
戦後教育改革期における高校社会科「世界史」の成立過程に関する研究
定価9,900円(本体 9,000円+税)
戦後教育改革期において誕生した高等学校社会科「世界史」の成立過程を実証的かつ総合的に解明することで、日本における世界史教育の原点に迫った研究。
【著者略歴】
茨木智志(いばらき さとし)
1961年 東京都生まれ
1986年 筑波大学大学院修士課程教育研究科修了
東京都立高等学校教諭
2000年 上越教育大学学校教育学部講師(助教授・准教授を経て)
2013年 上越教育大学大学院学校教育研究科教授
兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科教授併任
2024年 博士(教育学)
目次を表示
序章 本研究の課題と方法
第Ⅰ部 敗戦以後の外国史教育における歴史科から社会科への転換
第1章 敗戦による歴史科外国史教育の変容
第1節 戦争終結直後における米国による占領政策検討の中の外国史教育
第2節 戦争終結以後における文部省による戦後教育構想の中の外国史教育
第3節 暫定外国史教科書に見る敗戦による外国史教育の変化
第2章 歴史科外国史教育から社会科外国史教育への転換の試み
第1節 新学制への外国史教育の導入とその意味
第2節 新学制下での社会科外国史教育の整備
第Ⅱ部 教育行政による社会科「世界史」の設置と対応に見る外国史教育から社会科世界史教育への転換
第3章 高校社会科としての「世界史」科目の設置とその意義
第1節 「世界史」設置経緯に関わる発言や回想に対する史料的価値の検討
第2節 「世界史」設置の背景と経緯
第3節 「世界史」設置の理由と意義
第4章 教育行政による社会科世界史教育への対応
第1節 「世界史」実施前後の教育行政による社会科世界史教育への対応
第2節 教育行政による「世界史」教科書への対応と外国史教科書発行の努力
第5章 教育行政による「世界史」学習指導要領の作成とその内容
第1節 「世界史」学習指導要領の作成
第2節 「世界史」学習指導要領の内容と特徴
第Ⅲ部 歴史教師・歴史研究者たちによる社会科「世界史」への対応に見る外国史教育から社会科世界史教育への転換
第6章 高校での「世界史」授業における外国史教育から社会科世界史教育への転換
第1節 「世界史」授業の開始と模索
第2節 社会科としての「世界史」授業の検討
第3節 高校生からの「世界史」への期待
第7章 「世界史」準教科書における外国史教育から社会科世界史教育への転換
第1節 「世界史」準教科書の位置づけと社会科世界史教育への転換を見る視点
第2節 「世界史」準教科書の発行と作成主体・学習対象者
第3節 「世界史」準教科書に見る世界史学習と内容
第8章 「世界史」大学入学試験問題における外国史教育から社会科世界史教育への転換
第1節 新制大学入学試験の始まりと「世界史」授業(1949年度大学入試)
第2節 入学試験科目としての「世界史」の出題開始とその性格(1950年度大学入試)
第3節 「世界史」入学試験問題の改善の試みと実際(1951年度以降)
第9章 成立過程から見た高校社会科「世界史」成立の意義
終章 本研究のまとめと意義
文献目録
あとがき
索引