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生徒指導体制を構築するための実践ガイド

データでみる教師認識の特性

定価: 2,530 (本体 2,300 円+税)

生徒指導体制は学校現場に不可欠であるが、その実際はどうなっているのか。教師認識の特性を、分かりやすい図表を用いて解説した教師向けガイドブック。

【著者略歴】

瀬戸 健一(せと けんいち) 第1章から第8章担当

岩手大学工学部卒業、岩手大学大学院工学研究科修了、筑波大学大学院教育研究科教科教育専攻修了、2006年 博士(教育学)筑波大学
公立学校教諭、筑波大学大学院非常勤講師、東京農業大学生物産業学部准教授、北海道教育大学教職大学院教授を経て、現在、三重大学教職大学院特任教授

主要論文・著書
「生徒指導体制における共有理論と固有理論の研究」(三重大学教育学部研究紀要, 2017)、「図説 問題行動対処法 Q&A」(風間書房, 2016)、「教師ビリーフと指導の悩み・悩みのサポート・組織評価の関連―生徒指導の問題の対応に着目して―」(日本高校教育学会年報, 2014)、「省察力を高める実践テキスト―生徒指導のあり方を問う―」(風間書房, 2012 )、他

瀬戸 美奈子(せと みなこ) 第9章から第10 章担当

筑波大学第一学群人文学類学士課程卒業、筑波大学大学院教育研究科修士課程修了、2010年 博士(心理学)筑波大学
北海道教育委員会スクールカウンセラー、北見工業大学学生相談室カウンセ
ラー、関西福祉科学大学専任講師、三重大学教育学部准教授を経て、現在
三重大学教養教育院教授、兼担、教育学部教授

主要論文・著書
「ボクの・ワタシの部屋に入らないで―思春期の親離れ―」(児童心理, 2018)、「大学と教育委員会が連携した学校コンサルテーションの実践―不登校の組織的支援にむけて―」(日本教育大学協会研究年報, 2017)、他
目次を表示します。

はじめに

序章 各章の研究論文の要旨と研究のイメージ
 (1)各章の研究論文の要旨と研究のイメージ
 (2)本文に出てくる統計用語の簡単な説明

第1章 生徒指導体制における共有理論と固有理論の研究
 第1節 問題と目的
 第2節 研究の背景
  (1)モデル発想法への挑戦
  (2)実践と理論の関係 基本的理解 3類型
  (3)先行研究の概観 生徒指導体制の設定
  指導イメージの理論的な枠組み例
  (ア)目的と方法原理の観点
  (イ)機能の観点
  (ウ)ガイダンス・カウンセリング、積極的生徒指導・消極的生徒指導の観点
  (エ)ガイダンス・カウンセリングの観点
 第3節 実践報告(講義内での生徒指導モデル・プレゼンテーション)
  (1)実践報告の時期等
  (2)実践報告のテーマ 「私の考えた生徒指導モデル」
  (3)実践報告
 第4節 実践報告にみる「実践と理論の関係」共有理論と固有理論
  (1)評価の時期等
  (2)評価の観点
  (3)評価の結果
 第5節 課題と提言
 [引用・参考文献]

第2章 消極的生徒指導と積極的生徒指導の検討の試み
―生徒指導連絡協議会に参加した教師の認識に着目して―
 第1節 問題と目的
 第2節 調査方法
  1 研究1 文献研究
  2 研究2 アンケート調査
 第3節 調査結果と考察
  1 研究1の結果
  2 研究2の結果
   (1)教師属性・学校属性と両生徒指導のカテゴリー得点、共感的態度得点の関係
   (2)「各要因の相関」
   (3)「質問項目に着目した回答結果の分類」
   (4)結果のまとめと考察
 第4節 総合的考察
 [引用文献]
 資料

第3章 高校教師の指導観と同僚評価の関連
―教師集団の認識の差異に着目して―
 第1節 問題と目的
  (1)先行研究の概観 「指導観」「同僚との関係」
  (2)個人属性と学校属性
 第2節 研究方法
  (1)質問紙の構成
  (2)質問紙の内容
 第3節 調査結果と考察
  (1)調査対象
  (2)個人属性・学校属性と各カテゴリー得点
  (3)各得点の相関関係―相関係数(r> .20)を基準として相関関係を判断―
  (4)各得点の教師属性・学校属性別の平均値の比較(Tukey法)
  (5)教職経験の差異
  (6)各年代での相関係数
 第4節 総合的考察
 [引用文献]
 資料

第4章 協働的な生徒指導体制における教師認識の検討
―小学校・中学校・高校における教師認識の差異に着目して―
 第1節 問題と目的
 第2節 調査方法
  (1)質問紙の作成
  (2)調査の概要
 第3節 調査結果
  (1)教師属性・学校属性とカテゴリー得点
  (2)個人属性・学校属性と各得点の相関関係と平均値の比較―相関係数(r> .20)を基準として相関関係を判断―
  (3)学校種ごとの各得点の相関関係―相関係数(r> .20)を基準として相関関係を判断―
 第4節 考察
  (1)小学校教師
  (2)中学校教師
  (3)高校教師
 [引用文献]
 資料

第5章 生徒指導のモデル発想法
 第1節 教職大学院・院生の作成したモデルの紹介
  1 発電機モデル(小学教師)―子どもの勇気づけを支える教師のスタンス―
  2 学校洗濯機モデル(高校教師)
  (1)生徒指導「学校洗濯機モデル」の概略(作者のコメント)
  (2)生徒指導「学校洗濯機モデル」について(作者のコメント)
 第2節 大学院生(臨床心理学)の作成したモデルの紹介
  1 フラワーモデル 支援の花を咲かす情報の共有
  2 時計モデル カウンセラーのこまめな調整力
 第3節 モデル発想法の理論的背景 実践者の比喩的表現
 第4節 生徒指導観についてのモデルの作り方、ワークシート

第6章 生徒指導体制の総合的な研究1 「教師ビリーフ」と「指導の悩み」・「悩みのサポート」・「組織評価」の関連
 第1節 問題と目的
  (1)生徒指導にみる教師ビリーフの研究
  (2)教師ストレスとしての研究 同僚サポートの存在
 第2節 調査方法
  (1)質問紙の作成
  (2)調査の概要
 第3節 調査結果と考察
  (1)調査対象
  (2)各カテゴリー得点
  (3)各得点の相関係数―相関係数(r> .20)を基準として―
  (4)「教師ビリーフ(指示・指導による規律)」得点と各要因の平均値の比較(多重比較)
 第4節 総合的考察
  (1)個人属性(教職経験)の差異
  (2)「A 教師ビリーフ」と「B 指導の悩み」の関連
  (3)「A 教師ビリーフ」と「C 悩みのサポート」の関連
  (4)「A 教師ビリーフ」と「D 組織評価」の関連
 [引用文献]

第7章 生徒指導体制の総合的な研究2 校内において機能するシステムの検討―生徒指導体制のキーパーソンに着目して―
 第1節 問題と目的
 第2節 調査方法
 第3節 調査結果
  1 研究結果1
   (1)アンケート質問項目
   (2)教師属性・学校属性と校内体制のカテゴリー得点
  2 研究結果2
   (1)各要因の職種別・教職経験別の平均値の比較
   (2)各要因の相関
   (3)「質問項目に着目した回答結果の分類」
  3 結果のまとめと考察
   (1)各カテゴリーの賛同度
   (2)教師属性・学校属性と各得点の差異
   (3)消極的生徒指導の実践度による3類型
 第4節 総合的考察
   (1)キーパーソンの存在
   (2)職種や心理要因 多面的に認識されたシステム
 [引用文献]

第8章 生徒指導体制の総合的な研究3 不登校生徒におけるチーム援助の検討―学校組織特性と被援助志向性に着目して―
 第1節 問題と目的
 第2節 研究方法
  1 調査内容と測定尺度
   (1)チーム援助の活動内容
   (2)学校組織特性
   (3)教師の被援助志向性尺度
  2 調査対象者と調査時期
  3 実施の手続き
 第3節 結果と考察
  1 調査項目に関する因子分析
  2 チーム援助の活動内容と学校組織特性および被援助志向性得点の基本統計量と多重比較
  3 チーム援助の活動内容と学校組織特性および被援助志向性との相関
 第4節 総合的考察
 [引用文献]

第9章 連携におけるコーディネーション研究1
 第1節 問題と目的
 第2節 方法
  1 尺度の作成
   (1)コーディネーション行動尺度
   (2)コーディネーション能力・権限尺度
  2 尺度の内容的妥当性の検討
  3 調査対象者と手続き
 第3節 結果と考察
  1 コーディネーション行動、コーディネーション能力・権限尺度の因子的妥当性と信頼性の検討
   (1)個別援助チームに関するコーディネーション行動尺度
   (2)システムに関するコーディネーション行動尺度
   (3)コーディネーション行動能力・権限尺度
  2 コーディネーション行動、コーディネーション能力・権限の役割別得点
  3 コーディネーション能力・権限がコーディネーション行動に与える影響
第4節 総合考察
  1 コーディネーション行動とその基盤の能力・権限
  2 コーディネーション行動における役割分担
 [引用文献]

第10章 連携におけるコーディネーション研究2
 第1節 問題と目的
 第2節 方法
  1 時期 X年度~X+2年度(3年間)
  2 対象 公立A中学校
  3 手続き
 第3節 結果と考察
  1 第1期(X年度) SCの配置とコーディネーションチームの形成
   (1)初期のアセスメントと目標の設定
   (2)実践の経過
   (3)援助活動の見直し
   (4)第1 期のまとめ
  2 第2期(X+1年目) SC連携システムの構築
   (1)初期のアセスメントと目標の設定
   (2)実践の経過
   (3)援助活動の見直し
   (4)第2 期のまとめ
  3 第3期(X+2年目)コミュニケーションの促進と情報共有のシステム化
   (1)初期のアセスメントと目標の設定
   (2)実践の経過
   (3)援助活動の見直し
   (4)第3期のまとめ
 第4節 総合考察
  1 事例のまとめ
  2 コーディネーション行動と援助システムの活性化
   (1)コミュニケーションの促進
   (2)援助サービス運営の改善
   (3)援助資源の活用
   (4)援助サービスの提供とプログラム開発
  3 実践への提言
 [引用文献]

おわりに
著者瀬戸健一・瀬戸美奈子 著
発行年月日2021年09月15日
頁数264頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2396-4

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