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古代日本語史論究

定価:本体 17,000 円+税

古代日本語史の新たな構築を追求してきた著者による論考を集大成。「語構成と語彙」「語史と表現」「文法と解釈」「方法と資料」の四部から成る。

【著者略歴】
山口佳紀(やまぐち よしのり)
1940年 千葉県市川市に生まれる
1963年 東京大学文学部卒業
1967年 東京大学大学院博士課程中退
1967年 東京大学教養学部助手
1970年 聖心女子大学文学部専任講師
1985年 東京大学文学博士号取得
現 在 聖心女子大学名誉教授 
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
緒言
第一章 語構成と語彙
 第一節 日本語の語形・語構成
 第二節 古代語の複合語に関する一考察―連濁をめぐって―
 第三節 上代日本語の語源をめぐって
 第四節 語源とアクセント―いわゆる金田一法則の例外をめぐって―
 第五節 上代における〈~カ〉型形容動詞語幹の用法
 第六節 上代日本語における内臓語彙の様相
第二章 語史と表現
 第一節 「情神(ココロド)」考
 第二節 シヅ(賤)遡源
 第三節 『万葉集』「妹なね」と上代語ナネ(汝兄)の用法
 第四節 語形変化に関する一問題―アラタシ(新)からアタラシ(新)へ―
 第五節 ツクエ(机)の語源と歴史的仮名遣い
 第六節 シャレル(洒落)・ジャレル(戯)の語史・臆断
 第七節 『万葉集』における「鼻ひ」の歌四首の解
 第八節 「夜の衣を返してぞ着る」の意味―『古今集』五五四番歌考―
第三章 文法と解釈
 第一節 動詞活用の変遷
 第二節 形容詞の活用
 第三節 動詞の各活用形の機能
 第四節 『万葉集』における時制(テンス)と文の構造
 第五節 『万葉集』における動詞基本形の用法―テンスの観点から―
 第六節 志賀白水郎歌群における〈袖振り〉の歌の解釈―動詞基本形の用法との関わりにおいて―
 第七節 『万葉集』における「時」の表現―動詞基本形の用法を中心に―
 第八節 「わたつみの豊旗雲に」の歌の解釈―動詞連用形の一用法に及ぶ―
 第九節 家持歌「悲しけくここに思ひ出」考―上代における形容詞ク語法の役割―
第四章 方法と資料
 第一節 国語史研究の方法に関する覚え書
 第二節 全体から細部を見る
 第三節 『高山寺本古和讚集』の研究
 第四節 国語資料として見た明恵上人関係聞書類
 第五節 片仮名交じり文の振り仮名小見―仁真筆本『真聞集』の場合―
 第六節 促音や撥音ははたして中国語の影響か
 第七節 字余り論はなにを可能にするか
 第八節 字余りの様相と唱詠法―音数律の成立と関わって―
 
後記
論文初出一覧
索引
著者山口佳紀 著
発行年月日2011年10月31日
頁数686頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1878-6