看護とタッチに関する実践的研究
終末期がん看護に携わる看護師の用いるタッチ
定価7,920円(本体 7,200円+税)
終末期がん患者の苦痛の緩和方法であるタッチに焦点を当てたホスピス看護師等の聞き取り調査と患者を通した実践研究。これからの時代の癒しの医療に示唆を与える。
【2003年3月初版刊行】
【著者略歴】
藤野彰子(ふじの しょうこ)
1950年 鳥取県生まれ
1972年 神奈川県立衛生短期大学衛生看護科卒業
1979年 聖路加看護大学衛生看護学部衛生看護学科卒業
1979~82年 聖隷学園浜松衛生短期大学看護学科助手(成人看護学)
1982~86年 埼玉県立衛生短期大学看護学科助手(成人看護学)
1990~97年 東京都立医療技術短期大学非常勤講師(成人看護学実習)
1998年 女子栄養大学栄養学研究科修士課程保健学専攻修了
2000年 東京慈恵会医科大学医学部看護学科助教授
2001年 女子栄養大学栄養学研究科博士後期課程保健学専攻修了
女子栄養大学より博士(保健学)の学位を授与される
現在 東京慈恵会医科大学医学部看護学科教授
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示
まえがき
序 章
1 終末期がん看護の動向
1)がん看護の現状
2)WHO方式がん疼痛治療とわが国の動向
3)がん疼痛緩和ケアのためのシステム
2 看護とタッチをめぐる研究動向
1)看護の役割とタッチ
2)成長・発達におけるタッチ
3)看護におけるタッチの歴史的変遷
4)海外でのタッチに関する研究
5)わが国のタッチに関する研究
3 分析視角
1)本研究の基礎となった研究
2)用語の定義をめぐって
3)研究枠組と章構成
4 研究方法
1)量的研究と質的研究の統合
2)研究対象者について
1章 終末期がん看護に携わる看護師のタッチに関する認識と実態
1節 タッチに対する認識と実態に関する調査
1 調査目的
2 調査枠組
3 調査対象および方法
1)調査対象
2)調査方法と回収
3)調査期間
4)統計処理
4 結果および考察
1)対象者の背景
2)看護師のタッチの効果についての認識
3)タッチについての認識
4)タッチの部位
5)タッチのCueing(合図)について
6)特定の状況で使用するタッチ
7)防衛・保護的タッチ
8)タッチの学習および技術の形成
2節 終末期がん看護におけるタッチによる痛みの緩和
1 痛みに関する先行研究と分析視角
1)痛みのメカニズム
2)タッチによる痛みの緩和
2 調査目的
3 調査方法
1)調査対象者と回収
2)分析方法
3)調査期間
4 結果と考察
1)タッチの効果に関する実践例
2)患者の反応からみたタッチの効果
3)痛みを緩和するためのタッチの部位
4)タッチの手技
5)刺激の与え方
2章 終末期がん看護に携わる看護師の効果的なタッチの理論化へ向けて
1節 終末期がん看護に携わる経験豊富な看護師のタッチに関する認識と実践
1 調査目的
2 調査方法
1)調査方法と対象者の選定
2)調査期間
3)調査枠組
3 結果と考察
2節 臨床経験の少ない看護師のタッチに関する認識と実践
1 調査目的
2 調査方法
1)調査方法と対象者の選定
2)調査期間
3)調査枠組
3 結果と考察
3節 性差がタッチへ及ぼす影響
1 調査目的
2 調査方法
1)調査方法と対象者の選定
2)調査期間
3)調査枠組
3 結果と考察
3章 患者側からみたタッチの認識と効果―病棟での参加観察―
1節 調査目的および方法
1 調査目的
2 調査方法
1)フィールドとフィールドワーク
2)本調査のフィールド
3)参加観察者としての立場と意義
4)調査の実施
2節 実践例からみる患者―看護師関係
1 タッチによって痛みや苦しみが軽減した症例
2 効果はよくわからない症例
3 タッチされるのが嫌な症例
終 章
1節 結論
2節 今後の課題―看護師―息者のタッチをとおした人間関係の構築に向けて―
引用文献
資料1 終末期がん看護におけるタッチによる痛みの緩和
資料2 終末期がん看護に携わる経験豊富な看護師
資料3 臨床経験の少ない看護師
資料4 性差のタッチへ及ぼす影響(男性看護師への聞き書き調査)
序 章
1 終末期がん看護の動向
1)がん看護の現状
2)WHO方式がん疼痛治療とわが国の動向
3)がん疼痛緩和ケアのためのシステム
2 看護とタッチをめぐる研究動向
1)看護の役割とタッチ
2)成長・発達におけるタッチ
3)看護におけるタッチの歴史的変遷
4)海外でのタッチに関する研究
5)わが国のタッチに関する研究
3 分析視角
1)本研究の基礎となった研究
2)用語の定義をめぐって
3)研究枠組と章構成
4 研究方法
1)量的研究と質的研究の統合
2)研究対象者について
1章 終末期がん看護に携わる看護師のタッチに関する認識と実態
1節 タッチに対する認識と実態に関する調査
1 調査目的
2 調査枠組
3 調査対象および方法
1)調査対象
2)調査方法と回収
3)調査期間
4)統計処理
4 結果および考察
1)対象者の背景
2)看護師のタッチの効果についての認識
3)タッチについての認識
4)タッチの部位
5)タッチのCueing(合図)について
6)特定の状況で使用するタッチ
7)防衛・保護的タッチ
8)タッチの学習および技術の形成
2節 終末期がん看護におけるタッチによる痛みの緩和
1 痛みに関する先行研究と分析視角
1)痛みのメカニズム
2)タッチによる痛みの緩和
2 調査目的
3 調査方法
1)調査対象者と回収
2)分析方法
3)調査期間
4 結果と考察
1)タッチの効果に関する実践例
2)患者の反応からみたタッチの効果
3)痛みを緩和するためのタッチの部位
4)タッチの手技
5)刺激の与え方
2章 終末期がん看護に携わる看護師の効果的なタッチの理論化へ向けて
1節 終末期がん看護に携わる経験豊富な看護師のタッチに関する認識と実践
1 調査目的
2 調査方法
1)調査方法と対象者の選定
2)調査期間
3)調査枠組
3 結果と考察
2節 臨床経験の少ない看護師のタッチに関する認識と実践
1 調査目的
2 調査方法
1)調査方法と対象者の選定
2)調査期間
3)調査枠組
3 結果と考察
3節 性差がタッチへ及ぼす影響
1 調査目的
2 調査方法
1)調査方法と対象者の選定
2)調査期間
3)調査枠組
3 結果と考察
3章 患者側からみたタッチの認識と効果―病棟での参加観察―
1節 調査目的および方法
1 調査目的
2 調査方法
1)フィールドとフィールドワーク
2)本調査のフィールド
3)参加観察者としての立場と意義
4)調査の実施
2節 実践例からみる患者―看護師関係
1 タッチによって痛みや苦しみが軽減した症例
2 効果はよくわからない症例
3 タッチされるのが嫌な症例
終 章
1節 結論
2節 今後の課題―看護師―息者のタッチをとおした人間関係の構築に向けて―
引用文献
資料1 終末期がん看護におけるタッチによる痛みの緩和
資料2 終末期がん看護に携わる経験豊富な看護師
資料3 臨床経験の少ない看護師
資料4 性差のタッチへ及ぼす影響(男性看護師への聞き書き調査)