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キリシタン研究  第二部  論攷篇

キリシタン研究 第二部 論攷篇

定価: 15,180 (本体 13,800 円+税)
日欧に伝存する資料を発掘し、遺物、南蛮美術品、史跡等についての史実を再確認、在欧の日本文の未刊文書も紹介し詳細に照合検討、新出図巻「島原之乱図」を解明。
【この書籍は品切です。重版は未定です(2011.11.25)】

【著者紹介】
松田毅一(まつだ きいち)
京都外国語大学教授 文学博士
目次を表示します。

前篇
 第一章 南蛮の語句について
 第二章 キリシタンの衰退と消滅
  緒言
  第一節 布教と迫害(一六四〇年まで)
  第二節 検索と殱滅(一六五八年まで)
  第三節 類族と変容(一六五八年以降)
 第三章 キリシタン宗門と十字の記号
  緒言
  第一節 十字架
  第二節 十字の記号とキリシタン
  第三節 十字の紋章
     (一)沼田頼輔博士の十字紋章説
     (二)沼田説への反論
  第四節 謬説の展開
  第五節 所謂南蛮美術品における十字
  第六節 肥前・大村地方の十字
 第四章 織部灯籠とキリシタン宗門 
  緒言
  第一節 織部灯籠問題の発端
  第二節 キリシタン灯籠説の展開
  第三節 研究の対象となる石造物
  第四節 キリシタン無関係説
  第五節 キリシタン灯籠説への反論
  第六節 織部灯寵の再検討
     (一)在銘の石造物
     (二)古文書・古文献
  第七節 織部灯龍の実体
     (一)形態
     (二)竿石の記号
     (三)庚申信仰との関係
     (四)天神信仰との関係
  結論
後篇
 第一章 大内義長の大道寺裁許状について
  緒言
  第一節 大道寺論争
  第二節 大内義長の裁許状及び山口古図
  第三節 山口のキリシタン教会
  第四節 再検討と結論
 第二章 サン・フェリーペ号事件再考
  緒言
  第一節 航海長の発言をめぐる論争
  第二節 積荷没収は日本の習慣に基づくか
  第三節 サン・フェリーペ号関係日本史料、文献
  第四節 サン・フェリーペ号積荷没収の時間的経過
  第五節 太閤秀吉の動静
  第六節 イエズス会員の責任問題
  第七節 日本二十六聖人事件との関係
 第三章 慶長遣欧使節の史料について
  緒言
  第一節 慶長遣欧使節の史料について
  第二節 シピオーネ・アマチの「使節記」
 第四章 四国キリシタン史補遺
 第五章 在欧日本文古文書三通
 第六章 シドッティの屋久島潜入について
  第一節 史料
  第二節 日本史料による潜入事情
  第三節 海外史料による潜入事情
  第四節 現地調査と補遺
 第七章 長崎家文書、並びに長崎甚左衛門一族
  第一節 長崎氏系図
  第二節 新出「長崎家文書」
  第三節 甚左衛門純景をめぐって
 第八章 新出図巻「寛永十五年島原之乱図」
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著者松田毅一 著
発行年月日1975年10月15日
頁数556頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0438-3