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幼児吃音に関する診断・治療法研究

幼児吃音に関する診断・治療法研究

定価: 24,200 (本体 22,000 円+税)
幼児吃音の全般にわたり診断と治療問題の現代的状況を概観し、類型論的診断法の位置づけを明確化。並びに突発型幼児吃音に対象を限定してその診断・治療法に言及。
※この書籍は現在品切です。重版は未定。
目次を表示します。

第Ⅰ部 幼児吃音の診断と治療
 緒言
1章 幼児吃音における臨床診断仮説(U仮説)の意義
  1節 U仮説形成の経緯
  2節 U仮説の構成
  3節 各因子の臨床的同定(identification)
 2章 幼児吃音の鑑別診断―世界的動向
  1節 Dr.Gregory,H.H.による吃音問題に関する世界的展望
  2節 諸学者による鑑別の試み
  3節 Dr.Preus,A.による類型的研究
  4節 吃音の類症鑑別と鑑別診断
 3章 幼児吃音の類型論的診断の試み
  1節 内須川臨床4型とヴァン・ライパーのTracks Hypothesis
(軌道仮説)
  2節 発吃時期による類型化の意義
  3節 親子吃音関係診断簡易テストからみた諸要因分析
  4節 内向吃・外向吃とU仮説との関係
 4章 幼児吃音の治療・指導法―新しい試み―
  1節 幼児吃音の診断・治療
  2節 幼児吃音における指導・教育の意義
  3節 振子仮説に基づく環境調整法
  4節 幼児吃音の指導プログラム
 5章 言語関係からみた幼児吃音の評価法
  1節 親子吃音関係の重要性
  2節 HU式Ⅰ型親子言語関係診断テスト(P.C.S.R.T.)による言語
関係の評価法
  3節 HU式親子吃音診断簡易テスト(P.S.C.S.R.H.T.)による言
語関係の評価法
  参考資料(Ⅰ)
  参考資料(Ⅱ)
 6章 今後の課題
  参考文献
第Ⅱ部 突発型幼児吃音の診断・治療に関する類型論的研究
Ⅰ 序論
 1章 幼児吃音に関する理論 
  1節 吃音の原因・診断論
  2節 ブラッドシュタインの連続仮説(Continuity Hypothesis)
  3節 フラグメンテーション(断片化)とテンション(緊張)理論
  4節 吃音の自然治癒
 2章 幼児吃音に対する類型論的接近
  1節 類型論的接近の意義
  2節 類型論的接近,いくつかの研究の概観
  3節 内須川式臨床四型
 3章 幼児吃音の考え方と定義
 4章 幼児吃音の診断法
 5章 幼児吃音の治療法
 6章 HU式親子言語関係診断テスト(P.C.S.R.T.)とU仮説
  1節 P.C.S.R.T.(Parent Child Semantic Relation Test)
  2節 U仮説
 7章 Pendulum仮説と母子言語関係における感情の言語化破綻説
 8章 PendulumカウンセリングとPendulumセラピー 
  1節 Pendulumカウンセリング
  2節 Pendulumセラピー 
 9章 本研究の特徴と問題点 
Ⅱ 本論 
1章 本研究の目的
 2章 手続き・方法
  1節 対象児
  2節 治療指導日,期間,セッション回数
  3節 治療場所,設備
  4節 治療契約
  5節 治療方法
  6節 資料の入手方法
  7節 資料の分析方法
 3章 治療過程
  1節 治療研究の方法
  2節 超早期型〔E型〕
  3節 標準型〔S型〕
  4節 超晩期型〔L型〕
 4章 結果 
  1節 テスト結果
  2節 Pendulum因子の変化 
  3節 非流暢性の変化
  4節 診断と改善結果
  5節 因子段階表の改訂
  6節 フォローアップスタディ 
 5章 考察 
  1節 Pendulum現象の条件の検討
  2節 診断の分析
  3節 吃音の助長要因と改善要因
  4節 幼児吃音の臨床診断の予後に関する早坂仮説(H仮説)
結語
文献(早坂)
あとがき
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者内須川洸・早坂菊子 共著
発行年月日1988年02月29日
頁数666頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0698-1