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直示と記述同定

英語固有名の研究

定価: 13,200 (本体 12,000 円+税)

英語固有名の多彩多様な形態の中にも、ダイナミックな構造体系が見出されることを、指示詞表現、同格表現、称号表現などの考察を通して解明する画期的研究。

【著者略歴】
織田 稔(おだ みのる)
1932年3月大阪市生まれ。
1954年京都大学文学部卒業
1957年同大学院修士課程修了、英語学英米文学専攻
現在、関西大学文学部教授
※略歴は刊行当時のものです※

【主な著書】
『存在の様態と確認―英語冠詞の研究』(1982年、風間書房)
目次を表示します。
まえがき
1.英語固有名の諸問題
 1.1.実在対象への指示言及―things,names and words
 1.2.given nameとfamily name―その関係と機能
2.英語固有名と指示詞表現 
 2.1.英語の冠詞と存在対象の指示
 2.2.実在指示の指示詞‘this’
 2.3.意味による記述同定と固有名
 2.4.命名行為と固有名の誕生
3.定冠詞と英語固有名
 3.1.固有名〔称〕と固有名詞
 3.2.直示の超克―定冠詞発達の契機
 3.3.新固有名への転借用
 3.4.パブの名称―略記パターンの実地検証
 3.5.定冠詞と英語固有名 
4.英語固有名と同格表現
 4.1.同格の形態と意味機能
 4.2.無冠詞ゼロ形,またはAttribution
 4.3.‘N,the n’と‘N,an n’,またはDesignationとClassification
 4.4.‘the n,N,と‘an n,N’,またはAppellationとIdenticafition
 4.5.‘William the Conqueror’,または‘N(⌒) the n’形の固有名
 4.6.‘the Emperor Hirohito’,または‘the n(⌒) N’形の固有名
5.数詞の固有名称化
 5.1.‘the number 9’と固有名‘9’
 5.2.‘No l0’―数体系による命名
 5.3.‘Expo 70’と*‘year 1888’
6.英語固有名と称号表現
 6.1.称号表現―無冠詞形普通名詞の前置
 6.2.称号表現にみるgradience 
 6.3.固有名称化詞としてのtitlesとpartial apposition
 6.4.地理的固有名の形態
 6.5.地理的固有名と称号表現
APPENDIX
NOTES 
BIBLIOGRAPHY
INDEX
著者織田稔 著
発行年月日1994年02月28日
頁数256頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0876-3