平安和歌・物語に詠まれた日本の四季
定価2,750円(本体 2,500円+税)
四季の折々の様々な事象(景物・行事)が、平安和歌を中心に物語・日記などにどのように詠まれ、記述されたのかを豊富な写真とともに紹介。
【著者略歴】
柏木由夫(かしわぎ よしお)
昭和24年、東京生。東京教育大学文学部卒、同大学院修士課程修了。海城学園中学高校、昭和学院短期大学を経て、大妻女子大学を平成31年定年退職。大妻女子大学名誉教授。
目次を表示
はじめに
春
霞―春の訪れのベール―
梅―春の喜びを表す花―
桜「古今和歌集」―平安和歌での自然との関わりの推移―
桜「古今和歌集」から後へ―平安和歌での自然との関わりの推移―
桜「新古今和歌集」へ―平安和歌での自然との関わりの推移―
山吹―黄金輝く花―
藤―春遅く薄紫にゆらぐ波―
夏
菖蒲―薫るショウブ、アヤメ?―
時鳥―夏、夜更けの一声―
梅雨―長雨、五月雨―
蛍―梅雨の闇夜に揺らぎ舞う光―
秋
七夕―初秋の行事―
盆―迎え火は生者の心を照らす―
荻―秋の気配―
萩―秋の野の代表―
月―八月十五夜―
紅葉―錦秋を彩なす―
霧―紅葉を隠す―
冬
時雨―袖の涙と音と―
冬の夜―澄んだ月の光と雪と―
冬の夜―春秋を越えて魅了する―
雪―白い美しさに親しむ―
雪―愛でて楽しむ―
結びに代えて
主要参照文献
図版出典
あとがき