看護におけるcommunionの構造化
定価8,250円(本体 7,500円+税)
脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある身体をとおした間主観的なありようを、communion(交感)の概念を用いてその構造を明確化。看護における暗黙的な実践やそれに内在する専門性の視覚化を目指した新著。
【著者略歴】
山下 裕紀(やました ゆき)
学歴
1992年 大阪府寝屋川高等学校卒業
1995年 神戸大学医療技術短期大学部看護学科(現医学部保健学科)卒業
2000年 神戸市看護大学(編入学)卒業
2008年 神戸市看護大学大学院看護学研究科博士前期課程慢性看護学専攻修了 修士(看護学)
2016年 千葉大学大学院看護学研究科博士後期課程老人看護学専攻修了 博士(看護学)
職歴
神戸大学医学部附属病院看護師、神戸市看護大学助手、兵庫大学健康科学部看護学科講師、神戸在宅ケア研究所神戸リハビリテーション病院看護師、関西国際大学保健医療学部看護学科准教授を経て、現在、千葉大学大学院看護学研究科特任准教授。
目次を表示
刊行によせて(正木治恵)
序章
Ⅰ はじめに
Ⅱ 研究の背景
1 脳卒中・脳卒中失語症患者の苦悩
2 脳卒中患者への看護
3 communionに着目する意義
Ⅲ 研究目的
Ⅳ 本研究に適した研究方法の検討
Ⅴ 研究の意義
第1章 communionの理論的な相
Ⅰ 目的
Ⅱ 方法
Ⅲ 結果
1 communionに関する文献概観
2 communionに関する主要文献の検討
3 communionの類似概念と関連する文献の検討
Ⅳ 最初の概念定義と仮構造
1 脳卒中失語症患者
2 共感
3 同感
4 communion(交感)
5 看護の機能
6 援助ニード
7 看護のプロセス
8 communion(交感)の仮構造
第2章 communionのフィールドワークの相
Ⅰ 目的
Ⅱ 方法
1 データ収集場所
2 研究参加者
3 データ収集方法
Ⅲ 倫理的配慮
1 自己決定の権利の保障
2 不利益を受けない権利の保障
3 研究目的,および研究結果を知る権利の保障
4 個人情報や個人の機密を保持する権利の保障
Ⅳ 分析方法
1 観察場面の選択
2 観察場面の記述解釈
3 aフィールドワークの分析方法
4 bグループインタビューの分析方法
Ⅴ 結果
1 研究参加患者と研究参加看護師の概要
2 aフィールドワークの結果
3 bグループインタビューの結果
第3章 communionの分析的な相
Ⅰ 目的
Ⅱ 分析方法
Ⅲ 結果
1 communionの成立例における「脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある“communionのパタン図” と“患者―看護師の身体におけるやりとり”」
2 communionの不成立例における「脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある“communionのパタン図”と“患者―看護師の身体におけるやりとり”」
3 脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunionのパタン図と患者―看護師の身体パタン
4 脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunion(交感)の構造
第4章 考察
Ⅰ 脳卒中失語症患者と看護師との間にあるcommunion
1 communionに着目して脳卒中失語症患者への看護現象を記述すること
2 日本の日常的な看護現象についてcommunionを用いて記述すること
3 高度な看護実践における型をcommunionから導くこと
4 communionにある看護のプロセスを明確化すること
Ⅱ 本研究の意義と限界
1 本研究の看護実践における意義
2 本研究の看護学における意義
3 本研究の限界と課題
第5章 結論
引用文献
謝辞
序章
Ⅰ はじめに
Ⅱ 研究の背景
1 脳卒中・脳卒中失語症患者の苦悩
2 脳卒中患者への看護
3 communionに着目する意義
Ⅲ 研究目的
Ⅳ 本研究に適した研究方法の検討
Ⅴ 研究の意義
第1章 communionの理論的な相
Ⅰ 目的
Ⅱ 方法
Ⅲ 結果
1 communionに関する文献概観
2 communionに関する主要文献の検討
3 communionの類似概念と関連する文献の検討
Ⅳ 最初の概念定義と仮構造
1 脳卒中失語症患者
2 共感
3 同感
4 communion(交感)
5 看護の機能
6 援助ニード
7 看護のプロセス
8 communion(交感)の仮構造
第2章 communionのフィールドワークの相
Ⅰ 目的
Ⅱ 方法
1 データ収集場所
2 研究参加者
3 データ収集方法
Ⅲ 倫理的配慮
1 自己決定の権利の保障
2 不利益を受けない権利の保障
3 研究目的,および研究結果を知る権利の保障
4 個人情報や個人の機密を保持する権利の保障
Ⅳ 分析方法
1 観察場面の選択
2 観察場面の記述解釈
3 aフィールドワークの分析方法
4 bグループインタビューの分析方法
Ⅴ 結果
1 研究参加患者と研究参加看護師の概要
2 aフィールドワークの結果
3 bグループインタビューの結果
第3章 communionの分析的な相
Ⅰ 目的
Ⅱ 分析方法
Ⅲ 結果
1 communionの成立例における「脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある“communionのパタン図” と“患者―看護師の身体におけるやりとり”」
2 communionの不成立例における「脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある“communionのパタン図”と“患者―看護師の身体におけるやりとり”」
3 脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunionのパタン図と患者―看護師の身体パタン
4 脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunion(交感)の構造
第4章 考察
Ⅰ 脳卒中失語症患者と看護師との間にあるcommunion
1 communionに着目して脳卒中失語症患者への看護現象を記述すること
2 日本の日常的な看護現象についてcommunionを用いて記述すること
3 高度な看護実践における型をcommunionから導くこと
4 communionにある看護のプロセスを明確化すること
Ⅱ 本研究の意義と限界
1 本研究の看護実践における意義
2 本研究の看護学における意義
3 本研究の限界と課題
第5章 結論
引用文献
謝辞