文化的・言語的に多様な子ども(CLD児) 支援のためのガイドブック
日本語教育と特別支援教育の統合をめざして
定価1,870円(本体 1,700円+税)
CLD児にかかわる学級担任、日本語指導担当教師、管理職、特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラー等、教育関係者に必携の1冊!
日本に生きる「文化的・言語的に多様な子ども=CLD児(Culturally and Linguistically Diverse children)」の言語と発達、発達障害についての基本的な知識とアセスメントについて紹介。付録として、アセスメントシートや用語説明、役立つツールを掲載。教員のインタビューを参考に、学校でできる具体的な支援(プレ・アセスメントや連携の重要性)を提案した書。
【著者紹介】
鈴木ゆみ YUMI SUZUKI (担当:第1章、第2章、第4章~第7章)
関西学院千里国際キャンパス カウンセラー 臨床心理士/公認心理師、博士(心理学)
専門は異文化間心理学。修士課程修了後、ドイツにあるBehandlungszentrum fr Folter Opfer Berlin で外国人臨床の実習を行う。帰国後は児童・思春期臨床に関心をもち、現在は教育現場においてCLD児の心理支援に従事している。
榊原佐和子 SAWAKO SAKAKIBARA (担当:第3章、コラム4)
北海道大学学生相談総合センター 准教授 臨床心理士/公認心理師、博士(心理学)
専門は障害学生支援、コミュニティ心理学。現在は大学において障害のある学生の支援を行っている。
栗原友佳 YUKA KURIHARA (担当:コラム1~3、イラスト、レイアウト)
江戸川区日本語指導員 多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期
専門は特別支援教育、日本語教育。現在は大学院に在籍しながらグローバルシチズンシップ教育(開発教育・国際理解教育)に携わっている。
松本(朝倉)理惠 RIE ASAKURA-MATSUMOTO (担当:用語説明、すぐに役立つツール一覧、引用・参考文献)
関西学院千里国際キャンパス 英語科教員 公認心理師
英語教育、帰国子女教育に携わっている。
目次を表示
はじめに
第1部 CLD児を知る―基礎知識編―
第1章 CLD児ってどんな子ども?
1. CLD児の定義
2. CLD児の学校での受け入れ状況と教育行政の動向
3. 学校でのCLD児の受け入れ体制
4. CLD児の生活上・学習上の困難と課題
★コラム1:教育制度・学校文化の違い
第2章 CLD児のことば
1. CLD児の母語の習得と第二言語
2. 第二言語習得にみられる個人差
3. CLD児の言語能力の捉え方
―生活言語能力(BICS)と学習言語能力(CALP)―
4. CLD児の母語と第二言語の関係
5. 母語の重要性
第3章 CLD児と発達
1. 発達障害とCLD児
2. CLD児と障害
3. CLD児と異文化体験―心的ストレスの視点から―
★コラム2:保護者とのコミュニケーション
第2部 CLD児を理解する―アセスメント編―
第4章 CLD児の言語のアセスメント
1. 日本語のアセスメント
2. 日本語の力をみるアセスメントのツール
3. DLAを利用した学習目標例
第5章 学校での発達のアセスメント
1. 学校で発達のアセスメントを行う意味と目的
2. 発達のアセスメントの心得
3. チェックリストを使用した子どもの実態把握
―学校生活チェックリスト(年長児、小学校、中学・高校)―
4. CLD児の行動観察のポイントと指導・支援の例
第6章 専門機関での発達のアセスメント
1. 知能検査・認知検査
2. 発達障害特性のアセスメント
3. 学力の評価
★コラム3:障害観の違いと保護者心理
第3部 CLD児を支える―連携編―
第7章 CLD児の日本語教育と特別支援教育の連携をめざして
1. 実態把握の方法としてのプレ・アセスメント
2. 校内における情報共有と連携・協働
多文化共生の学校づくり
★コラム4:CLD児が安心できる環境をつくる
付録編
資料
用語説明
すぐに役立つツール一覧
引用・参考文献
おわりに~結びに代えて~
第1部 CLD児を知る―基礎知識編―
第1章 CLD児ってどんな子ども?
1. CLD児の定義
2. CLD児の学校での受け入れ状況と教育行政の動向
3. 学校でのCLD児の受け入れ体制
4. CLD児の生活上・学習上の困難と課題
★コラム1:教育制度・学校文化の違い
第2章 CLD児のことば
1. CLD児の母語の習得と第二言語
2. 第二言語習得にみられる個人差
3. CLD児の言語能力の捉え方
―生活言語能力(BICS)と学習言語能力(CALP)―
4. CLD児の母語と第二言語の関係
5. 母語の重要性
第3章 CLD児と発達
1. 発達障害とCLD児
2. CLD児と障害
3. CLD児と異文化体験―心的ストレスの視点から―
★コラム2:保護者とのコミュニケーション
第2部 CLD児を理解する―アセスメント編―
第4章 CLD児の言語のアセスメント
1. 日本語のアセスメント
2. 日本語の力をみるアセスメントのツール
3. DLAを利用した学習目標例
第5章 学校での発達のアセスメント
1. 学校で発達のアセスメントを行う意味と目的
2. 発達のアセスメントの心得
3. チェックリストを使用した子どもの実態把握
―学校生活チェックリスト(年長児、小学校、中学・高校)―
4. CLD児の行動観察のポイントと指導・支援の例
第6章 専門機関での発達のアセスメント
1. 知能検査・認知検査
2. 発達障害特性のアセスメント
3. 学力の評価
★コラム3:障害観の違いと保護者心理
第3部 CLD児を支える―連携編―
第7章 CLD児の日本語教育と特別支援教育の連携をめざして
1. 実態把握の方法としてのプレ・アセスメント
2. 校内における情報共有と連携・協働
多文化共生の学校づくり
★コラム4:CLD児が安心できる環境をつくる
付録編
資料
用語説明
すぐに役立つツール一覧
引用・参考文献
おわりに~結びに代えて~