徳川後期の攘夷思想と「西洋」
定価5,280円(本体 4,800円+税)
平田篤胤や後期水戸学者の西洋に対する意識、西洋との出合いによって得たもの、学習内容を明らかにし、それが彼ら独自の思想形成に及ぼした影響について論じる。
目次を表示
序 M・ウィリアム・スティール
序章 研究の意義と本書の課題
第一章 西洋学術摂取の正当性― 一八〇〇年代前半 平田篤胤―
第一節 「西洋」との出会い
第二節 好奇心―西洋学習
第三節 共鳴―キリスト教の来世観
第四節 「西洋」への認識
第二章 イデオロギーとしての「西洋」― 一八二五年『新論』―
第一節 出会いの衝撃―ウェスタン・インパクト
第二節 恐怖―キリスト教観
第三節 危機感―精神的支柱の必要性
第四節 会沢正志斎における「西洋」の意味―平田篤胤との比較をめぐって
第三章 西洋科学への傾倒と実学的志向― 一八三〇年-幕末 徳川斉昭―
第一節 西洋科学への賞賛と両義的態度
第二節 西洋科学摂取―水戸藩の藩政改革をめぐって
第三節 西洋医学への関心
第四節 実学への志向
第四章 水戸藩の西洋学術摂取の波紋
―幕末「有志」大名の情報ネットワークをめぐって―
第一節 豊富な情報源と蘭書貸借
第二節 西洋知識と情報の交流
第三節 幕末社会への波紋―情報ネットワークが意味するもの
終章 攘夷思想家と「西洋」
参考文献
あとがき
序章 研究の意義と本書の課題
第一章 西洋学術摂取の正当性― 一八〇〇年代前半 平田篤胤―
第一節 「西洋」との出会い
第二節 好奇心―西洋学習
第三節 共鳴―キリスト教の来世観
第四節 「西洋」への認識
第二章 イデオロギーとしての「西洋」― 一八二五年『新論』―
第一節 出会いの衝撃―ウェスタン・インパクト
第二節 恐怖―キリスト教観
第三節 危機感―精神的支柱の必要性
第四節 会沢正志斎における「西洋」の意味―平田篤胤との比較をめぐって
第三章 西洋科学への傾倒と実学的志向― 一八三〇年-幕末 徳川斉昭―
第一節 西洋科学への賞賛と両義的態度
第二節 西洋科学摂取―水戸藩の藩政改革をめぐって
第三節 西洋医学への関心
第四節 実学への志向
第四章 水戸藩の西洋学術摂取の波紋
―幕末「有志」大名の情報ネットワークをめぐって―
第一節 豊富な情報源と蘭書貸借
第二節 西洋知識と情報の交流
第三節 幕末社会への波紋―情報ネットワークが意味するもの
終章 攘夷思想家と「西洋」
参考文献
あとがき