認知症診断のための神経心理学的検査の開発
認知発達心理学の精神神経学への応用
定価7,700円(本体 7,000円+税)
認知症と作動記憶との関係を作動記憶理論と項目反応理論に基づいて量的に捉えたTKW式検査の開発経緯、識別力、病型判断力、概念的妥当性の理論的検証、および実用性。
【著者略歴】
米倉康江(よねくら やすえ)
1951年 東京都北区に生まれる
1971年 北里衛生科学技術専門学校卒業
病院での臨床検査技師や日本語教師を経て、
1994年 慶應義塾大学文学部通信教育課程卒業
1997年 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了
2004年 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程教育基礎学専攻満期退学
2004年9月 学位取得 博士(教育学)
早稲田大学総合健康教育センターを経て、
現在 早稲田大学、東海大学等の非常勤講師
【著者略歴】
米倉康江(よねくら やすえ)
1951年 東京都北区に生まれる
1971年 北里衛生科学技術専門学校卒業
病院での臨床検査技師や日本語教師を経て、
1994年 慶應義塾大学文学部通信教育課程卒業
1997年 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了
2004年 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程教育基礎学専攻満期退学
2004年9月 学位取得 博士(教育学)
早稲田大学総合健康教育センターを経て、
現在 早稲田大学、東海大学等の非常勤講師
目次を表示
第1章 序
1-1 本研究の位置づけ
1-2 認知症高齢者の実状と認知症の病態の解釈
1-3 本研究の目的
1-4 本論文の構成
第2章 神経心理学と認知症のための神経心理学的検査
2-1 神経心理学と神経心理学的検査
2-2 認知症とは
2-3 主な認知症評価法,および本研究で用いた認知症評価法の特徴
第3章 認知症と作動記憶理論,遂行機能,および知能因子構造論との関係
3-1 作動記憶理論
3-1-1 Logieによる作動記憶理論の7つの時代(Logie,1996)
3-1-2 Baddeleyの作動記憶モデル
3-1-3 情報処理低下についての作動記憶モデルによる説明
3-1-4 Caseの作動記憶モデル
3-2 作動記憶と遂行機能との関係
3-2-1 遂行機能理論
3-2-2 Lezakの遂行機能理論による認知症の症状の解釈
3-2-3 作動記憶と遂行機能との関係
3-3 作動記憶と流動性知能との関係
3-3-1 知能因子構造論
3-3-2 Horn-Cattellによる流動性・結晶性知能理論(McGrew,1998)
第4章 テスト理論
4-1 古典的テスト理論
4-2 現代テスト理論
4-2-1 Guttmanの尺度化理論
4-2-2 項目反応理論
第5章 認知症重症度診断のための神経心理学的検査(TKW式検査)
の作成経緯
5-1 研究Ⅰ(予備研究1)
5-1-1 目的
5-1-2 対象
5-1-3 検査の課題と項目,施行手続き,および採点法
5-1-4 結果と考察
5-2 研究Ⅱ(予備研究2)
5-2-1 目的
5-2-2 対象
5-2-3 結果と考察
5-3 作動記憶理論に基づく下位項目の決定
第6章 TKW式検査の施行とその結果,および概念的妥当性の検証
6-1 対象と施行手続き
6-2 結果
6-2-1 所要時間と検査得点
6-2-2 TKW式検査の均質性についての因子分析による検証
6-3 TKW式検査が作動記憶理論に立脚していることを確認するための分析
6-3-1 最大作動記憶デマンド数による理論的項目困難度との適合度の検証
6-3-2 Guttmanの尺度化理論との適合度の検証
6-3-3 項目反応理論の適用による推定尺度値との適合度の検証
6-3-4 流動性知能という観点からの妥当性の検証
6-4 病型の分類
第7章 新しく開発されたTKW式検査と既存の評価法との比較
7-1 対象と施行手続き
7-2 検査の結果
7-3 TKW式検査と既存の評価法との比較による併存的妥当性の検証
7-4 認知症の重症度診断テストとしての予測的妥当性と信頼性の検証
第8章 TKW式検査による訓練効果
8-1 認知症患者に対する訓練効果についての先行研究
8-2 目的
8-3 方法
8-3-1 対象
8-3-2 訓練課題
8-3-3 訓練手続き
8-4 結果
第9章 臨床場面における実用化
9-1 目的
9-2 コンサイス版
9-2-1 項目の選定基準
9-2-2 対象
9-2-3 結果
9-3 シングル版
9-3-1 項目の選定
9-3-2 結果
9-4 コンサイス版,およびシングル版と既存の評価法との比較
第10章 結語
研究業績一覧
引用文献
謝辞
付録1 TKW検査記録用紙
付録2 迷路1,3
付録3 訓練記録用紙
1-1 本研究の位置づけ
1-2 認知症高齢者の実状と認知症の病態の解釈
1-3 本研究の目的
1-4 本論文の構成
第2章 神経心理学と認知症のための神経心理学的検査
2-1 神経心理学と神経心理学的検査
2-2 認知症とは
2-3 主な認知症評価法,および本研究で用いた認知症評価法の特徴
第3章 認知症と作動記憶理論,遂行機能,および知能因子構造論との関係
3-1 作動記憶理論
3-1-1 Logieによる作動記憶理論の7つの時代(Logie,1996)
3-1-2 Baddeleyの作動記憶モデル
3-1-3 情報処理低下についての作動記憶モデルによる説明
3-1-4 Caseの作動記憶モデル
3-2 作動記憶と遂行機能との関係
3-2-1 遂行機能理論
3-2-2 Lezakの遂行機能理論による認知症の症状の解釈
3-2-3 作動記憶と遂行機能との関係
3-3 作動記憶と流動性知能との関係
3-3-1 知能因子構造論
3-3-2 Horn-Cattellによる流動性・結晶性知能理論(McGrew,1998)
第4章 テスト理論
4-1 古典的テスト理論
4-2 現代テスト理論
4-2-1 Guttmanの尺度化理論
4-2-2 項目反応理論
第5章 認知症重症度診断のための神経心理学的検査(TKW式検査)
の作成経緯
5-1 研究Ⅰ(予備研究1)
5-1-1 目的
5-1-2 対象
5-1-3 検査の課題と項目,施行手続き,および採点法
5-1-4 結果と考察
5-2 研究Ⅱ(予備研究2)
5-2-1 目的
5-2-2 対象
5-2-3 結果と考察
5-3 作動記憶理論に基づく下位項目の決定
第6章 TKW式検査の施行とその結果,および概念的妥当性の検証
6-1 対象と施行手続き
6-2 結果
6-2-1 所要時間と検査得点
6-2-2 TKW式検査の均質性についての因子分析による検証
6-3 TKW式検査が作動記憶理論に立脚していることを確認するための分析
6-3-1 最大作動記憶デマンド数による理論的項目困難度との適合度の検証
6-3-2 Guttmanの尺度化理論との適合度の検証
6-3-3 項目反応理論の適用による推定尺度値との適合度の検証
6-3-4 流動性知能という観点からの妥当性の検証
6-4 病型の分類
第7章 新しく開発されたTKW式検査と既存の評価法との比較
7-1 対象と施行手続き
7-2 検査の結果
7-3 TKW式検査と既存の評価法との比較による併存的妥当性の検証
7-4 認知症の重症度診断テストとしての予測的妥当性と信頼性の検証
第8章 TKW式検査による訓練効果
8-1 認知症患者に対する訓練効果についての先行研究
8-2 目的
8-3 方法
8-3-1 対象
8-3-2 訓練課題
8-3-3 訓練手続き
8-4 結果
第9章 臨床場面における実用化
9-1 目的
9-2 コンサイス版
9-2-1 項目の選定基準
9-2-2 対象
9-2-3 結果
9-3 シングル版
9-3-1 項目の選定
9-3-2 結果
9-4 コンサイス版,およびシングル版と既存の評価法との比較
第10章 結語
研究業績一覧
引用文献
謝辞
付録1 TKW検査記録用紙
付録2 迷路1,3
付録3 訓練記録用紙