和歌の伝統と享受のイメージ

著者
『和歌文学論集』編集委員会 編
発行年月日
1996/3/15
頁数
464頁
判型
A5
ISBNコード
978-4-7599-0985-2

和歌文学論集10

和歌の伝統と享受

定価6,380(本体 5,800円+税)

上代から近世に至る史的展開を視野に収めながら、歌集・秀歌撰・和歌行事・歌壇・歌人・歌論・和歌表現や、他の文芸との関連など、和歌文学のさまざまな問題を対象とした画期的論文集。

目次を表示

中世における千首和歌の展開(井上宗雄)
源実朝―『金槐和歌集』をめぐる伝統と享受―(今関敏子)
御子左家歌学の形成―『顕註密勘』攷―(上野順子)
後嵯峨院歌壇における後鳥羽院の遺響―人麿影供と反御子左派の活動をめぐって―(佐々木孝浩)
二条為道の和歌(三村晃功)
京極派和歌、その詠法の一考察(大坪利絹)
宗良親王と南朝歌壇(深津睦夫)
了俊から正徹へ―正徹伝の一齣―(田中新一)
三条西実枝の古今伝受―細川幽斎への相伝をめぐって―(小高道子)
歌道と花道―花瓶、花道、そして詩歌史へ―(鈴木健一)
近世中期冷泉派における歌学継承の諸相(久保田啓一)
江戸派の成立―新古典主義歌論の位相―(揖斐高)
連歌と和歌(奥田勲)
和歌と歌謡―中世小歌と周辺文芸―(小野恭靖)
つつみこむ描かれた自然―和歌と美術の一接点―(大岡賢典)
研究 現状と展望(長崎健・綿抜豊昭・日下幸男)