日本の高校生に対する法教育改革の方向性のイメージ

著者
橋本康弘・土井真一・佐伯昌彦・吉村功太郎 編著
発行年月日
2020/2/20
頁数
266頁
判型
A5
ISBNコード
978-4-7599-2314-8

日本の高校生に対する法教育改革の方向性

日本の高校生2000人調査を踏まえて

定価3,850(本体 3,500円+税)


日本の高校生はどのような法知識・法意見・法意識を有しているのか。2000人調査の結果を分析し、黙秘権・自白強要の禁止についても言及。

【編著者紹介】
橋本康弘(福井大学教授)
土井真一(京都大学教授)
佐伯昌彦(千葉大学教授)
吉村功太郎(宮崎大学教授)

目次を表示

はじめに
第1章 日本の高校生はどのような法知識・法意見・法意識を有しているのか?
 第1節 高校生を対象とした質問紙調査
  1.調査概要
  2.法知識に関する調査結果
  3.法意見に関する調査結果
  4.法知識に関する調査と法意見に関する調査の関連
 第2節 法知識と法意見の関連についての分析
  1.問題設定―法知識と法意見の関連
  2.分析に必要な変数の設定と分析手法
  3.法知識・法意見の組み合わせごとの分析
  4.小括
  5.法意識を踏まえた検討
 第3節 高校生を対象とした量的調査から法教育改革に示唆するもの
  1.日本の法教育研究の課題
  2.「調査研究」から見えてきた法教育改革に示唆するもの:新科目「公共」における展開を中心として
第2章 高校生は刑事手続きに関する授業を受けて,どのような判断をしたのか?―「黙秘権」「自白強要の禁止」を事例に―
 第1節 実験授業の開発と実践
  1.本授業の研究的背景
  2.実験授業「黙秘権」「自白強要の禁止」の目的・意図
  3.授業構成上のねらい
  4.実践プラン(授業の概要)
 第2節 実験授業の結果から見えてくる日本の高校生の現状
  1.A高校での実践
  2.B高校での実践
 第3節 黙秘権をどう教えるか
  1.はじめに
  2.「黙秘権」概説
  3.「法」に関するメタ知識
  4.刑事司法とはいかなる営みか
  5.「黙秘権」を素材とする法教育のあり方

補遺1 高校生を対象とする調査において用いた質問紙
補遺2 公民科履修の有無別の法知識の回答分布
補遺3 法意識質問項目のワーディング及び単純集計
補遺4 その他の項目の単純集計結果

おわりに
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