障害教育の新しい地平線
定価3,850円(本体 3,500円+税)
障害教育はいま、共生社会の実現に向けて大きく動き始めている。本書は、大阪教育大学障害教育講座が21世紀の障害教育の在り方を展望した意欲的な書である。
【執筆者紹介】
上野矗(うえの ひとし)(監修者)1937年生 東北大学大学院文学研究科博士課程修了(医学博士)
竹田契一(たけだ けいいち)(監修者)1937年生 慶應義塾大学大学院医学研究科修了(医学博士)
守屋國光(もりや くにみつ)(編者)1945年生 早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了(学術博士)
金森裕治(かなもり ゆうじ)
井坂行男(いさか ゆきお)
糸永和文(いとなが かずふみ)
藤田裕司(ふじた ひろし)
山本 晃(やまもと あきら)
山下 光(やました ひかり)
冨永光昭(とみなが みつあき)
大沼直樹(おおぬま なおき)
【執筆者紹介】
上野矗(うえの ひとし)(監修者)1937年生 東北大学大学院文学研究科博士課程修了(医学博士)
竹田契一(たけだ けいいち)(監修者)1937年生 慶應義塾大学大学院医学研究科修了(医学博士)
守屋國光(もりや くにみつ)(編者)1945年生 早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了(学術博士)
金森裕治(かなもり ゆうじ)
井坂行男(いさか ゆきお)
糸永和文(いとなが かずふみ)
藤田裕司(ふじた ひろし)
山本 晃(やまもと あきら)
山下 光(やました ひかり)
冨永光昭(とみなが みつあき)
大沼直樹(おおぬま なおき)
目次を表示
まえがき
病弱教育に向けた障害心理の再構築(上野矗)
1 自然科学的な考え方偏重の危機
2 生活の営みの舞台としての生活の現実
3 融合思考法への転換
4 主体としての「私」の心理課題への着目とその重要性
5 「私」がある障害心理学を拓く自我・自己
6 障害が意味すること
7 融合・統合された障害イメージと人間的健やかさ
―病気像(Disease Image)を例にして―
認知神経心理学的見地からのLD児理解(竹田契一)
1 はじめに
2 LDとは
3 LDの周辺児
4 感覚系の統合機能とLD
5 左脳と右脳の働きとLD
6 LD児の注意集中能力
7 LD児にみられる聴覚系の問題
8 LD児にみられる視知覚の問題
9 読み書き障害の情報処理モデル
10 LD児にみられるメタ認知障害
11 LD児と言語の障害
12 まとめ
視覚障害児教育における文字の読み書きの問題(金森裕治)
1 はじめに
2 文字の読み書きの問題への取り組み
3 点字の漢字
4 電子データの活用
5 おわりに
聴覚障害児教育における今後の展望(井坂行男)
1 はじめに
2 これまでの聴覚障害児教育を振り返って
3 これからの聴覚障害児教育について
4 一貫した相談支援体制の確立整備について
5 聴覚障害児教育の充実及びその教育課程について
6 高等教育機関におけるサポート体制の充実と生涯学習支援について
7 聴覚障害児におけるコミュニケーション環境について
8 おわりに
障害児の動作訓練(糸永和文)
1 はじめに
2 脳性マヒへのアプローチ
3 動作学的立場
4 動作訓練
5 動作法、動作療法
養護学校における集団プレイコミュニケーション療法(藤田裕司)
1 はじめに
2 集団プレイコミュニケーション療法とは
3 集団プレイコミュニケーション療法の目的
4 集団プレイコミュニケーション療法の頻度と有効性
5 集団プレイコミュニケーション療法の効果の検証
6 おわりに
ADHDと自閉症の時間論(山本晃)
1 ADHD(注意欠陥/多動性障害)について
2 ADHDの時間論
3 ADHDのまとめ
4 自閉症研究の流れ
5 自閉症の時間論
実行機能障害に関する研究ノート(山下光)
1 はじめに
2 前頭葉の謎
3 実行機能とは
4 実行機能障害の検査法
5 実行機能の理論的説明
6 おわりに
障害児の授業研究における新たな地平(冨永光昭)
1 はじめに
2 新たな授業分析の方法
3 障害理解教育をめぐる課題
4 授業分析の対象
5 各授業局面の分析
6 総合的質的分析
7 おわりに
障害児教育に求められる教師の資質(大沼直樹)
―夏目歌石の教育思想の傾向性を通して考える―
1 幻想としての不幸な過去
2 自伝の特質
3 番告の意味するもの―物と心―
4 養父母の離婚―偽善への嫌悪と子どもの正直―
5 物品としての淑石―沈黙と強情―
6 フィクションの背景としての不幸な期間
7 坊ちゃんとしての淑石―寄席通いとユーモア―
8 動物との交流―淋しさとやさしさ―
9 「喜いちゃん」「れん」との交遊―他者への思いやり―
10 挫折と孤独からの出発
発達人間学的観点からみた障害児教育の在り方(守屋國光)
1 はじめに
2 障害児教育における治療的アプローチと教育的アプローチ
3 障害児教育における学習的観点と発達的観点
4 障害児教育の望ましい在り方について
5 おわりに
あとがき
索引
病弱教育に向けた障害心理の再構築(上野矗)
1 自然科学的な考え方偏重の危機
2 生活の営みの舞台としての生活の現実
3 融合思考法への転換
4 主体としての「私」の心理課題への着目とその重要性
5 「私」がある障害心理学を拓く自我・自己
6 障害が意味すること
7 融合・統合された障害イメージと人間的健やかさ
―病気像(Disease Image)を例にして―
認知神経心理学的見地からのLD児理解(竹田契一)
1 はじめに
2 LDとは
3 LDの周辺児
4 感覚系の統合機能とLD
5 左脳と右脳の働きとLD
6 LD児の注意集中能力
7 LD児にみられる聴覚系の問題
8 LD児にみられる視知覚の問題
9 読み書き障害の情報処理モデル
10 LD児にみられるメタ認知障害
11 LD児と言語の障害
12 まとめ
視覚障害児教育における文字の読み書きの問題(金森裕治)
1 はじめに
2 文字の読み書きの問題への取り組み
3 点字の漢字
4 電子データの活用
5 おわりに
聴覚障害児教育における今後の展望(井坂行男)
1 はじめに
2 これまでの聴覚障害児教育を振り返って
3 これからの聴覚障害児教育について
4 一貫した相談支援体制の確立整備について
5 聴覚障害児教育の充実及びその教育課程について
6 高等教育機関におけるサポート体制の充実と生涯学習支援について
7 聴覚障害児におけるコミュニケーション環境について
8 おわりに
障害児の動作訓練(糸永和文)
1 はじめに
2 脳性マヒへのアプローチ
3 動作学的立場
4 動作訓練
5 動作法、動作療法
養護学校における集団プレイコミュニケーション療法(藤田裕司)
1 はじめに
2 集団プレイコミュニケーション療法とは
3 集団プレイコミュニケーション療法の目的
4 集団プレイコミュニケーション療法の頻度と有効性
5 集団プレイコミュニケーション療法の効果の検証
6 おわりに
ADHDと自閉症の時間論(山本晃)
1 ADHD(注意欠陥/多動性障害)について
2 ADHDの時間論
3 ADHDのまとめ
4 自閉症研究の流れ
5 自閉症の時間論
実行機能障害に関する研究ノート(山下光)
1 はじめに
2 前頭葉の謎
3 実行機能とは
4 実行機能障害の検査法
5 実行機能の理論的説明
6 おわりに
障害児の授業研究における新たな地平(冨永光昭)
1 はじめに
2 新たな授業分析の方法
3 障害理解教育をめぐる課題
4 授業分析の対象
5 各授業局面の分析
6 総合的質的分析
7 おわりに
障害児教育に求められる教師の資質(大沼直樹)
―夏目歌石の教育思想の傾向性を通して考える―
1 幻想としての不幸な過去
2 自伝の特質
3 番告の意味するもの―物と心―
4 養父母の離婚―偽善への嫌悪と子どもの正直―
5 物品としての淑石―沈黙と強情―
6 フィクションの背景としての不幸な期間
7 坊ちゃんとしての淑石―寄席通いとユーモア―
8 動物との交流―淋しさとやさしさ―
9 「喜いちゃん」「れん」との交遊―他者への思いやり―
10 挫折と孤独からの出発
発達人間学的観点からみた障害児教育の在り方(守屋國光)
1 はじめに
2 障害児教育における治療的アプローチと教育的アプローチ
3 障害児教育における学習的観点と発達的観点
4 障害児教育の望ましい在り方について
5 おわりに
あとがき
索引