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物語史の解析学

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)
仮名による文章の成立・成熟期、『竹取物語』から『虫めづる姫君』まで、個々の仮名物語の表現の仕組みを分析して文体の展開過程としての〈物語史〉を構築する。

【著者略歴】
土方洋一(ひじかた よういち)
1954年 広島県生
1977年 東京大学文学部国文科卒
1982年 同大学博士課程退学

現 職 青山学院大学文学部教授
専 攻 平安文学・物語論
目次を表示します。
序 新しい物語史に向けて
I
1 仮名物語の想像力・覚え書
2 仮名物語の成立まで
II
3 物語の始まりのことば―竹取物語―
4 かぐや姫誕生
5 歌物語という機構―伊勢物語―
6 いじめの構造―落窪物語―
III
7 光源氏の幻想のかたち
8 高貴さという主題-藤壷宮-
9 紫の上の機能と主題
10 夕顔の女と物語の生成
11 移りゆく時の物語-夕顔巻I
ⅤI
12 物語のポスト・モダンー虫めづる姫君-
13 『山路の露』と物語史
原題および初出一覧
あとがき
著者土方洋一 著
発行年月日2004年10月31日
頁数326頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1455-9