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言論の自由に関する社会的判断の発達

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
Turiel,Eの社会的領域理論を基に、政治的・道徳的概念の理解の発達を言論の自由に関する判断から探り、心理学の分野で未開拓であったテーマに取り組んだ新著。

【著者略歴】
長谷川真里(はせがわ まり)
2000年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程発達社会科学専攻修了
2003年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程人間発達科学専攻修了
博士(人文科学)
現在、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科 人間文化研究所研究員
目次を表示します。
第1章 序論
 1.1 はじめに 
 1.2 人権および言論の自由とは何か
    人権
    言論の自由
 1.3 先行研究の概観と問題点 
    発達段階理論に基づく研究
    政治的寛容性
    領域特殊理論に基づく研究
 1.4 問題点のまとめ:本研究における3つの問い
    成人は自由の制限についてどのように判断するのか
    判断はどのように発達するのか
    判断に影響する働きかけは何か
 1.5 本論文の構成
第2章 成人における言論の自由についての判断 
 2.1 成人における言論の自由についての判断
 2.2 予備調査1
    目的
    方法
    結果と考察
 2.3 予備調査2
    目的
    方法
    結果と考察
 2.4 研究1
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 2.5 研究2
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 2.6 研究3
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 2.7 第2章のまとめと考察 
第3章 言論の自由についての判断の発達
 3.1 言論の自由についての判断の発達
 3.2 研究4
    問題と目的
    仮説
    方法
    結果と考察
 3.3 研究5
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 3.4 第3章のまとめと考察
第4章 なぜ年少者は自由を支持する程度が低いのか?
 4.1 なぜ年少者は自由を支持する程度が低いのか?
 4.2 研究6
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 4.3 研究7
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 4.4 研究8
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 4.5 第4章のまとめと考察
第5章 自由を支持する程度における知識教示の効果
 5.1 自由を支持する程度における知識教示の効果
 5.2 研究9−1
    問題と目的
    仮説
    方法
    結果と考察
 5.3 研究9−2
    問題と目的
    方法
    結果と考察
 5.4 第5章のまとめと考察
第6章 総括的討論
 6.1 3つの問いに対する本研究からの回答
    本研究における3つの問い
    成人は自由の制限についてどのように判断するのか
    判断はどのように発達するのか
    判断に影響する働きかけは何か
 6.2 言論の自由に関する判断の発達過程
 6.3 社会的判断の仮説的モデル
 6.4 本研究の意義
    道徳性心理学における本研究の位置付け
    人権教育,法教育への提言
 6.5 今後の課題
引用文献
資料
あとがき

著者長谷川真里 著
発行年月日2004年12月15日
頁数204頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1461-0