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低学年児童の情動に対する教師の支援

教師の目からみた支援過程の検討

定価: 7,700 (本体 7,000 円+税)

教師は児童の情動に対する支援をどのように判断しているのか。量的・質的な研究から児童の情動を支援する教師の実践的な見方に迫り、新たな教師教育を展望する。

【著者略歴】
芦田祐佳(あしだ ゆか)
2012年 お茶の水女子大学文教育学部卒業。
2014年 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。
2019年 同博士課程単位取得退学、博士(教育学)。
     東京大学大学院教育学研究員を経て、
現  在 大阪教育大学教育学部 特任講師。
目次を表示します。
まえがき

第1章 問題と目的
 第1節 低学年期における情動コンピテンスの発達
 第2節 情動コンピテンスを育成するトレーニングプログラム
 第3節 情動コンピテンスの発達を支える教師の日常的な支援
 第4節 本研究の目的と構成

第2章 (研究1)教師間の思考・判断の差異
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 本章の考察と課題

第3章 (研究2)同一教師による個別場面の支援
 第1節 本章の目的
 第2節 (研究2-1)個別支援の頻度
 第3節 (研究2-2)個別支援の方略
 第4節 (研究2-3)個別支援の時期
 第5節 本章の考察と課題

第4章 (研究3)同一教師による集団場面の支援
 第1節 本章の目的
 第2節 (研究3-1)仲間の情動的苦痛に対する児童の言語的反応
 第3節 (研究3-2)仲間の情動的苦痛に対する児童の非言語的反応
 第4節 (研究3-3)仲間の情動的苦痛に対する児童間の相互作用
 第5節 (研究3-4)児童の様子と活動の特徴にあわせた教師の支援
 第6節 本章の考察と課題

第5章 (研究4)同一教師による思考・判断の差異
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
 第3節 結果と考察
 第4節 本章の考察と課題

第6章 (研究5)教師の資質・能力の認識
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 本章の考察と課題

第7章 総合考察
 第1節 研究結果の整理
 第2節 低学年児童の情動に対する教師の支援
 第3節 児童の情動に対する教師の実践を支える教師教育の可能性
 第4節 本書の意義
 第5節 残された課題と今後の展望

引用文献
初出一覧
あとがき
著者芦田祐佳 著
発行年月日2022年12月25日
頁数234頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2452-7