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定価6,380円(本体 5,800円+税)
別巻『日本語の問題』は、Ⅰ部、Ⅱ部、Ⅲ部、そして付編の四部仕立て。
Ⅰ部は『日本語が消滅する時』。日本人の人口が急激に減少しつつあり、おまけに英語さえ出来ればいいと思っている日本人が増えている。日本語あやうし! どうすべきなのか?
Ⅱ部は『男が「よよよよよよ」と泣いていた』。なんと男が人前で子供のように大声をあげて「よよ」と泣くことこそ、魅力的と考えた時代があった! いつ? なぜ? 「泣く」「笑う」を写すオノマトペの推移をお楽しみください。
Ⅲ部は『千年たっても変わらない人間の本質』。生きている限り、恋愛、結婚、仕事、死の危機などが押し寄せる。そうした問題に、同じ日本列島で生活し経験を重ねた平安時代人が実に見事なサジェストをしてくれる。
「付編」は、エッセイ・インタビュー・対談を収録。恋の歌十首を題材にした「対談」など、きっと笑っていただける。
【著者略歴】
山口仲美(やまぐち なかみ)
1943年静岡県生まれ。お茶の水女子大学卒業。
東京大学大学院修士課程修了。文学博士。
現在―埼玉大学名誉教授。文化功労者。
職歴―聖徳学園女子短期大学専任講師を振り出しに、共立女子大学短期大学部専任講師・助教授、明海大学教授、実践女子大学教授、埼玉大学教授、明治大学教授を歴任。
専門―日本語学(日本語史・古典の文体・オノマトペの歴史)
著書―「源氏物語の比喩表現と作者」(第三回日本古典文学会賞)『平安文学の文体の研究』(明治書院、第12回金田一京助博士記念賞)『平安朝の言葉と文体』(風間書房)『日本語の歴史』(岩波書店、第55回日本エッセイスト・クラブ賞)『ちんちん千鳥のなく声は』(大修館書店)『犬は「びよ」と鳴いていた』(光文社)『若者言葉に耳をすませば』(講談社)『日本語の古典』(岩波書店)『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』(講談社)など多数。
2008年紫綬褒章、2016年瑞宝中綬章受章。
2022年日本語に関する独創的な研究で「日本学賞」受賞。
専門分野関係のテレビ・ラジオ番組にも多数出演。
目次を表示
序
Ⅰ 日本語が消滅する時
第一章 おしよせる言語消滅の波
消滅の予兆/世界にある言語の総数は/世界各地で、消滅している/日本語話者数の世界ランク/どんな言語が危機に/日本の消滅危機言語/アイヌ語が、消滅危機言語/東アジアおよび東南アジアでは/オーストラリアおよび太平洋地域では/やせ細っていく言語/アボリジナルの言語/南アジアでは/東ヨーロッパおよび中央アジアでは/西ヨーロッパと中東および北アフリカでは/サハラ以南のアフリカでは/舌打ち音の言語/南北アメリカでは/動物に階層のある言語/結局、少数者言語の消滅は/二一世紀末までに生き残っているのは/四世代あれば、言語は消滅する
第二章 文字はどんな力を持つか
ここでのテーマ/言葉に霊力がある社会/話し言葉は、瞬時に消える/文字は、略奪・搾取する/文字を生み出す状況とは/権威づけたり文化水準の高さを示せる/文字があると、消滅しにくい/文字があっても、消滅する/文字があると、後世解読される/シンガポール・ストーンとロンゴロンゴ/日本語は解読できるか
第三章 言語消滅の原因は何か
ここでのテーマ/話者が全滅した時/自然災害/大量虐殺/疫病、強制労働/同化政策が実施された時/同化政策で受ける心の傷/自発的に他言語にのりかえた時/個人レベルでの言語ののりかえ/征服者が被征服者の言語に同化した時/別の言語を派生させ、役割を終えた時/複数の原因が重なる時/言語消滅の原因をまとめてみると/日本列島の言語は/日本列島で起こった言語消滅の例
第四章 日本語が消滅する時
ここでのテーマ/可能性の低い消滅原因/比較的可能性の高い消滅原因/さらに可能性の高い消滅原因/最も可能性の高い消滅原因/国語フランス語化論/英語第二公用語論の提唱/日本語が消滅する時/国際競争に負けないために/移民の受け入れには、日本語教育/世界共通語は変わる/自動翻訳機の発達/日本語だけで暮らせる国/日本語は先人たちの苦心の賜物
第五章 母語の力を意識する
ここでのテーマ/母語とは何か/七万時間以上をかけて自然に習得/暴力を抑制する力を持つ/後から学ぶ言語の基礎をつくる/固有の世界観をつくる/固有の文化をつくる/相手に同化してとらえる/アイデンティティを形成する/創造力を醸成する/母語を守る
第六章 日本語は、こういう言語⑴―発音・文法・敬語―
ここでのテーマ/発音に使う音素数が多くない/母音で終わる/遠くまで明瞭に響く/CV構造をとる/等時間リズムを刻む/日本独自の文芸を生み出す/ちなみに英語の発音は/最も多数派に属する語順/大事なものが後に来る言語/最後まで耳を傾けさせる/述語まではっきりと言う必要/敬意を表す専用の言語形式がある/専用の言語形式とは/絶対敬語と相対敬語/自在に操れる親疎関係/日本語の特色―発音・文法・敬語―
第七章 日本語は、こういう言語⑵―文字・文章・語彙―
ここでのテーマ/漢字とひらがな・カタカナを使う国/日本語を表すための改造/万葉仮名を生み出す/ひらがなの誕生/カタカナの誕生/漢文訓読は漢文の翻訳/漢文訓読の場から誕生/ひらがな文で書く世界/漢字仮名交じり文でないと書けない世界/漢字カタカナ交じり文の文学/漢字仮名交じり文は読みやすい/トップクラスの語彙量/なぜ、語彙が増えるのか/和語・漢語・外来語/豊かさを求めて/外来語の勢力/中国や韓国では/外来語は意味を明確にして使おう/心理を表す語彙が多い/日本語の特色―文字・文章・語彙―
第八章 多様性こそ活性化の源
ここでのテーマ/消滅のサインが灯る時/言語的な消滅のサイン/一度消滅した言語は、どうなるか/唯一の復活した言語/なぜ、民族の言葉を守る必要があるのか/表語文字と音節文字の存在/子音を文字で、母音は符号で/子音だけ記す文字体系/改変したり、新しい文字を作り出したりできる/その他の多様な言語現象も人間の可能性を示唆する/持続可能な地球環境をつくる/失われつつある人間性の回復を促す/言葉の力を再認識させる/すばらしい薬草の知識/少数民族の言語でも存続できる秘訣は/日本語に自信と誇りを持って/子供たちに伝えてください/絶対に心配はいらない?/決意に満ちた心
あとがき
注(第一章~第八章)
Ⅱ 男が「よよよよよよ」と泣いていた―日本語は感情オノマトペが面白い―
はじめに
第1章 男が「よよ」と泣いていた―男と女の泣き声の歴史―
男が号泣していた!/擬音語と擬態語の区別/現代では、女は声をあげて泣いてもよい/男は、声をあげて泣いてはならぬ/江戸時代では、男も声をあげて泣く!/女も、声をあげて泣く/「わっ」と泣き合う男と女/室町時代では、男は声をあげて泣かない/女も声をあげて泣かない/宗教的な場面では、声をあげて泣いてよい/戦争は、沈黙を要求する/平安時代は、男が「よよ」と泣いた!/天皇や道長まで、声をあげて泣いた/女が、泣くのははしたない/女が声をあげて泣く時/奈良時代は?/まとめ―戦争の有無と社会制度―/「空泣き」と「空涙」
第2章 男は「はらはら」女は「さめざめ」―泣く様子の歴史―
涙がこぼれる時/現代の男は、涙をこぼすのも控える/女の泣く姿は、魅力的/江戸時代の傾向/室町時代と鎌倉時代はよく似ている/ともに、男は「はらはら」涙/「はらはら」涙は、説得術!/室町・鎌倉時代では、女は「さめざめ」/男も、時には「さめざめ」と/平安貴族は、男も女も「ほろほろ」と/男の涙はステキだが、女の涙は自制心の欠如/奈良時代は?/まとめ―武士の涙―
第3章 男が「ほほ」と笑っていた―笑い声の歴史―
現代の笑い声/笑い声の代表は「ハハハ」/「ハハハ」と笑う女たち/上品ぶると、「ホホホ」/「ホホホホ」と笑う男/江戸時代の笑い声が、現代の源流/男は、一般的には「ハハハ」/「ハハハ」と笑う江戸の女たち/「ホホホ」は、女性専用/「ホホホ」対「ハハハ」/武士階級の「カラカラ」笑い/室町時代の代表は、「カラカラ」/武士の強がりとジョーク/「カラカラ」と、女も笑う/鎌倉時代に、「カラカラ」が出現/漢語「呵々(かか)」に触発された/なぜ、「ハ行音」の笑い声が姿を消したのか/男が「ほほ」と笑っていた/貴族男性の優越感とお追従/女房たちも「ホホ」と笑う/「フォフォ」と発音する/「カ行音」の笑い声も、生まれていた/奈良時代の笑い声は?/まとめ―「ほほ」と笑う平安男性―/「ハ行音」と「カ行音」のせめぎ合い/控えめな笑い声から開放的な笑い声に
第4章 戦場の「どっ」と笑い―集団の笑い声の歴史―
一斉に笑うのは人間だけ/現代では「どっ」と/江戸時代でも「どっ」と/時には、屈折した心理も/戦場での攻撃的な「どっ」と笑い/最も攻撃力のある「どっ」と笑い/勝利の誇示/鬨(とき)の声も「どっ」と/戦場での余裕ある「どっ」と笑い/鬨の声の発生を促した攻撃的な「どっ」と笑い/逆に、鬨の声が笑い声に影響を与える/鎌倉時代は、集団の笑い声が豊か/平安時代では、一度に「さ」と笑う/まとめ―「どっ」と笑いと鬨の声との深い関係―
第5章 「にこにこ」対「にやにや」―笑顔の歴史―
快い笑顔と不快な笑顔/奈良時代の笑顔は「にふぶ」/「にふ」の意味/平安時代の笑顔は「にここ」/鎌倉時代に「にこにこ」が出現/不気味な笑顔「ゑみゑみ」の出現/室町時代のステキな笑顔「にっこら」/「にがにが」と笑う/江戸時代でも「にこにこ」は健在/とろける笑顔「ほやほや」の出現/「にたにた」の出現/現代よりは不快感が少ない/「にたにた」のもとの意味/現代でも好印象の笑顔は「にこにこ」/「にやにや」の出現/もともとは、粘る状態/「にんまり」の登場/不快な笑い顔の勢力/まとめ―元の状態の意味が笑顔の質を決定―/不快な笑顔が勢力拡大中
第6章 笑い声「ゑらゑら」の系譜
奈良時代の「ゑらゑら」/笑い声か、笑う様子か/「ゑらゑら」は、擬音語/鎌倉時代にも「ゑいゑい」/江戸時代には、ア行音の「えいえい」/「えこえこ」も笑い声
第7章 不審な笑い声「きやうきやう」と「きうきう」
笑い声「きやうきやう」と「きうきう」/僧都の笑い声/注目点は二つ/「ら」の字の誤写か/老女の笑い声「きうきう」?/学習院大学図書館本では/老女の笑い声は「きらきら」/「きらきら」「きゃらきゃら」は存在する/笑い声の二音節目は、「ラ」
第8章 日本語オノマトペの力
使わざるを得ない言葉/オノマトペを育ててきた/創造的な表現を作っている/リズム感を作る/掛詞を作る/滑稽話のオチを作る/時間の流れやストーリーを作る/普通語の語源になっている/鳥名のルーツに/動物名・植物名のルーツに/言語の起源にかかわる/文化史を明らかにする/犬の声が「びよ」から「わん」に変わったのは、なぜ?/楽器音を写すオノマトペの変遷/時代性を明らかにする/人の泣き声・笑い声を写すオノマトペの変遷/輸出文化を担っている/日本語オノマトペの輸出/まとめると
あとがき
注(第1章~第8章)
Ⅲ 千年たっても変わらない人間の本質―日本古典に学ぶ知恵と勇気―
はじめに
第1話 断り続ける裏には秘密が潜む―『竹取物語』―
『竹取物語』は、こんなストーリー/偽物を持ってくると、無視/競争心丸出しにする/相手の失敗を大喜びする/たまには相手が逆切れ/死んでしまうと、少し同情/かぐや姫が、精神的に成長していく/かぐや姫は、なぜ性格が悪かったのか?/かぐや姫は罪人だった!/断り続ける裏には秘密が潜む/無理難題を出された時
第2話 失恋の痛手をうけて死ぬ―『伊勢物語』―
再婚の夜に、元の夫が帰ってきた/男を追って、どこまでも/他にもやりようがあったのでは?/女は、なぜ死んでしまったのか?/失恋も、月日がたてば/性急な対応は、後悔を生む/別れ際は、相手に思いやりを/失恋は、時間をかけて自分で癒す
第3話 「目には目を」は、緊張関係をもたらす―『蜻蛉日記』(1)―
私だけを愛して!/夫が他の女性のところに通い始めている/夫を家に入れない/夫が、作者の家の前を素通りする/夫から頼まれた仕事を突き返す/三十日三十夜はわがもとに!/作者の家の前を頻繁に素通り/寝室でやり返す作者/鳴滝籠りで夫への気持ちを断ち切ろうとする/「目には目を」は、緊張感を高めてしまう/独占欲は、ほどほどに
第4話 諦念のもたらす安らぎ―『蜻蛉日記』(2)―
きっかけは鳴滝籠り/年が明けるとともに心境の変化/養女を取ろう/息子の恋人探し/憎らしい、ひどいと責めてくれ/夫が頻繁にやってくる/夫から離れた住まいに移る/悩み・苦しみから脱却するには/夫婦関係を円滑にするには
第5話 愛した人を忘れられない時―『大和物語』―
暮らしていけなくなった/女は宮仕えし、運がついた/元の夫は、さらに落ちぶれていた/男は、覗いてみた/元の夫は、手紙を書いて渡した/昔の人の動静を知る
第6話 琴(きん)の音は、何を引き起こすか?―『うつほ物語』―
琴は、中国渡来の楽器/俊蔭の弾奏による奇瑞/若者が俊蔭の娘と契る/俊蔭の娘が、秘琴「なん風」を弾く/息子仲忠の琴の弾奏/天皇の前で仲忠の母が琴を弾く/いぬ宮だけに琴を伝授する/作者は成長する/楽器が名前を持っている/琴の伝承は、一子相伝
第7話 いじめる人って、どんな性格?―『落窪物語』―
ちょっと変わった継子いじめの物語/継母が、落窪の君をいじめる/いじめのエスカレート/継母たちへの復讐が始まる/継母の八つ当たり/和解と立身出世/継母はリアリティを持っている/継母の容姿は、いかに/いじめをする人間とは/いじめる側になってしまう不安/いじめた人間を味方につける
第8話 新ジャンルは、どのようにして生まれるのか?―『枕草子』―
まずは、原文を/風景を描写の対象にする/自然を時間の観点から切り取る/紫式部も『源氏物語』に取り入れた/随筆という新ジャンルを生み出せたのは?/いい意味での自己主張は、大切
第9話 いい夫婦関係を保つには―『源氏物語』(1)―
相手への無関心な態度/相手を傷つける言葉を吐く/夫も腹を立てる/程度に応じて嫉妬する/話し合える話題が多い/相手に事実を正直に話す/笑顔で語り合っている/いい夫婦関係を保つ秘訣/嫉妬の表し方に一工夫/相手からの注意に耳を傾ける/隠し事をせず、話し合える間柄に
第10話 夫婦関係に亀裂が入る―『源氏物語』(2)―
女三の宮の降嫁を直ちに承諾/妻を刺激しないように言い出す/夫は、一気に説き続ける/妻は、冷静に対応した/深い亀裂が走る/妻は、はじめて夫を突き放した/出家願望を伝える/愛情さえあればと思う夫/分かり合えない間柄に/プライドが踏みにじられた時
第11話 相手の密通を背負って生きる―『源氏物語』(3)―
期待外れの幼な妻/男からの手紙を見つけてしまった/光源氏は、女三の宮に言い聞かせる/密通の相手と対峙する/女三の宮は出家する/光源氏の棘の道/出家して生きる/苦悩を背負って生きる
第12話 二人の男に揺れると、どうなる?―『源氏物語』(4)―
浮舟は、薫の愛人として宇治に住む/浮舟の容姿と人柄/匂宮が薫を装って、浮舟と契りを結ぶ/薫は、浮舟を京都の家に誘う/匂宮と耽溺の二日間を過ごす/浮舟の決めかねる気持ち/浮舟の後日譚/官能の世界に魅せられる/出家という選択肢は?
第13話 危うい恋を実らせる方法―『和泉式部日記』―
自分から誘いをかける/日にち指定の強い誘い/愛していることをアピールする/終わってしまいそうな予感/男の心をつなぎとめる/壊れそうな関係修復に力を尽くす/恋愛成就法を伝授する/一部を応用すればいい
第14話 変人お姫様のまっとうな考え方―『堤中納言物語』―
「虫めづる姫君」に注目/姫君は、蝶より毛虫を愛する/すべて自然のままがいい/貴公子のプレゼント/姫君を覗き見すると/夢幻の世の中に恥ずかしいことなどない/物事の本質をとらえよう/言行一致が大切/一般の風潮に流されない
第15話 権力を手中に収める資質とは―『大鏡』―
道長には、胆力がある/道長は、用心深い/不遇な時でも、覇気を失わない/人に対する情愛は、薄い/健康に恵まれている/運を開く人物がいる/決断し、即実行する/『大鏡』の後の道長一家/権力者になる資質とは/やる気を失わないこと
第16話 出会いによって人生が転換する―『今昔物語集』(1)―
漢字カタカナ交じり文で書いた説話集/『今昔物語集』の撰者の創作は?/殺生三昧の生活/講師は必死で説明をする/源大夫は、あっという間に出家した/阿弥陀仏が答えた!/蓮華の花を口にして/情熱さえあれば、先人を追い越せる/出会いが人生を転換させる時
第17話 信じ合い機転を利かせて生還する―『今昔物語集』(2)―
卒塔婆のてっぺんに取り残される/国王の幼い動機/妻を信じ、機転を利かす/夫を信じ、機転を働かせる/原文で味わう、夫を生還させる方法/優れた相棒こそ大事/生存を知らせる方法/未熟な権力者のもとを去る
第18話 勇気を出して正体を見定める―『今昔物語集』(3)―
死人が妖鬼になったのか/正体を見定めよう/人間をおどす猪/人間をたぶらかす猪/正体を見定める勇気と知恵/猪が人を化かす時代
第19話 どのみち死ぬなら、やってみる―『今昔物語集』(4)―
舟のように流れ出した屋根裏/火災から逃れる/水難から逃れたけれど/墜落から逃れるには/『今昔物語集』の撰者の思想/どのみち死ぬなら、やってみるの話/命に勝るものは、ない
第20話 リーダーは部下を奮い立たせる―『今昔物語集』(5)―
敵前逃亡した沢胯/沢胯の不意打ち/余五、家来の前に現れる/家来の意見を聞く/自分の見解を述べ、指針を与える/家来の士気を高める/沢胯の軍隊を討つ/義理を立てる/武士道への始動/現代にも通用するリーダーの条件
あとがき
Ⅳ 付編 エッセイ・インタビュー・対談
エッセイ
わたしの二つの転機
〈若者へのメッセージ〉いろんなことにチャレンジしながら、一筋の道を作る
インタビュー ゆうゆうインタビュー
対談 相聞歌十選 恋することは生きること(山口仲美×小島ゆかり)
山口仲美著作集全八巻刊行後(=二〇二〇年九月以降)の追加履歴
既発表論文・著書との関係
跋







