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マイネッケ史学の研究

マイネッケ史学の研究

定価: 6,270 (本体 5,700 円+税)
ドイツ正統史学の巨匠フリードリッヒ・マイネッケの史学、その歴史認識の方法論的原理と特質、及び思想根拠並びに内容などを思想的・発展史的視角から論究。
【この書籍は現在品切です。重版は未定です。(2011.11.10)】

【著者略歴】
吉武夏男(よしたけ なつお)
 1911年 兵庫県篠山町に生れる
 1940年 広島文理科大学史学科卒業
 現 在 神戸大学教授
 専 攻 西洋史学
     文学博士
目次を表示します。
序論
Ⅰ 近代ドイツ史学の成立とマイネッケ史学
 1 歴史的な考え方の成立とランケ史学
 2 ランケ史学とドイツ史学の特質
 3 ドイツ史学とマイネッケ史学の特質
Ⅱ マイネッケ史学の発展史的展望
 1 成立期の史学思想史的系譜―大学時代―
 2 第一次大戦前の史学思想史的特長―シュトラースブルグ・フライブルグ時代―
 3 第一次大戦後の史学思想史的特長―ベルリン時代―
 4 ナチス政権確立前後の史学思想史的特長―沈黙の時代―
 5 第二次大戦後の史学思想史的特長―復活の時代―
Ⅲ マイネッケ史学成立の基点
 1 『ランプレヒト対マイネッケ「史学論争」』の経過と問題点
 2 歴史学と世界観との関係
 3 歴史における「個と普遍」との関係
 4 歴史における「自由と必然」との関係
Ⅳ 第一次大戦前後の移行期におけるマイネッケの史学思想の発展
 1 「個と普遍」との両極的基本思想の発展
 2 「自由と必然」との両極的基本思想の発展
Ⅴ 第一次大戦前後のマイネッケの政治・史学思想の変化
 1 「近代史における国家理性の理念」とマキャヴェリズムに対する批判的研究
  (1)マキャヴェリズムの理論的前提
    (ⅰ)Virtu(uにグレイヴ・アクセント)とFortunaとのたたかいについての説教
      a Virtu(uにグレイヴ・アクセント)について
      b Fortunaについて
    (ⅱ)Necessita(aにグレイヴ・アクセント)の説教
  (2)近代ドイツにおけるマキャヴェリズムの発見とその批判
    (ⅰ)啓蒙君主フリードリッヒ
    (ⅱ)ヘルデル
    (ⅲ)ヘーゲル
    (ⅳ)ランケ
 2 「史学論」とその史学思想―とくに政治史と文化史との論争点をめぐって―
    (ⅰ)歴史における「因果律と価値」の問題と両極的見解
    (ⅱ)因果律
      a 機械的因果律
      b 生物的因果律
      c 精神的―倫理的因果律
    (ⅲ)価値
    (ⅳ)政治史と文化史との論争点(=因果律と価値)とその規定
Ⅵ ナチス政権確立前後および第二次大戦後のマイネッケ史学思想
 1 ヒストリスムスHistorismusという語の歴史と意味とについて
    (ⅰ)ヒストリスムスHistorismusという語の歴史について
    (ⅱ)ヒストリスムスHistorismusの意味について
 2 歴史主義の探究
    (ⅰ)ニーチェとマイネッケ―ニーチェの発見による歴史主義の危険をめぐって―
    (ⅱ)トレルチとマイネッケ―歴史主義の根本問題の認識を中心として―
(ⅲ)マイネッケの諸作品と歴史主義の問題
 3 歴史主義の基本的核心思想
    (ⅰ)個性の思想
    (ⅱ)発展の思想
Ⅶ マイネッケのドイツ歴史像修正
 1 第一次大戦前後
    (ⅰ)二元論的方法
    (ⅱ)ドイツ歴史像における問題点
    (ⅲ)歴史像修正の基点
    (ⅳ)ドイツ歴史的―政治的思惟の修正
 2 第二次大戦前後
Ⅷ 近代ドイツ歴史思想とイギリス歴史思想
 1 ドイツ歴史思想
 2 イギリス歴史思想―ドイツ歴史思想との関連において―
Ⅸ 近代イタリア史学思想
 1 近代イタリア哲学・史学思想概観
 2 クローチェの史学思想―マイネッケとの比較において―
    (ⅰ)クローチェ史学の成立
    (ⅱ)クローチェの史学思想について
Ⅹ マイネッケ史学の史学思想史的地位とその意義

参考論文
(Ⅰ)マキャヴェリにおける人間・歴史・政治について
  1 人間について
  2 歴史について
  3 政治について
(Ⅱ)ルソーにおける政治的社会意識の形態について―特にモンテスキューのそれとの対比において―
  1 その学問的方法について―モンテスキューとルソーとの場合―
  2 ルソーにおける政治的社会意識の形態
    (ⅰ)政治社会の起源と成立とについて
    (ⅱ)その構造について―三つの政治的原則を中心として―
    (ⅲ)その特質について―ホッブス,ロック,モンテスキューとの対比において―
(Ⅲ)近代的歴史意識の発生と発展―特にルソーからヘルデルへの一線を基点として―
  1 近代的歴史意識の発生について―啓蒙主義と歴史主義との対照において―
  2 ルソーからヘルデルへ―歴史意識発生の問題をめぐって―
  3 ヘルデルの歴史意識について―マキャヴェリ,ヴォルテールとの対比において―
(Ⅳ)歴史学派の史学思想について―特にランケのそれを中心として―
  1 歴史学派の史学思想史的系譜
    (ⅰ)シュツルム・ウント・ドラング運動と歴史学派
    (ⅱ)浪漫主義運動と歴史学派
  2 ランケの史学思想について
    (ⅰ)個性の思想
    (ⅱ)発展の思想

マイネッケの著作・論文・参考文献目録
 (1)著作
 (2)論文・講演・寄稿論文
 (3)政治新聞論説
 (4)評論
 (5)マイネッケに関する外国文献
 (6)祝賀記念論文
 (7)マイネッケ全集(全7巻)
 (8)マイネッケに関する国内の文献
索 引
あとがき
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者吉武夏男 著
発行年月日1972年10月31日
頁数444頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0394-2