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視野と奥行知覚に関する研究

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)

非交差視野と交差視野における対象の網膜像が、大脳の視覚野へ伝達・変換される過程や奥行知覚が成立するしくみ等を検討すると共に諸仮説を実験によって検証する。

【著者略歴】
太田雅夫(おおた まさお)

名古屋大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程(教育心理学専攻)単位取得退学。同大学助手、文部省調査局係長、国立教育研究所主任研究官、金沢大学教育学部助教授、教授を経て同大学定年退官。その後、金沢学院大学教授、評議員を経て同大学定年退官。
現在、金沢大学名誉教授 教育学博士(名古屋大学)
目次を表示します。
まえがき

第Ⅰ部 非交差・交差視野と奥行知覚
第1章 非交差視野と交差視野からの視野伝達
   1) 非交差視野と交差視野
   2) 非交差視野と交差視野かたの視野伝達
   3) 動物の非交差視野と交差視野

第2章 奥行知覚のしくみ
   1) 両眼の輻輳角,視差および両眼視差
   2) 奥行知覚についての現象的理解
   3) 奥行知覚の視点整合に基づく理解
   4) 両眼視差と奥行の関係
   5) 輻輳角内の奥行知覚
   6) 運動視差による奥行知覚

第3章 変換視野における奥行知覚に関する研究
   1) 変換視野における立体視研究
   2) 変換視野におけるシュードスコープ視研究
   3) 変換視野眼鏡長期着用研究

第Ⅱ部 奥行知覚に関する実験
第1章 研究分野別 研究のねらい
  A 正立視野における対象の立体視またはシュードスコープ視実験
   1) 両眼の非交差視野における対象の立体視実験
   2) 片眼の交差視野と他眼の非交差視野における対象の立体視
     実験
   3) 両眼の交差視野における対象のシュードスコープ視実験
  B 逆転視野における対象の立体視実験
  C 運動視差による奥行知覚実験
  D 奥行反転による反転視実験

第2章  研究分野別 研究方法 
 2-1 実験装置
  A 正立視野における対象の立体視またはシュードスコープ視実験
   1) 両眼の非交差視野における対象の立体視実験
   2) 片眼の交差視野と他眼の非交差視野における対象の立体視
     実験
   3) 両眼の交差視野における対象のシュードスコープ視実験
  B 逆転視野における対象の立体視実験
  C 運動視差による奥行知覚実験
  D 奥行反転による反転視実験
 2-2 視野調節器および透明スクリーン(ウインドウ)

第3章 研究分野別 研究方法
  A 正立視野における対象の立体視またはシュードスコープ視実験 
   1) 両眼の非交差視野における対象の立体視実験
   2) 片眼の交差視野と他眼の非交差視野における対象の立体視
     実験
   3) 両眼の交差視野における対象のシュードスコープ視実験
  B 逆転視野における対象の立体視実験
  C 運動視差による奥行知覚実験
  D 奥行反転による反射実験

参考・引用文献
付録1 スライド式ステレオグラムの作成方法 
付録2 改良型ホイートストーン式ステレオスコープの作成法
著者太田雅夫 著
発行年月日2018年12月25日
頁数162頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2252-3

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