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文化創造としての和文化教育

過去・現在・未来の絆を紡ぐ

定価: 4,180 (本体 3,800 円+税)

2005年4月に創立された「和文化教育学会」の過去・現在・未来を経糸に、和文化教育の提唱と文化創造、和文化教育の研究的展開とその意義、和文化教育の教育実践とその特性、和文化教育の教材開発とその特性、和文化教育の展望とその視角を緯糸で紡いだ和文化教育の織布の活用を期待する。

【執筆者一覧】
中村 哲  和文化教育学会会長(第3代会長)
      兵庫教育大学名誉教授
山折 哲雄 和文化教育学会顧問(初代会長)
梶田 叡一 和文化教育学会顧問(第2代会長)
      兵庫教育大学名誉教授
河内 厚郎 和文化教育学会顧問
      兵庫県立芸術文化センター参与
關  浩和 和文化教育学会理事長
      兵庫大学教育学部長教授
石川 憲之 安芸高田市立八千代中学校校長
大畑 健実 和文化教育学会理事
榊  尚信 元東京都武蔵村山市立第十小学校統括校長
佐々田亨三 前秋田県由利本荘市教育長
森  一郎 和文化教育学会理事
      元 神戸市立高等学校教諭
湯峯 裕  桃山学院大学教授
馬野 範雄 関西福祉科学大学教授
吉田 廣  和文化教育学会顧問
小林 隆  佛教大学教授
大浦 知加 大阪千代田短期大学講師
佐藤 正寿 東北学院大学教授
桐山 由香 大阪青山大学准教授
向井 隆盛 行田市立南河原小学校校長
井上 寿美 摂南大学非常勤講師
八木利津子 桃山学院教育大学教授
竹繁 諒真 武庫川女子大学教務助手
齋藤 尚文 兵庫県立東灘高等学校教諭
𠮷水 裕也 兵庫教育大学理事・副学長・教授
余郷 裕次 鳴門教育大学特命教授
谷  明子 双六読書会・小さな靴あと
犬童 昭久 九州ルーテル学院大学教授
宗實 直樹 関西学院初等部教諭
藤原 昌樹 桃山学院教育大学准教授
岡村 宏懇 尚美学園大学教授
中野 照雄 和文化教育学会会員
渡邉規矩郎 和文化教育学会顧問
永添 祥多 近畿大学教授
      東亜大学大学院客員教授
今宮 信吾 大阪大谷大学教授
岡崎 均  大阪体育大学特任教授
前島 正明 帝京大学大学院教授
松井 克行 西九州大学教授
田中 直子 総本山醍醐寺・霊宝館学芸員
      大和大学非常勤講師
関根 秀治 平安女学院大学特任教授
      伝統文化研究センター所長
目次を表示します。
まえがき

第Ⅰ章 和文化教育の提唱と文化創造
 第1節 和文化教育の提唱
 第2節 和文化の創生力
 第3節 和文化教育の人間形成的意義
     ―「和魂十則」の提案も含めて―
   和文化教育の雪間草 其の一 総合舞台芸術としての歌舞伎

第Ⅱ章 和文化教育の研究的展開とその意義
 第1節 研究大会の研究内容とその意義
  1 全研究大会の研究内容とその意義
  2 第4回東広島大会の研究内容とその意義
  3 第5回島田大会の研究内容とその意義
  4 第11回武蔵村山大会の研究内容とその意義
  5 第12回本荘由利大会の研究内容とその意義 
 第2節 学会誌の研究内容とその意義
  1 全学会誌の研究内容とその意義
  2 大会講演内容とその意義
  3 大会シンポジウムの内容とその意義
   和文化教育の雪間草 其の二 歴史文化遺産の活用でまちに活力とにぎわいを

第Ⅲ章 和文化教育の教育実践とその特性
 第1節 和文化教育のカリキュラム編成とその特性
 第2節 保育者養成における教育実践とその特性
     ―和太鼓を取り入れた可能性―
 第3節 小学校における教育実践とその特性
     ―社会科教科書の伝統文化内容―
 第4節 小学校における教育実践とその特性
     ―伝承遊びを取り入れた音楽授業―
 第5節 小学校における教育実践とその特性
     ―学校と博物館との連携―
 第6節 中学校における教育実践とその特性
     ―詩吟の教育的活用―
 第7節 中学校における教育実践とその特性
     ―武道必修化の現状と課題―
 第8節 高等学校における教育実践とその特性
     ―兵庫県学校設定科目『日本の文化』の実践―
   和文化教育の雪間草 其の三 文化創造,あるいは保護の過程に持ち込まれる価値構造

第Ⅳ章 和文化教育の教材開発とその特性
 第1節 「絵本」の教材開発とその特性
 第2節 「双六」の教材開発とその特性
 第3節 「浮世絵版画」の教材開発とその特性
 第4節 「丹波立杭焼」の教材開発とその特性
 第5節 「百人一首」の教材開発とその特性
 第6節 「能狂言」の教材開発とその特性
 第7節 「自然体験」の教材開発とその特性
   和文化教育の雪間草 其の四 南海の孤島に眠る和文学者

第Ⅴ章 和文化教育の展望とその視角
 第1節 研究としての展望とその視角
  1 和文化教育の充実改善とその視角
    ―和文化教育の新たな可能性としての日本文化発信力の育成―
  2 和文化教育の幼小中高大の連携とその視角
    ―カリキュラム・マネジメントを意識した小中高大接続―
  3 和文化教育のデジタル教科書とその視角
    ―デジタル教科書の開発と活用―
  4 和文化教育のウェブ学習基地とその視角
    ―ウェブ学習基地の構築と活用―
 第2節 実践としての展望とその視角
  1 地域学校協働活動の連携に基づく教育実践
    ―多摩市立多摩中学校の地域学校協働活動― 
  2 「日韓交流」を意図する「博学協働」の教育実践
    ―名護屋城博物館と唐津青翔高校・釜山外国語大学校の交流―
  3 グローバルスタンダードを意図する博学連携実践
    ―世界文化遺産醍醐寺と京都市立醍醐中学校の連携―
  4 グローバル文化シンボルとしての「鯉のぼり」活動
   和文化教育の雪間草 其の五 社中は民間教育機関

あとがき
著者中村哲 編著
発行年月日2024年11月30日
頁数368頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2523-4