新 栄花物語研究
定価9,350円(本体 8,500円+税)
栄花物語研究最新の成果を問う。
【編者略歴】
1921年 東京に生まれる
1943年 東京大学文学部国史学科卒業、東京大学史料編纂所教授、
関東学院大学文学部教授を経て
現在 調布学園女子短期大学名誉教授、文学博士
執筆者紹介(執筆順)
山中 裕(やまなか ゆたか)調布学園女子短期大学名誉教授
斎藤熙子(さいとう ひろこ)元 和洋女子大学教授
中村康夫(なかむら やすお)国文学研究資料館教授
池田尚隆(いけだ なおたか)山梨大学教授
加藤静子(かとう しずこ)都留文科大学教授
高橋由記(たかはし ゆき)明星大学非常勤講師
木村由美子(きむら ゆみこ)東京都立農芸高等学校定時制課程教諭
尾崎 勇(おざき いさむ)熊本学園大学教授
佐藤信一(さとう しんいち)白百合女子大学助教授
渡瀬 茂(わたせ しげる)潮廼舎文庫研究所員
一文字昭子(いちもんじ あきこ)日本女子大学大学院博士課程後期3年
福長 進(ふくなが すすむ)神戸大学教授
目次を表示
序
「世継」および「世継物語」について(山中 裕)
『栄花物語』正篇の年変り表現をめぐって(斎藤熙子)
『栄花物語』の歴史記述の構造―「天地」「仏神」「理」「自ら」―(中村康夫)
『栄花物語』巻八「はつはな」の構造をめぐって(池田尚隆)
『栄花物語』立后の大饗記事から―正編作者の位相―(加藤静子)
『栄花物語』における皇女の結婚(高橋由記)
『栄花物語』の「よそ人」(木村由美子)
王法と仏法と―『栄花物語』巻十五「うたがひ」の特質―(尾崎 勇)
『栄花物語』の尼―「たまのうてな」を中心に―(佐藤信一)
世界の尼・花の尼(渡瀬 茂)
禖子内親王―『栄花物語』における位置―(一文字昭子)
『栄花物語』の続編について(福長 進)
あとがき