博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

フランス語初期学習者の経験解明

メルロ=ポンティの言語論に基づく事例研究

定価:本体 12,500 円+税

外国語学習とはいかなる言語経験なのか。現象学の立場からこの問いを追求し、言語哲学の具体的内実を捉え直すとともに、外国語教育研究に新たな可能性を拓いた書。

【著者略歴】
福田学(ふくだ まなぶ)
1973年 栃木県生まれ
1996年 慶應義塾大学文学部卒業
2007年 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
博士(教育学)
現職  東京大学大学院教育学研究科研究員、日本大学文理学部教育学科非常勤講師
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
 序論 本論の課題と構成
第Ⅰ部 現象学的言語論に基づく外国語教育研究の意義
 第一章 現象学的言語論と外国語教育
  第一節 サルトルとハイデッガーの言語論
  第二節 ソシュールの言語学
  第三節 フッサールの言語論
  第四節 リクールの言語論
  第五節 デリダの言語論
 第二章 メルロ=ポンティに基づく言語論
  第一節 河野哲也の言語論
  第二節 エディの言語論
 第三章 メルロ=ポンティの言語論
  第一節 外国語初期学習におけるはじめての言葉
  第二節 世界と身体
  第三節 言語と感覚的世界
  第四節 言語的世界と外国語初期学習
第Ⅱ部 事例研究
 第四章 聞きとり学習における初期学習者の経験
  第一節 聞きとり学習における観察的態度
  第二節 聞きとりと音声の性質
  第三節 発音速度
  第四節 発音の仕方と音声の現われ
  第五節 母語の影響
  第六節 音声が明らかになる時の知覚経験
  第七節 相貌的知覚における音声経験
  第八節 本章の考察の意義
 第五章 発音の習得における初期学習者の経験
  第一節 知覚能力と一体となった発音学習
  第二節 発音指導と発声可能性
  第三節 発音と意味との密接なつながり
  第四節 発音を習得させる働きかけ
  第五節 発音の習得と習慣化
  第六節 発音習得における匿名のひと
  第七節 本章の考察の意義
 第六章 初期学習者による言葉の意味の把握
  第一節 言葉の使用法の習得
  第二節 教室内での具体的な言葉
  第三節 所作としての言葉とスタイルの把握
  第四節 映画を教材とした授業における言葉の把握
  第五節 本章の考察の意義
 終章 まとめと今後の課題
補論「コミュニケーション能力」およびこの概念に基づく外国語教育研究

引用文献
あとがき
索引
著者福田学 著
発行年月日2010年02月15日
頁数468頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1769-7