博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

アメリカで生きた女性たち

戦後国際結婚した日本人女性のオーラルヒストリー

定価:本体 2,500 円+税

50年代、60年代、70年代。
多くの日本人にとって、まだまだ外国が遠かった時代にアメリカ・カリフォルニアに渡ることを決意した日本人女性10人のオーラルヒストリー。

サンフランシスコ・ベイエリアに、国際結婚をした日本人女性を支援するためのNPO団体「ひまわり会」がある。その会員10名が、自身の生い立ち・渡米後の生活・家族・故郷への思いを語った。彼女たちのみずみずしくも飾らない言葉で紡がれた10篇の真実の物語がここにある。

【著者紹介】
浅井正行(あさい まさゆき)
明星大学人文学部・福祉実践学科 准教授
明星大学ボランティアセンター センター長

1968年、東京生まれ。ハワイ大学大学院社会福祉学部博士課程修了。社会福祉学博士(Ph.D)。
神田外国語大学外国語学部英米語学科卒業後に渡米。サンフランシスコ大学大学院修士課程でカウンセリング心理学を学び、卒業後は、国際結婚をした日本人女性のための支援団体・ひまわり会のコーディネーターを務める。サンフランシスコ日米会およびオークランド湾東日系社会奉仕団理事、サンフランシスコ州立大学心理学部講師、東京都老人総合研究所研究員、日本高齢者虐待防止センター理事・専門電話相談員を歴任。また、中国武術(全日本柔拳連盟)四段を持ち、サンフランシスコにて高齢者を対象に太極拳・気功法を無料で教える。

浅井直子(あさい なおこ)
明星大学通信制大学院・教育学研究科教育学専攻・博士後期課程在学

1963年、広島県生まれ。東京都と神奈川県で育つ。
立教女学院短期大学・幼児教育学科を卒業後、ワーナー・パイオニア(株)(現、ワーナーミュージック・ジャパン)に勤務。31歳で渡米。カリフォルニア州のサンフランシスコ州立大学・人文学部社会学科を卒業。在米生活10年。その間、ハワイで2児を出産し、ハワイとサンフランシスコで子育てを経験する。2004年に帰国。明星大学通信制大学院・人文学研究科教育学専攻・博士前期課程修了。
※データは刊行当時のものです※
目次を表示します。
プロローグ 浅井 直子

「欲張らないことが人生の収穫でした」スクリムシャー仁子
  つらいメイド時代、タクシーでの偶然の出会い

「日本にいたら不満だらけの有閑マダムになっていたわね」土屋 和子
  アメリカ留学、農家の嫁、ビジネスウーマン

「娘たちともっともっと話したかった」ジョネイ 昭子
  わが子との言葉の壁、お姑さんとの絆

「絶対にアメリカ人に負けちゃいけない」ドンゴン 巳器乃
  人種差別、「教育ママ」だったあの頃

「私の後ろ姿が気に入ったんだって」スダ ミツコ(仮名)
  日系二世とのお見合い、お嫁さんはフィリピン人

「もう少しの辛抱だって自分に言い聞かせてた」ヤマグチ テル(仮名)
  日系姑と小姑からの嫁いびり、ボロでもホームスイートホーム

「沖縄から逃げ出したかった」ジアニーニ ケイコ(仮名)
  孤独な少女時代、母との和解、プレスクールでの保育の日々

「私の人生って、なんだかフワーッと過ぎちゃった」クークラ 京子
  キッチンは子供たちのたまり場、ベトナム戦争、義母から教わった「おふくろの味」

「うちの主人おとなしいから、こんなにたくましくなっちゃった」ビアード 百合子 エイミー
  難病の息子、アルツハイマーの母の呼び寄せ介護

「日本よりずっと女性が活躍していました」本間 玲子 トゥルー
  大学院進学、離婚、アジア人初サンフランシスコ市衛生局副局長

アメリカ日系社会と「ひまわり会」 浅井 正行
 国際結婚をした日本人女性の会「ひまわり会」
 「ひまわり会」創設者・沢井村代
 戦後アメリカに渡った日本人女性たちの「オーラルヒストリー」の意義

エピローグ 浅井 正行
著者浅井正行・浅井直子 著
発行年月日2016年02月29日
頁数400頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-2123-6