599-0930-2

柳田國男における「学問」の展開と教育観の形成

定価13,200(本体 12,000円+税)

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本書は国民の主体形成と新しい協同をめざす教育、及びその為に必要な学問の実現を構想した柳田國男の問題提起を、現代教育学の視点から捉え直した新著。
【この書籍は現在品切です。重版は未定です(2011.5.11~)】

【著者略歴】
関口敏美(せきぐち としみ)
1061年生まれ。1989年、奈良女子大学大学院人間文化研究科(博士課程)を単位取得修了。1992年、博士(学術)。現在、大谷大学専任講師。

目次を表示

はしがき
第1章 先行研究の検討と課題の設定
 はじめに
 1 教育学分野における先行研究
 2「学問」の展開に関する先行研究
 3 本論文の構成
 註
第2章「学問」の形成と展開
 はじめに
 1 農政学時代(1900~10)の課題意識
 2「郷土研究」時代(1910~30)の課題意識
 3 日本民俗学の成立まで(1931~35)
 4 教育観の形成
 おわりに
 註
第3章 教育の習俗研究と「前代教育」
 はじめに
 1「前代教育」への注目とその視角
 2 前代教育の教育目標と教育慣行
 3 前代教育の子供観・発達観・教育観
 4 教育の習俗研究の意味
 おわりに
 註
第4章「歴史教育」構想と「郷土研究」
 はじめに
 1「歴史」観・「歴史教育」観
 2「史心」概念の形成と「歴史教育」
 3「歴史教育」構想の展開
 4「史心」の養成と歴史教育の改革構想
 5 子供のための「歴史教育」構想
 おわりに
 註
第5章「国語教育」構想と国語史研究
 はじめに
 1 ことばへの関心
 2「国語教育」論
 3 1930年代の国語史研究
 4 国語史研究と「国語教育」構想との関係
 おわりに
 註
第6章「民俗学」と教育―「学問」の展開と教育観の深化―
 はじめに
 1「史心」の養成と「民俗学」
 2「民俗学」としての家族研究・信仰研究
 3 女性のための「学問」論と「民俗学」
 おわりに
 註
第7章 戦後における教育改革構想―国語教育と社会科教育―
 はじめに
 1 戦後における「国語教育」構想
 2 社会科教育の構想
 3 社会科教科書
 4 〈考える言葉〉と「史心」
 おわりに
 註
むすびにかえて
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