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日本語を母語とする特異的言語発達障害児の言語特徴

定価: 4,950 (本体 4,500 円+税)

日本語を母語とする特異的言語発達障害児(SLI児)の言語を縦断的・横断的に検討。実証的データに基づき,日本語のSLI児の言語特徴を明示的に提案した書。

【著者略歴】
村尾愛美(むらお あいみ)
1985年 広島県生まれ
2011年 東京学芸大学教育学部障害児教育教員養成課程卒業
2013年 東京学芸大学大学院教育学研究科特別支援教育専攻
     (修士課程)修了
2016年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科学校教育学専攻
     (博士課程)修了
現在  東京学芸大学教育学部特任講師・個人研究員
     博士(教育学)
目次を表示します。
第1章 序論
 第1節 本研究の背景
 第2節 欧米のSLI研究
 第3節 我が国のSLI研究
 第4節 本論文の目的及び構成

第2章 SLI児2例を対象とした縦断研究
 第1節 自然発話における誤用の全体的な特徴
 第2節 自然発話における格助詞の誤用
  第1項 格助詞の誤用の特徴
  第2項 格助詞の誤用の持続性
 第3節 自然発話における時制・アスペクト・受動文の誤用
  第1項 時制の誤用の特徴と持続性
  第2項 アスペクトの誤用の特徴と持続性
  第3項 受動文の誤用の特徴と持続性

第3章 SLI児多数例を対象とした縦断研究
 第1節 実験課題と自然発話における格助詞の誤用の比較
 第2節 実験課題における格助詞の誤用に及ぼす語順、態の影響

第4章 総合考察
 第1節 日本語を母語とするSLI児の言語特徴
 第2節 日本語を母語とするSLI児の言語特徴の臨床的意義
 第3章 縦断研究で対象とした2例の言語特徴の比較

文献
資料
初出一覧
あとがき
著者村尾愛美 著
発行年月日2021年02月10日
頁数112
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2355-1