博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

  • 新刊一覧

幼児教育と小学校教育における言葉の指導の接続

読むことの指導の差異と連続性から

定価: 6,050 (本体 5,500 円+税)

幼児教育と小学校教育における読むことの指導に焦点を当て、幼小の教師の指導と子供の実態を解明。幼小の円滑な接続を図る読むことの指導のあり方を提言する。

著者略歴
吉永安里(よしなが あさと)

1976年 東京都生まれ
1999年 東京女子大学文理学部心理学科卒業
2005年 青山学院大学文学部第二部教育学科卒業
2014年 東京学芸大学大学院教育学研究科国語教育専攻国語科教育コース修士課程修了
修士(教育学)
2022年 白梅学園大学大学院子ども学研究科博士課程修了
博士(子ども学)
都内私立幼稚園、東京都公立小学校、東京学芸大学附属小金井小学校に勤務。
現在 國學院大學人間開発学部子ども支援学科准教授


著書 『あそびの中の学びが未来を開く 幼児教育から小学校教育への接続』(共編著)、『ダイヤモンドチャート法―読みを可視化する方略」(単著)ほか

論文 「『おおきなかぶ』における幼小の指導の連続性―読みの環境構成と指導内容の観点から―」、「幼児期の教育から小学校教育への言語指導の円滑な接続に関する一考察 : ベルギー・フランダースのフレネ教育の実践から」、「社会的行為としての絵本読み聞かせ」、「幼小の読みの指導の差異性と共通性:日本,アメリカ,ベルギーの事例検討から」ほか

受賞 日本読書学会 読書科学研究奨励賞
目次を表示します。
第1章 これまでの研究の動向と本研究の目的
   1 幼小接続研究の動向
    ⑴幼小接続研究の背景
    ⑵幼小接続研究のこれまで
    ⑶幼小接続研究における言葉の育ち
    ⑷幼児教育における読み聞かせ
    ⑸小学校入門期の国語科「読むこと」の指導
   2 本研究の目的と構成
    ⑴本研究の目的
    ⑵本研究における読むことの指導
    ⑶本研究の構成

第2章 <研究1>『おおきなかぶ』にみる幼小の読むことの指導の検討
   1 問題と目的
   2 方法
    ⑴調査方法
    ⑵分析方法
   3 結果
    ⑴環境構成的要素
    ⑵言語指導的要素
   4 考察
    ⑴読みの環境構成の特徴
    ⑵読みの指導内容の特徴
   5 まとめ
    ⑴読みの環境構成の連続性
    ⑵読みの指導内容の連続性

第3章 <研究2>幼小の読むことの指導についての長期的視点からの検討
   1 問題と目的
   2 方法
    ⑴調査方法
    ⑵分析方法
   3 結果
    ⑴環境構成的要素
    ⑵言語指導的要素
   4 考察
    ⑴読みの環境構成の特徴
    ⑵読みの指導内容の特徴
   5 まとめ
    ⑴読みの環境構成の連続性
    ⑵読みの指導内容の連続性

第4章 <研究3>幼小の読むことの指導における今後の発展に向けての
     実証的示唆としての異文化比較
   1 問題と目的
   2 方法
    ⑴調査方法
    ⑵分析方法
   3 結果
    ⑴環境構成的要素
    ⑵言語指導的要素
   4 考察
    ⑴日本の読みの環境構成の特徴
    ⑵日本の読みの指導内容の特徴
   5 まとめ

第5章 まとめと今後の展望
   1 総合考察
    ⑴幼児教育と小学校教育における読むことの指導の意味
    ⑵円滑な幼小接続のための読みの環境構成
    ⑶円滑な幼小接続のための読みの指導内容
    ⑷今後の読むことの指導の幼小接続のあり方の試案
   2 本研究の課題と今後の展望
    ⑴本研究の課題
    ⑵今後の展望

文献リスト
あとがき
著者吉永安里 著
発行年月日2023年02月28日
頁数240頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2469-5