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記銘後に行う記憶テストの形式がテスト効果の生起に及ぼす影響

定価: 6,600 (本体 6,000 円+税)

本書はテスト効果を説明する理論の1つであるエピソード文脈説の説明可能性について、記銘後に実施するテストの形式を操作して明らかにした画期的研究である。


【著者略歴】
長 大介(ちょう だいすけ)
1986年 東京都に生まれる
2010年 専修大学文学部心理学科(現人間科学部心理学科)卒業
2019年 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士後期課程修了
    (博士(心理学))
2019年 地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
    非常勤研究員 現在に至る 
目次を表示します。
第1章 序論
  1-1 テスト効果とは
 1-2 テスト効果を検討する手続き
  1-2-1 テストの直接効果  
  1-2-2 テストの間接効果
  1-2-3 まとめ
 1-3 テスト効果を説明する理論的枠組み
  1-3-1 転移適切処理
  1-3-2 検索仮説
  1-3-3 精緻検索説
  1-3-4 エピソード文脈説
  1-3-5 理論的枠組みの評価
 1-4 問題の所在と検討可能性
 1-5 本論文の目的

第2章 初期テストの形式を組み合わせた検討
 2-1 実験1:初期テストのテスト形式を組み合わせた影響
 2-2 実験2:遅延テストまでの保持期間の影響
 2-3 実験3:直後テストがテスト効果に及ぼす影響
 2-4 実験的検討Ⅰのまとめ

第3章 初期テストのテスト形式を操作した検討
 3-1 二肢選択テストを用いた検討
  3-1-1 実験4:音韻的,形態的類似性の影響
  3-1-2 実験5:初期テストと異なるテスト形式の影響
 3-2 実験6:多肢選択テストの選択肢数の影響
 3-3 実験7:ソースモニタリングテストによる検索する情報の影響
 3-4 実験的検討Ⅱのまとめ

第4章 総合考察
 4-1 本研究のまとめ

引用文献
あとがき
著者長大介 著
発行年月日2023年02月15日
頁数182頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2463-3