博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

社会科の授業改善 1見方考え方を成長させる社会科授業の創造

定価: 2,200 (本体 2,000 円+税)
「社会的見方・考え方の成長」「知識・概念の明確化」の内容を明らかにし、開発単元を具体的に提示。現場の社会科授業改善をめざした教師・学生必携の書。

【著者略歴】
岡﨑誠司(おかざき せいじ)
1957年 広島市に生まれる。
広島大学教育学部・広島大学大学院教育学研究科を経て、その間、広島市立亀山小学校教諭、広島大学附属小学校教諭を務める。
2005年 富山大学人間発達科学部教授・博士(教育学)
2010~2013年 富山大学人間発達科学部附属小学校校長(併任)
目次を表示します。
はじめに
Ⅰ 社会的見方・考え方を成長させる内容の確定
 1 「社会科授業の目的」から考える内容
 (1)社会科授業の目的
 (2)社会科授業の目標構造
 2 社会的見方・考え方を成長させる内容の選択
 (1)社会的見方・考え方の成長イメージ
 (2)内容選択のための教材研究
Ⅱ 社会的見方・考え方を成長させる方法の確定
 1 「社会科授業の目的」から考える方法
 (1)「科学的事実確認」と「価値判断の批判的吟味」
 (2)発問の構造化
 (3)社会的見方・考え方を成長させる授業展開
 (4)三種類の探求
 2 社会的見方・考え方を成長させる方法の選択
 (1)社会的見方・考え方を成長させる方法10
 (2)社会的見方・考え方を成長させる方法の選択基準
Ⅲ 社会的見方・考え方を成長させる授業モデル
 信長から家康へ勝頼へ視点を移動しよう!
  第6学年単元「織田信長」
 (1)単元「織田信長」の問題
 (2)単元「織田信長」の改善ポイント
 (3)単元「織田信長」の開発
 (4)授業の実際
 (5)単元「織田信長」にみられる「社会的見方・考え方の成長」
 (6)実践を通して得た結論3点
Ⅳ 社会的見方・考え方を成長させる授業の実際
 1 知的好奇心から探求し地域社会の問題を考える単元構造
   ―第3学年単元「広島菜をつくる」の実際―
 (1)現地調査からみえてきた「都市化する地域社会」
 (2)知的好奇心から探求し地域社会の問題を考える単元構成
 (3)単元「広島菜をつくる」の実際
 (4)授業実践の成果
 2 If-then発問による仮説吟味でフードシステムを探求する
   ―第4学年単元「わたしたちの県―広島菜2―」の実際―
 (1)社会的考え方ができるようになった子どもたち
 (2)広島菜フードシステムの教材化によって獲得できる社会的見方
 (3)単元「わたしたちの県―広島菜2―」の実際
 (4)仮説吟味過程における社会的見方・考え方の成長
 3 「分業」概念を習得する農業単元から活用する工業単元へ
   ―第5学年単元「牛肉をつくる」「自動車をつくる」の実際―
 (1)本節の提案
 (2)第5学年単元「牛肉をつくる」の実践
 (3)第5学年単元「自動車をつくる」の実践
 (4)社会的見方の習得・活用ができる単元相互の接続
 4 合理的判断能力の育成をめざす歴史的社会問題の教材化
   ―第6学年単元「近代化する社会―自由民権・国会開設問題―」の実際―
 (1)本節の目的
 (2)内容としての社会的見方・考え方の確定
 (3)合理的判断能力育成のための方法原理
 (4)単元構成の論理
 (5)第6学年小単元「自由民権・国会開設問題」の開発
 (6)授業の実際
 (7)実験授業の成果
 (8)合理的判断能力育成のための3ポイント
著者岡﨑誠司 著
発行年月日2013年04月15日
頁数156頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1993-6

関連書籍

社会科の授業改善 2
社会科授業4タイプから仮説吟味学習へ

岡﨑誠司 編著

定価: 2,200 円(税込)