博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

子育て期女性の「共食」と友人関係

定価:本体 7,500 円+税

「共食」の意義を考えるという家政学的な研究関心の解明にあたり、2つの社会学理論を導入し、ネガティブな面も含めて包括的な理論枠組みを構成し、検証した書。

【著者略歴】
松島悦子(まつしま えつこ)
昭和53年 お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業
       味の素(株)等を経て、東京ガス(株)都市生活研究所に勤務
       (平成19年退職)
平成16年 関東学院大学大学院文学研究科博士前期課程修了 
       修士(社会学)
平成19年 お茶の水女子大学SHOKUIKUプロジェクト講師
       (平成21年退職)
平成23年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了
       博士(社会科学)
現   在 和洋女子大学家政学群准教授
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
はじめに
序章 研究の目的と意義
 第1節 問題意識と目的,背景
  1-1 問題意識と目的
  1-2 背景
 第2節 論文の課題と構成,研究対象の特定
  2-1 論文の課題と構成
  2-2 本研究で着目する共食と研究対象の特定
 第3節 研究の意義
  3-1 理論的意義
  3-2 政策的・実践的意義
第1章 先行研究
 第1節 共食に関する先行研究
  1-1 共食の概念と定義
  1-2 共食に関する歴史的研究
  1-3 共食に関する実証研究
  1-4 共食の機能に関する先行研究の小括
 第2節 子育て期の女性のライフスタイルと友人関係に関する研究
  2-1 子育て期の女性の友人関係
  2-2 子育て期の女性のライフスタイル
 第3節 先行研究からの課題と本研究の位置づけ
第2章 インタビュー調査からみる共食の概況
 第1節 本章の目的と研究方法
  1-1 本章の目的
  1-2 研究方法
 第2節 結果
  2-1 事例からの実態把握
  2-2 10人の共食の概況
  2-3 食事と人間関係に注目した共食の実態
 第3節 考察と本章のまとめ
  3-1 分析結果の要約
  3-2 共食が維持されるメカニズム
  3-3 小括
第3章 理論と仮説
 第1節 理論の概要
  1-1 交換理論
  1-2 ネットワーク論
 第2節 理論の援用
  2-1 交換理論の援用
  2-2 ネットワーク論の援用
 第3節 研究の枠組みと仮説
第4章 量的研究の調査方法,データ,分析方法,変数
 第1節 調査方法
  1-1 質問紙調査①(第5章)
  1-2 質問紙調査②(第6章,第7章)
  1-3 全調査の概要一覧表
 第2節 第5章の研究方法
  2-1 データと分析方法
  2-2 分析に用いた変数の測定
 第3節 第6章の研究方法
  3-1 データと分析方法
  3-2 分析に用いた変数の測定
 第4節 第7章の研究方法
  4-1 データと分析方法
  4-2 分析に用いた変数の測定
 第5節 変数一覧表
第5章 共食の実態と互酬性の検証
 第1節 本章の目的と研究枠組み
  1-1 本章の目的
  1-2 研究の枠組み
  1-3 仮説
 第2節 調査内容と回答者の属性
  2-1 調査内容
  2-2 回答者の属性
 第3節 分析枠組みと変数,手法
  3-1 「共食の要素」が「共食の機能」に与える影響
  3-2 共食しない人の特徴
 第4節 結果
  4-1 共食の実態
  4-2 互酬性に関する仮説の検証
  4-3 共食しない人の特徴
第6章 共食ネットワークの特徴
 第1節 本章の目的
 第2節 調査内容と分析方法
  2-1 調査内容
  2-2 分析方法と変数
  2-3 分析対象とその特徴
 第3節 結果
  3-1 共食ネットワークと「パーソナル・ネットワーク」の構造特性
  3-2 「パーソナル・ネットワーク」と親族ネットワークからのサポート
第7章 共食の諸機能と多様性
 第1節 目的と研究枠組み
  1-1 本章の目的
  1-2 研究の枠組み
 第2節 調査内容と分析方法
  2-1 調査内容
  2-2 分析対象
  2-3 分析方法と分析モデルの適合性
  2-4 本章の分析データの特徴
  2-5 変数の相関
  2-6 分析モデル
  2-7 作業仮説
 第3節 結果
  3-1 「共食の要素」が「料理に対する他者の評価」機能に与える影響
  3-2 「共食の要素」が「情報交換」機能に与える影響
  3-3 「共食の要素」が「情緒的サポート」機能に与える影響
  3-4 「共食の要素」が「手段的サポート」機能に与える影響
  3-5 「共食の要素」が「交流」機能に与える影響
  3-6 「共食の要素」が「ネガティブ・サポート」に与える影響
  3-7 「共食の要素」が「パーソナル・ネットワーク」に与える影響
  3-8 「共食の要素」が「夫の家事・育児関与」に与える影響
第8章 考察と結論
 第1節 結果のまとめ
  1-1 共食の実態と共食の維持メカニズム(インタビュー結果より)
  1-2 量的分析による共食の実態把握(質問紙調査①より)
  1-3 互酬性の仮説検証と共食しない人の特徴(質問紙調査①より)
  1-4 共食ネットワークの特性(質問紙調査②より)
  1-5 「共食の要素」が「共食の機能」に与える影響(共分散構造分析の結果より)
  1-6 共食ネットワークが「パーソナル・ネットワーク」に与える影響
  1-7 「共食の要素」が「夫の家事・育児関与」に与える影響
 第2節 結論
  2-1 共食は人間関係を維持・強化するか?
  2-2 共食ネットワークの制約性は,なぜ現れなかったのか?
  2-3 だれが共食を必要としているか?
  2-4 専業主婦は共食の多面的な機能を活用しているか?
  2-5 小括
 第3節 本研究のインプリケーション
  3-1 理論へのインプリケーション
  3-2 政策と実践へのインプリケーション
 第4節 本研究の限界と今後の課題
  4-1 本研究の限界
  4-2 今後の課題
文献リスト
おわりに
著者松島悦子 著
発行年月日2014年01月31日
頁数354頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2019-2