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パターン認知の心理物理学

定価:本体 7,500 円+税

本書では、心理物理学と実験現象学の立場から長い歴史を辿りつつ対称性認知と知覚的体制化についてまとめて、心理学実験を重視した理論モデルを考察している。

【著者略歴】
濱田治良(はまだ じろう)

1971年 徳島大学教育学部卒
1973年 大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了
1976年 北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学
1976年 北海道大学文学部助手
1980年 文学博士(北海道大学)
1982年 徳島大学教育学部講師
1983年 徳島大学教育学部助教授
1990年 徳島大学総合科学部教授
1991年 文部省・ドイツ学術交流会 在外研究員(Dortmund 大学)
2013年 徳島大学定年退職 徳島大学名誉教授
      現在に至る
目次を表示します。
まえがき

第1部 対称性認知
第1章 回転と鏡映の変換
 1-1 日本の家紋と群論
 1-2 ESSと変換構造説

第2章 正六角枠での要素パターンに対する良さと複雑さ
 2-1 群の位数への依存性(実験1)
 2-2 カードを用いた自由観察法での一般的方法
 2-3 群の位数と直線性とコントラスト極性(実験2)

第3章 正方枠での要素パターンに対する認知判断と群論モデル
 3-1 白黒非充填パターンに対する良さと複雑さ(実験1)
 3-2 白黒充填パターン対に対する類似性(実験2)
 3-3 要素数とコントラスト極性が異なるパターン対に対する類似性(実験3)

第4章 良さと複雑さに対する空間フィルタと群論による3階層モデル
 4-1 基礎と拡大条件での21要素パターン(実験1)
 4-2 基礎条件での8と13と21要素パターン(実験2)
 4-3 拡大条件での8と13と21要素パターン(実験3)
 4-4 房条件での8と13と21要素パターン

第5章 反復パターンに対する認知判断
 5-1 良さと複雑さ(実験1)
 5-2 類似性(実験2)

第6章 1次元白黒充填パターンに対する認知判断
 6-1 良さと複雑さ
 6-2 類似性と良さに対する変換群構造説
  6-2-1 類似性
  6-2-2 良さ

第2部 輪郭線知覚と明るさ錯視
第1章 興奮と抑制の拮抗過程および数理モデル
 1-1 Machバンドと辺縁対比
 1-2 Békésyの興奮と抑制の拮抗過程
 1-3 DOGの輝度依存性と変曲点と情報低減
 1-4 4段階数理モデルによる辺縁対比のシミュレーション

第2章 明るさ水準の低下と明るさ錯視による5段階定性的モデル
 2-1 輪郭線知覚とCraik-O'Brien錯視
 2-2 補償法によるCraik-O'Brien錯視の検討
 2-3 Craik-O'Brien-Cornsweet錯視

第3章 明るさ対比の諸相と5段階定性的モデル
 3-1 明るさの同時対比
 3-2 半矩形波パターンでの明るさ対比と同化
 3-3 分離事態での明るさ対比誘導

第4章 Ehrenstein錯視に対する3段階定性的モデル
 4-1 錯視的輪郭線
 4-2 Ehrenstein錯視

第3部 幾何学的錯視での円の大きさ
第1章 大きさ円対比としてのEbbinghaus錯視
 1-1 周辺大と小と混合円での円周間距離(実験1)
 1-2 幾何学的錯視の異方性(実験2)

第2章 比較判断によるDelboeuf錯視
 2-1 極限法による検討
 2-2 恒常法による検討

第3章 絶対判断による同心円錯視と判断順序効果

第4部 重量判断における負の時間順序効果
第1章 負の時間順序効果における興奮と抑制

あとがき
謝辞
引用文献
著者濱田治良 著
発行年月日2020年09月30日
頁数244頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2341-4

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