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成蹊大学人文叢書18『源氏物語』と日本文学史

定価: 2,200 (本体 2,000 円+税)

誕生から1000年以上もの多くの読者を魅了し続けた『源氏物語』とは何だったのか? 平安時代の制度や習慣あるいは日本語表現を説明分析し、『源氏物語』が後代の人々に与えた影響を紹介。内容理解と作品享受の両面からこの謎に迫る。

【執筆者紹介】(掲載順)
土居 奈生子(どい なおこ)
成蹊大学全学教育講師。日本古典文学、国語教育。

吉野 瑞恵(よしの みずえ)
駿河台大学名誉教授、成蹊大学非常勤講師。平安文学。

木谷 眞理子(きたに まりこ)※責任編集
成蹊大学文学部教授。平安文学。

吉田 幹生(よしだ みきお)※責任編集
成蹊大学文学部教授。日本古代文学。

松野 彩(まつの あや)
国士舘大学准教授、成蹊大学非常勤講師。平安文学。

森 雄一(もり ゆういち)
成蹊大学文学部教授。日本語学。

桜井 宏徳(さくらい ひろのり)
大妻女子大学准教授、成蹊大学非常勤講師。平安文学・歴史物語。

牧 藍子(まき あいこ)
成蹊大学文学部准教授。日本近世文学。

平野 多恵(ひらの たえ)
成蹊大学文学部教授。日本中世文学。

林 廣親(はやし ひろちか)
成蹊大学特別任用教授。日本近代文学・演劇。
目次を表示します。
はしがき 木谷眞理子
       吉田 幹生

第一章 『源氏物語』と身分社会―名称・呼称をてがかりに― 土居 奈生子
第二章 『源氏物語』と中流貴族男性の恋愛 吉野 瑞恵
第三章 『源氏物語』と手紙 木谷眞理子
第四章 『源氏物語』と仏教―光源氏の執着と救済― 吉田 幹生
第五章 『源氏物語』と年中行事―藤花宴の時代設定― 松野 彩
第六章 『源氏物語』における自己を表す表現について 森 雄一
第七章 『源氏物語』と『大鏡』―三条天皇と朱雀帝を例として― 桜井 宏徳
第八章 『源氏物語』と俳諧 牧 藍子
第九章 『源氏物語』と占い―平安・江戸・明治・平成― 平野 多恵
第十章 近代演劇と『源氏物語』―受容小史稿 山田美妙から唐十郎まで― 林 廣親
著者成蹊大学文学部学会 編/木谷眞理子・吉田幹生 責任編集
発行年月日2021年03月31日
頁数276頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-2371-1