国際学力調査に基づく読書指導法の開発研究のイメージ

著者
足立幸子 著
発行年月日
2025/2/28
頁数
400頁
判型
A5
ISBNコード
978-4-7599-2527-2

国際学力調査に基づく読書指導法の開発研究

定価10,450(本体 9,500円+税)


新しい時代に必要な読むことの力をつけさせるにはどうしたらよいか。海外の調査・指導法を探索し、日本の国語科教育において使用可能な読書指導法を究明した書。

【著者略歴】
足立幸子(あだち さちこ)

静岡県出身
1992年 常葉学園大学教育学部初等教育課程国語専修卒業
1994年 静岡大学大学院修士課程教育学研究科国語教育専攻修了
1998年 筑波大学大学院博士課程教育学研究科学校教育学専攻単位取得満期退学
1998年 山形大学教育学部講師
2002年 スペイン科学研究高等会議スペイン語研究所客員研究員
2003年 イリノイ大学シカゴ校教育学部客員研究員
2005年 新潟大学教育人間科学部助教授
2018年 東北大学大学院博士課程教育学研究科教育設計評価専攻単位取得満期退学
現在 新潟大学人文社会科学系教授 博士(教育学)

著書 『国語学力調査の意義と問題』(共著),
   『読書教育の未来』(共著),
   『学校図書館への研究アプローチ』(共著)ほか
論文 「滑川道夫読書指導論研究」,
   「『読書へのアニマシオン』の成立」,
   「国際学術誌における読み聞かせ研究レビュー」,
   「読者想定法を使用した説明的文章の指導『フリードルとテレジンの小さな画家たち』の読者反応に着目して」ほか
受賞 日本読書学会 読書科学研究奨励賞

目次を表示

序章 問題の所在と研究課題の設定
 第1節 問題の所在と本研究の目的
 第2節 研究の方法と本書の構成

第1章 学習指導要領における読書指導の位置づけと課題
 第1節 学習指導要領における読書指導の位置づけ
 第2節 滑川道夫読書指導論研究
 第3節 読書指導研究の課題

第2章 国際学力調査におけるリーディング・リテラシー
 第1節 PISA
 第2節 PIRLS
 第3節 論点の整理と読書指導法開発の要件

第3章 交流型読み聞かせ
 第1節 国際学術誌における読み聞かせ研究レビュー
 第2節 交流型読み聞かせ

第4章 読書へのアニマシオン
 第1節 読書へのアニマシオンの導入の意義
 第2節 スペインにおける読書へのアニマシオンの成立過程
 第3節 「読書へのアニマシオン」の理論的背景

第5章 リテラチャー・サークル
 第1節 リテラチャー・サークル
 第2節 初読の過程をふまえた読書指導としてのリテラチャー・サークル
 第3節 インクワイアリー・サークル

第6章 ジャンルとメディアを意識した読書指導法
 第1節 ジャンル研究
 第2節 パートナー読書
 第3節 読者想定法

終章 研究の成果と課題
 第1節 研究成果の概要
 第2節 研究の知見と意義
 第3節 今後の課題と展望

文献一覧
初出一覧

あとがき
事項・人名索引