博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

アメリカ社会科学習評価研究の史的展開

学習評価にみる社会科の理念実現過程

定価: 10,450 (本体 9,500 円+税)
米国社会科学習評価の実態とその特質・課題を社会科の理念を視点として検討し、学習評価法の確立過程と到達点から、社会科の理念実現過程を解明した独創的研究。

【著者略歴】
棚橋健治(たなはし けんじ)
1957年7月 岐阜県に生まれる
千葉大学教育学部附属小学校、同中学校、千葉県立千葉高等学校を経て
1981年3月 広島大学教育学部高等学校教員養成課程社会科専攻卒業
1983年3月 広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程前期修了
1986年3月 広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程後期単位修得退学
1986年4月 鳴門教育大学学校教育学部助手
1989年4月 鳴門教育大学学校教育学部講師
1991年4月 鳴門教育大学学校教育学部助教授
1994年4月 広島大学教育学部助教授
2000年10月 博士(教育学)
2001年4月 広島大学大学院教育学研究科助教授
目次を表示します。
序章 本研究の目的・意義・方法
 第一節 研究主題
 第二節 本研究の意義と特質
 第三節 本研究の方法
第一章 社会科の学力構造と学習評価類型
 第一節 社会科学カモデルの枠組み
 第二節 各評価類型の分析課題
 第三節 アメリカ合衆国における社会科学習評価研究の時期的特徴 
一 社会の事実的理解の評価研究が主導的な時期
(一九一〇~一九三〇年代)
二 社会の価値的理解の評価研究が主導的な時期
(一九三〇~一九五〇年代)
三 社会の概念的理解の評価研究が主導的な時期(一九六〇年代)
四 社会の概念的理解・価値的理解の評価研究が主導的な時期
(一九六〇~一九七〇年代)
第二章 社会現象記述力評価―社会の事実的理解を図る社会科―
 第一節 本章の課題
 第二節 社会科学習評価研究の科学化への始動
  一 社会科における学習成果測定運動
  二 科学的決定論の導入による学習成果測定
   1 教育測定運動以前の成績考
   2 社会の変化と科学的管理論の生起
   3 教育科学論の発展
第三節 社会的用語の評価と歴史的事実の評価―アメリカ歴史学会の評価
研究とバグリの評価論―
  一 目標構造と評価問題の実際
   1 評価問題の実際とその構造
   2 評価される知識・判断
  二 評価問題の構成の論理
   1 活動分析による知識の選定
   2 客観的実在としての社会の忠実な把握
   3 知識の整理・定着過程としての試験
   4 社会の構成員としての共通の絆
第四節 社会現象記述力評価の特質とそれにみる社会科の理念の実現
第三章 社全問題解決力評価―社会の価値的理解を図る社会科―
 第一節 本章の課題
 第二節 社会的信念・行動性向の評価―進歩主義教育協会の評価研究―
  一 目標構造と評価問題の実際
   1 社会的感受性の育成
   2 「八年研究」実験校における評価問題の実際とその構造
   3 評価される知識・判断・態度
  二 評価問題の構成の論理
   1 一貫した信念・価値
   2 民主的な活動の方向、自由主義的態度
第三節 社会問題解決力評価の特質とそれにみる社会科の理念の実現
第四章 社会構造分析力評価―社会の概念的理解を図る社会科―
 第一節 本章の課題
 第二節 科学的探求能力の評価―中等ホルト社会科評価プログラム―
  一 社会認識形成の論理と目標構造
   1 「構造」概念に基づく社会、科学、子どもの結合
   2 社会科学の構造
   3 社会科学における「分析的疑問」の習得
   4 社会科学的研究法
  二 評価プログラムの実際
   1 評価の基本姿勢
   2 評価問題の実際とその構造
   3 評価される知識・判断・態度
  三 評価プログラムの構成の論理
   1 社会認識における知識の成長と思考
   2 社会認識に国有の思考
  四 特質
第三節 科学的知識体系の評価―タバ社会科評価プログラム―
  一 社会認識形成の論理と目標構造
   l 子どもの思考体制と科学
   2 文化人類学に基盤を置く概念的知識体系の形成
   3 概念的知識体系の形成過程
  二 評価活動の実際
   1 評価活動の実際とその構造
   2 評価される知識・判断・態度
  三 評価活動の構成の論理
   l 特徴の抽出による類似性・一般性の説明
   2 類似性・一般性の予見から理由の説明への進展
  四 特質
第四節 科学的興味・関心・態度の評価―MACOS評価プログラム―
  一 社会認識形成の論理と目標構造
  二 評価プログラムの実際
   l 評価プログラムの実際とその構造
   2 評価される態度
  三 評価プログラムの構成の論理
  四 特質
第五節 社会構造分析力評価にみる社会科の理念の実現
第五章 社会構造分析力・社会問題解決力評価
―社会の概念的理解・価値的理解を図る社会科―
 第一節 本章の課題
 第二節 社会的意思決定力の評価―ハーバード社会科評価プログラム―
  一 社会認識形成の論理と目標構造
  二 社会的論争問題分析テストの実際
   1 評価問題の実際とその構造
   2 評価される知識・判断・態度
  三 社会的論争問題分析テストの構成の論理
   1 設定された対話状況からオープン・エンドな討論へ
   2 事実・定義・価値の対立・葛藤
   3 他者・自身・集団の意思決定
 第三節 社会構造分析力・社会問題解決力評価の特質とそれにみる社会科
の理念の実現
終章 アメリカ社会科学習評価にみる社会科の理念実現過程
主要参考文献一覧
あとがき
著者棚橋健治 著
発行年月日2002年02月28日
頁数368頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1313-2